ポートレートの始め方。| あきりんを作る方法。

このエントリーをはてなブックマークに追加
Pocket

高田純次さんが言っていました。老人がやってはいけない三つのことが三つあると。昔話・自慢話・説教だそうです。老人一歩手前ながら、老人になってできないことを今のうちにやっていこうシリーズ。アラカン(アラウンド棺桶)あきりん @crypingraphyです。

前回までのプリズンブレイクは。

写真が趣味の初心者から脱却する為に。

あきりんを作る方法

前回は、 カメラを買うまでについて書きました。
退屈な日常からプリズンブレイクしようとあの手この手を使っていた30手前。
その一つがカメラでした。

写真で悩むなんて思いもしなかった。

そんな当時はいまのように毎日写真で悩んだり寝ても覚めても写真のことを考えているなんてことはなくて。
それが次第に写真にのめりこんでいったのですが、その理由がポートレートを撮りはじめたことなんですね。
人を意識的に撮るようになってから、気づけば写真を中心に生活するようになっていました。

人間っていいなという歌が日本昔ばなしにありましたが、あれは正しかったんですね。

そしてポートレートへ

X20140517-_DSC6512

それまでも周りにポートレートをよく撮っている人はいたのですが、オレはいわゆるただのカメラ女子で。
スナップや風景、その時一緒にいる人を撮ったり、知り合いが集まって撮影するというのに便乗したり、それでいいと思っていて。
いま思えば周りにポートレートカメラマンはいたのですが、写真とはついでであって、メインではなかった。

福神漬け的存在からカレーになるにはいくつかの段階がありました。

はじめてのお散歩ポートレート

2013年、レアポケモン探しの旅を続けながら訪れたバーで、「モデルやってます」という女性に会う機会がありました。
そこで不用意に「カメラ持ってるよ」なんていう話から、今でこそ当たり前のことですが、二人で撮影のために出掛けるという流れに。
友人以外を撮るのは初めてでしたが、おもしろかった。

そのあたりから、すでに友人だった YOSSHA の鶴田祐也さん(プロのモデル)をはじめとするモデルの方を撮らせてもらったりとか、なんて裕福な環境だったんだろうと最近になって気付いています。

友人やひょんな縁で撮影していた初期の写真たち

一期一会の記録

そこからあれよあれよと、そのモデルの人と一緒に知り合ったヘアメイクさんと一緒に撮影したり、友人のプロカメラマンとそのモデルを撮影したり。そしてそれと時を同じくして、当時はレアポケモンを探すために Couch Surfing といういまでこそ流行りの民泊を行なっていました。無料でバックパッカーを家に泊めて交流を図るというそれだけの話なのですが。
そこで自分は、一泊から長ければ一ヶ月以上も我が家にステイしているそうした旅行者を、無料で泊める条件に写真を撮らせてもらうよう頼んでいたのです。

海の向こうの人たちを収めた写真たち

当時、Couch Surfingやレアポケモン探しの旅路で撮らせてもらっていた人たち。まともなものを選んでもコレ笑、恥ずかしいいいいいいいい!

そして初展示へ

けど、そうこうして少ないながら溜まった旅行者の写真と、そのバーで知り合ったモデルの方の写真、そして鶴田さんの写真などを持って、ポートレート専科というプロ・アマ混合の写真展への参加オーディションへと出向くことになりました。
2014年の春でした。それまでは展示の存在も知らなかったのですが、奇妙な縁で知ることになり、勢いでオーディションまでうけることになります。
グループ展と言っても、仲間内が集まって有志でやるものと違い事前にオーディションがあり、その為にはブックを持っていく必要があるのですが、当時の自分はブックが何かすらわかっていませんでした。そこで知人にブックとは何かというところから聞くところからはじめ、大慌てで用意したのも記憶に新しいです。

X20140420-_DSC3335

あいつは絶対絡んじゃいけないヤツ。

オーディションでは、写真の良し悪しというよりも人柄を見られるということらしく(あとで聞いた話によると)、自分の写真はともかく女子力が買われたようで、幸い展示することができました。そしてこれがいまの自分となる転機になります。
展示方法もわからなければ、サイズ感や壁にどう打ち付けるのかもわからず、最初の打ち合わせでは質問しすぎて後から聞くところによると「あいつは絶対絡んじゃいけないやつだと思った」と思われていたそうです。鋭いですね。主催の魚住誠一さんにも当時、「やばいのを通してしまったかもしれない」と思ったと言われてしまう始末!笑

でも、YOSSHA でおなじみの小林修士さんをはじめとする、そこで知り合ったフォトグラファーの方たちがオレは本当に大好きです。基本的にいきものはすきじゃない、いきものがかりは避けて通り続けたこの自分が!驚きですよね。

衝動

遠回りが最短の道だった。

ここまでの独白でみなさんお察しの通り、自分はひじょーーーうに遠回りをして今のモチベーションにたどりついたんですね。家にあるブーメランやプレイステーション、漫画などと同じように気が向いたらできる遊びの一つだったカメラが、生活の糧にすらなっている。だからいま思えば、何故もっと早く始めなかったのだろう?とか、もっと最初から全力で取り組めばよかったとか。

色々思う時もあるんですよね。

でももし遠回りせずに写真をはじめていたら、きっと今頃は結婚もできずに写真にもっと注力していて一生干物として生活することになってたと思います。そう考えると、今結婚もできておらずこうやって写真をやっていることが、あれ、結局、結婚できてない?あれ、目から水が。

このサイトを見ている時点で。

いま、写真をはじめて間もなく、この記事を見ている人がもしいたとしたら、その人は間違いなく自分よりも遥かに素敵なスタートを切っていると思います。この独白シリーズは特に何の直接的な回答もない個人的な回想に近いものですが、そんなものを見てくれている時点でモチベーションという点においても、きっかけや興味おいても、意欲というかけがえのないものを持っているなあと。

自分は、なんとなく税金対策で高いカメラを持ってそれの有効活用方法を探しているというところから、写真を真摯にやっていこうと心の底から思えるまで、これほど長い期間を要しました。

なので、早くも写真の魅力に気づき、そこに没頭していこうと思っている写真一年生、二年生を心底うらやましく思います。

そしてそういう方たちにできることがあるのであればしたいし、アラウンド棺桶に近い年齢でありながら歴も浅い自分ながら、少しでも先輩面したいんです!!!

X20130622-DSC_9973

FIN

More from Akiomi Kuroda Read More

2 Comments

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です