6人のフォトグラファーに気になるアレやコレ13個聞いてみた | 前編

By Koji Tomihisa
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こんにちは!ひとみんです。
今回はヒーコ新春トークショーイベントにお越しいただいた皆様からお寄せ頂いた、登壇者への質問の中で、時間の都合上回答できなかった質問を私がぶつけてきました!
登壇者の中から六人のフォトグラファーに聞いて参ります!

ヒーコ新春トークショー登壇メンバー

  • 黒田 明臣

    愛の戦士

    東京生まれ東京育ちのシティーボーイ 2013年頃より人物写真を中心に活動開始。 2015年より、発表作品が国内外にて評価され、商業撮影も手掛けるようになり、 現在は、プライベートワークで様々な人物写真を撮影する傍ら、広告・雑誌を中心に、幅広く活動中。

  • 小林 修士

    昭和の人格者

    アメリカカリフォルニア州のアートセンターカレッジオブデザイン写真学科卒業後、カリフォルニアを拠点にフォトグラファーとして活動。2011年に帰国。KIND Management所属。

  • Takako Ugachi

    ポートレート界のストーリーテラー

    東京カメラ部2014年10選。 ポートレート写真家。 最近はストーリーを考えてそのストーリーに沿った場面を撮影するのに凝っている。

  • 浅岡 省一

    光のポートレート

    人物や商品等の広告撮影を得意とするプロフォトグラファー。夕景/夜景/雨景とモデルを絡めた作品撮りを行っており、独特の感性で光と空気感を表現する写真は多くのファンを魅了する。カメラ雑誌への寄稿や書籍の執筆、セミナー講師など守備範囲は多彩。お菓子と甘いモノ大好き。

  • co1

    暗闇の魔術師

    平日は理系のエンジニアとして働いており、休日に趣味で写真を撮るアマチュアのおっさん。機材の話はあまりしないものの意外とカメラヲタクな一面もある。

  • 丹野 徹

    レタッチャー

    20世紀よりレタッチャー、DTPオペレーターを生業として、大手印刷会社での入稿データ管理、 CGと写真などの異なるイメージデータを使用した制作物のデータマネジメント等、 多岐にわたるデータを扱っている。 近年は美術家として精力的に写真作品を発表している。 ご本人曰く「旅フォトグラファーになる予定がレタッチャーになってしまったおじさん」とのこと。

質問その1 小林 修士さん宛て

撮影時のISOがなぜ1600なのかが知りたいです。

ひとみん
それでは早速1つ目の質問から。修士さん個人宛てのご質問ですね。
作品撮影の際は主にISO1600で撮られるとの事ですがなぜでしょうか。
小林 修士
作品撮影は自然光メインで撮影しているのですが、日本家屋などの場合は光が差し込まず暗い場合が多いのでISOをあげています。シャッターや絞りで対応する場合もありますがほとんどの場合はISOで調整します。画質は確かに劣化しますが現在撮影をしている作品においては十分な画質を得られています。
ひとみん
屋内かつ暗いロケーションに適した設定という事でISO1600なんですね!ありがとうございます。

質問その2 ヒーコメンバー全員宛て

2017年の目標を教えてください。

ひとみん
続いては登壇者の皆さん全員への質問ですね。
2017年の目標は何でしょうか。
丹野 徹
エディション作品の制作の数を増やしたいと思っています。二桁を目標として考えています。
Takako Ugachi
ストロボを作品撮りで効果的に使えるようにしたいです。それとCDジャケットの撮影などが出来るように行動に移していきたいですね♪
小林 修士
作品の発表をいろいろな形で行っていきたいと思っています。
浅岡 省一
今年はファッションを撮っていきたいです。

あ、あと長年解消できていない悩みなんですが、今年は猫背を治したいですね。(真顔)撮影や作業時の疲労度にも直結するので。


co1
ストロボを使う!あと、写真を撮る!そして、ヒーコで写真撮影イベントを企画してもらってそれに僕がお客として参加したい!ちゃんと参加費払うから!
黒田 明臣
1.これまでの作品をまとめて発表する。
2.貯まっているレタッチを消化する。
3.仕事の幅を広げる。
この3つです。
ひとみん
おおお!既に技術を磨かれてご活躍の皆さんですが、新たな分野や作品へ挑戦されるんですね。(浅岡さん猫背かわいい)
陰ながらご活躍を応援しております。

co1さん、楽しいイベントを頑張って考えますのでその際はぜひお越しください!もちろん参加費はしっかりといただきます!!!!!

質問その3 ヒーコメンバー全員宛て

写真が今のスタイルになるまで。

ひとみん
こちらも登壇者皆さんへの質問ですね。
写真が今のスタイルになるまでの経緯やエピソードなどあれば教えていだだけますか。
丹野 徹
僕自身にスタイルがあるとは考えておりませんが作品(シリーズ)の主題、あるいは前提をスタイルとするならば、主要な被写体を、2011〜人物 2013〜非人物(人間/言語以前の事物)に、すなわち物語ではなく世界に変えたことが主題に与えた影響は大きいと思います。
Takako Ugachi
最初は多重露光の合成写真が楽しくて凝っていました♪次は低コントラストで彩度を落とした写真。色々な人の作品を見ているうちに、好みも変わって今のスタイルになりました。そのときの気分で合成もするし、テーマに合わせてコントラストや彩度も変えています。奥行きがあって、手を出せば触れそうな写真を目指して撮っています。
小林 修士
現在、2つの作品を撮っていますが一つは7年前から、もう一つは4年前から撮影を始めています。それまでも撮影はしていましたが、ある一定のスタイル、もしくはテーマで撮り続けるようになったのは最近の事です。
浅岡 省一
とても、大変でした。

co1
いつからだろうなと思って、見直してみたら、フィルム時代の高校生の時からこんな感じでした。暗室作業で焼き込みばかりしていました。確定したのはデジカメ買ってからでしょうか、とはいえ、スタイルは今も動き続けています。
黒田 明臣
いまのスタイルってなんなんだろうと考えてみたものの、個人的には特定のスタイルがあるわけではないと思っているんですよね。いくつかテーマを持った作品はありますが、まだ成熟していません。

いまのスタイルになるまで何をしていたかというと、映画をみたり本を読んだり美術館へ行ったり、誰かの創作物から感銘をうけたり、作者の人生を想像するのが好きでした。そして人と出会うことも一つの趣味でした。そこでカメラを買ってしばらくして、人を撮るようになってようやく、これまで自分が好きだったものと自分が心血を注ぐものが合致したという感覚はあります。

ひとみん
皆さん一貫したスタイルをお持ちのイメージでしたが、その中でも、先ほどの質問でも伺ったように様々な試行錯誤があってスタイルを変えていっているんですね。浅岡さんのシンプルな回答からその計り知れない大変さが伺えました。

質問その4 Takako Ugachiさん、浅岡 省一さん宛て

撮影時のモデルさんとの会話は?

ひとみん
次は浅岡さん、宇賀地さん宛てです。
普段の撮影ではモデルの方とどんな会話をされていますか。
浅岡 省一
撮影の時は集中しているのであまり会話はしていないと思いますね。
Takako Ugachi
その時々で違いますが、うちのマンションで撮る時は、ディズニーランドみたいでしょ?このマンションって話をします♪
ひとみん
ええっ!?ディズニーランドみたいなマンションですか!?!?
Takako Ugachi
うちのマンションで撮る時は、ディズニーランドみたいでしょ?このマンションって話をします♪♪♪(ニッコリ)
ひとみん
え、あ、、ありがとうございます!!(ディズニーランドみたいなマンションっていったい。。。)

質問その5 浅岡 省一さん、あきりん くろそんさん宛て

撮影のテクニック、工夫などをどうやって増やしてきましたか?

ひとみん
浅岡さん、あきりんさんへの質問です。
撮影にあたって色々なテクニック、工夫があると思いますが、どのように引き出しを増やしてこられたかお聞きしたいです。
浅岡 省一
試行錯誤あるのみです。
黒田 明臣
気になったことは答えを見つけないと気がすまない質なので、これはどうやってるんだろう?と感じたものは蛇のようにしつこく調べ尽くします。調べても大抵答えは出てこないので、仮説を頼りに実験します。その試行錯誤を繰り返して今にたどりついたといったところです。

効率的な方法はなく、基本的に自らが行動するしかないのですが、他の悩めるフォトグラファーの人には、ヒーコを通じてその道程を少しでも排してより悩まなければいけない作品性などに時間と労力を使ってもらえたら良いなとは思ってます。

ひとみん
お二人とも絶え間ない努力と模索があって様々なテクニックを見つけているんですね。ぜひ今後もヒーコの記事やセミナーでそのエピソードや成果を、ヒーコを通じて皆さんにお伝えできれば幸いです。

質問その6 ヒーコメンバー全員宛て

撮影モード、フォーカス設定、絞り・シャッタースピード・ISOの選択について、レンズのこだわりなど。

ひとみん
登壇者皆さんへ。
撮影時に自身の中で決まった撮影設定などありますでしょうか。それと使用するレンズにこだわりなどあればお聞かせください。
丹野 徹
「Mモード/AF/F値 画質を優先して絞れるだけ絞る/シャッタースピード なる早/ISO カメラによりますが400以下(ノイズが載らなければ可)」

機材、設定の選択は「欲しい絵があり、それを得るための条件を満たす」というのが目標になります。レンズに求めるのは解像力と歪まないことです。

Takako Ugachi
基本的に絞り優先、開放で撮影します。この条件で撮った感じが好きだからだと思います。
小林 修士
「Mモード/AF/F値 f5.6/シャッタースピード 1/125/ISO その状況に合わせて100から1600あたり 」

撮影設定にこだわりはないと思いますが、あえて言うならシャッタースピードは手ぶれがしない早さ、 絞りは開放から少し絞り込む事で解像度を上げるというところでしょうか。レンズは作品撮影では単焦点のみを使用しています。こだわりはなし。

浅岡 省一
撮影モードは絞り優先、ストロボを使うときはマニュアルも。絞りやシャッタースピード、ISOなどは撮りたいイメージに応じるので、こだわりは特にありません。レンズも同様です。

co1
基本は撮影モードは絞り優先、AF使えたらまずはAF、露出はだいたいマイナス1〜2段下げます。レンズは使いやすくて周辺光量が落ちるやつですね。
黒田 明臣
カメラによりますが、自然光・ストロボ共にマニュアルが基本です。
ISOは固定。F値を自分が望む数値にしたあとにシャッタースピードを望んだ露出に合わせた調整という工程。
光源が頻繁に変わる場合は、絞り優先モードを利用します。
レンズは単焦点のみ使用。使用F値は大体 F2 ~ F5.6 あたり。
レンズのこだわりは特にありませんが、高解像の画作りが好きなのでできるだけ解像感があるものを選んでいます。
使用する焦点距離は、35mm / 50mm / 85mm で、35mmの作品がもっとも多いです。
ひとみん
撮影設定などについては、やはり作品のスタイルの違いによってみなさん違うんですね。ありがとうございます。

回答まとめと次回予告

回答1〜6まとめ

  1. Q.なぜISO1600なのか?
    A.撮影ロケーションが屋内、かつ自然光で撮影しており暗いため
  2. Q.2017年の目標は?
    A.新分野や撮影技法への挑戦、制作作品の増など
  3. Q.作品スタイルの変遷は?
    A.フォトグラファーの取り組んでいる作品テーマなどによって動いている
  4. Q.モデルとの会話は?
    A.ディズニーランドみたいでしょ?このマンション♪
  5. Q.撮影テクニックの増やし方は?
    A.効率的な方法はない。試行錯誤、模索によって見つけてきている
  6. Q.撮影設定、レンズへのこだわりは?
    A.フォトグラファーのスタイルによって異なる。絞り優先/AFが多い傾向。

次回の質問内容予告

後編での残り7つの質問では、こんな内容を予定しています!

  • 肌の質感を綺麗に見せるライティングとレタッチについて教えてください。
  • 初対面のモデルさんを撮る場合の円滑な進め方や良い写真を撮る方法はありますか?
  • ファインダーを覗いてシャッターを切るまでに何を考えていますか。
  • どのようにしてカメラのお仕事をするようになりましたか?
  • スランプの解消方法は?
  • ポートレートモデルを選ぶときに重視していることは?
  • SNSの投稿サイトに投稿した写真にイイねがつかなくて泣きそうです。いつからそんなにたくさんのイイねがつくようになりましたか?

次回もお楽しみに♪