スマホから一歩先へ!FUJIFILM X-Pro3のファインダーを覗くことで見えた、新たな世界

初めまして。都内でモデルを中心に活動しております、アオイミヅキ(@aoi_bellemoon)と申します。どうぞよろしくお願いします。ヒーコではモデルとしてお仕事をご一緒することが多かったのですが、昨年秋より勢い余って入社してしまいました。今回はそんなカメラビギナーの私が大きな写真への一歩を踏み出したきっかけとなるFUJIFILM X-Pro3について書いていきたいと思います。

スマホから一歩先へ!FUJIFILM X-Pro3のファインダーを覗くことで見えた、新たな世界

FUJIFILM X-Pro3は突然に


元々スマートフォンで記録としてよく写真は撮っていましたが、ヒーコで働き始めていたらだんだんと本格的な一眼レフでの撮影に興味が湧きました。そして「はて…なにをどう始めたらいいんだろう?」そんな風に考えていた矢先。

私に、突如FUJIFILM X-Pro3をお借りできる機会が舞い込んできました…!

きっかけは、カメラマンの浅岡省一さん(以下、浅岡さん)による神の一声!ヒーコで働き始めて写真に興味を持ち始めたことを知った浅岡さんより、「CP+でコント…じゃなくて、トークショーをやりませんか?」とお声をかけてくださったのです。そして数ヶ月の間FUJIFILM X-Pro3をお借りすることができました。

そんなこんなで、何も知らないところからモデルが写真を始めることとなり、このような自分だからこそ伝えられる目線があるとのことで、今回執筆の機会をいただきました…!

今まさに震える手で文字を打ち込んでいますが…FUJIFILM X-Pro3を使用して感じた、ありのままの声をお届けできればと思います!

初めてのファインダー


今回FUJIFILM X-Pro3を使ってみて、カメラ初心者だった私がとっても新鮮だったこと。それは写真を撮られる方であれば当たり前に思うかもしれませんが、「ファインダーを覗く」という行為でした。

いつも見ているはずの景色、見ていたであろう景色が別世界のようでした。それは視界が限定的になるからか、フレームがある分、窓を覗くような気持ちになるからなのか…、日々の何気ない瞬間に美しさを前よりも感じる様になり、今までスマートフォンで撮らなかったような瞬間も残したくなりました。また肉眼では見ることのできない光があることも発見し、驚きました。まさに「これはカメラじゃないと撮れない!」そんな風に初めて思いました。

慣れない最初のほうは液晶モニターを見ながら撮影をしていましたが、「あ!いま撮りたい!」と思ってカメラを構えていたら自然とファインダーだけを見るようになってました。

また、背面モニターは閉じているとき、サブモニターに現在使用しているフィルム(フィルムシミュレーション)が表示されているところにもグッときました。

ファインダーを覗きながらできる操作性

また、ファインダーを覗く行為に感動できたのは、ファインダーを覗いている状態で、明るさ・鮮やかさ・色調整などを調整できる電子ビューファインダー(EVF)というものの効果もあったと思います。私にとって撮るまでの道のりを最短で行かせてくれる有難いポイントでした。

しかも、自分好みにショートカットキーを設定することができたので、色のチェンジもしやすかったです。

景色を彩る、フィルムシミュレーション


カメラ初心者の私がFUJIFILM X-Pro3を使っていて最もハマり、楽しさを感じたのがフィルムシミュレーションでした。こういう機能は他のカメラにもあるのかなと思ったのですが、どうやら富士フイルムにはこのフィルムシミュレーションに特徴があるご様子。

先ほどファインダーを覗くことに感動をしたと触れましたが、それはそれと同時にファインダーを覗いた先の景色が、この機能によって既に魅力的なフィルムの様な色合いになっていることも合わさっての感動だったようにも思います。

いつも見ているはずの景色、見ていたであろう景色がフレームに切り取られ、かつ自分の好きな色味にできる。それってとてもロマン溢れるものに感じて、あれもこれも切り取りたい!この世界を残したい!と結果シャッターを切り続けることに繋がりました。

最初はカメラを持ったら「作品」を撮るんだ!と思っていたのですが、X-Pro3を持ち歩き始めてすぐ、それは純粋に「撮りたいと思うものを撮ろう」という気持ちに変わりました。正確には気持ちの変化というより、気がついたら撮っていた、というものに近いです。技術的にも分からないことだらけの自分でも、導かれるように写真の楽しさにどんどんと魅了されていきました。

フィルムシミュレーションとは

フィルムシミュレーションとは、様々なフィルムのような色味などを表現できるもので、写真でも動画でも適用できます。これは撮るときには既に反映されているので、ファインダーを覗く(背面モニターを見るでも同様)とまるでフィルム写真のような世界を垣間見ることができました。「この景色、カメラで撮ったらどうなるんだろう?」「この色で撮ったらどう写るんだろう?」そんな好奇心が止まらなくなり、鼓動が高まります。

なんと言っても色が本当に良いのです。いろんなカメラを知っている訳ではないのですが、以前服飾学生時代に一眼レフを持っていたときには湧きおこらなかったトキメキを、フィルムシミュレーションはとめどなく起こしてくれました。

アクロスで切り取る、モノクロ写真

ここで私がとってもよく使ったフィルムシミュレーションを紹介します。アクロスでは、光と影の美しさを最大公約数で表現できる、そんな気持ちです。屋外でも室内でもあらゆる場面でモノクロも撮りたくなってしまい、こんなにもモノクロが好きなんだと自分自身の発見にもなりました(笑)。

カラー写真一押し!クラシックネガ

もう一つはクラシックネガ。「どんな場面でも、シャッターを切りたくなる」そんなキャッチコピーをつけたい、そんなやみつきになる色味。もっと言うと、あなたなしではもう生きられない、そんな気分にさせられます。個人的にですが、カフェスナップをする際にもオススメです。

持っていて気分が上がるカメラ


今までスマホを使っていた私にとって、カメラは少し持ち歩くのにハードルが高いイメージがありました。携帯性はスマホに勝るものないんじゃないかなって。でも、それもFUJIFILM X-Pro3を持ってみると、杞憂に終わりました。

カメラって無骨なイメージあったんですが、カメラらしさを持ちつつも、コンパクトで軽く自分の手とファッションにも馴染む「持っていたさ」と「自分が持っていてマッチする」感じがとてもハマりました。個人的にこのX-Pro3のシンプルかつ整っているこの美しさはどんな服装にも場所にも持っていけて、身につけている(持ち運んでいる)だけでテンションのあがる魅力があります。

カメラを持って出かけたくなる・身につけたくなる、という部分は趣味においても、写真を撮る一歩に対してとても重要なことだと思うのです。

また、カメラ初心者の自分でもすぐに使える、操作性の良さも気分を上げてくれる嬉しいポイントでした。

写真への一歩に繋がるカメラ

撮る写真の幅がグッと増えた

FUJIFILM X-Pro3を持ってからというもの、撮る写真の幅がグッと増えました。それは、このカメラを持っていたからこそ、この「色合い・階調・描写で撮りたい」と思えるものが沢山出てきたからだと思います。

また、カメラを持ちファインダーを覗くことで気がつく素敵な瞬間というもの知り、ファインダーを覗きながら素敵な風景を探す、なんて楽しみ方も覚えました。寒い環境で手が冷えてかじかんでも、撮りたいものがあったらシャッターを押し続けてしまうことなど、カメラマンさんの気持ちを知ることもできました。撮りたいって思うからこそシャッターが押せるということ。なのでモデル目線でいうと、”撮りたい”と思っていただけることは本当に嬉しいことでしあわせなことなんだなと改めて気づくことができました。

写真をカメラで撮ることの楽しさ、撮れる写真の表現力を知ったところで、最後に。

初心者ながら撮った写真たちをここでご紹介するのは恥ずかしいですが、X-Pro3で撮ったお気に入りの写真です。

写真ギャラリー

おまけ

スマートフォンで撮っていた写真

今まで一眼レフといったようなカメラにはほとんど縁がありませんでしたが、スマートフォンでは誰に見せるわけではない場面でも記録として写真を撮っていました。

こちらは今までスマホで撮っていた写真の一部です。

アプリを使用すればフィルム調の加工も自動でしてくれたり、Lightroomを使用して好みの雰囲気の写真にしていくことはできますが、それでもスマートフォンでは対応できない点も多くありました。

うまくいかないと思っていたこと

密かに、こういう思いは抱えていました。

  • iPhoneで露出下げた時に光源が二つ以上あると光のバランスが難しい
  • ハイライト・暗部どちらもバランスよく撮ろうと思ってもなかなかできない
  • 明るいところが明るくなりすぎる
  • 暗いところが暗くなりすぎる

今回X-Pro3を使用して、この悩みは解決されることを知りました。さらにRAW現像というものも知ってしまい、これを考慮しながら撮影をすることもできると考えると好奇心が止まらなくなる一方で…。またカメラを持って、早くお出かけしたいです。

浅岡省一氏の撮影術・思考法を学びたい方はこちら

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