Leica Q・Q2のおかげで今の私はある Leicaで切り取るこだわりの世界

こんにちは。写真を撮る頻度がどんどん上がっているにも関わらず、「趣味は写真だ」と名乗る頻度はどんどん下がっているカメラ女子こと、すー(@iamnildotcom)です。名乗る時は、「カメラを突然出して撮り始めると相手が驚くかな」と初対面の人に気を遣う時や、カメラを持っていて聞かれた時くらいです。

ですが、自分から写真が趣味と宣言することには何故かピンときていません。

写真が趣味ではないと思っている訳ではないのですが、よくよく考えてみると「Leica Q2だからこそ写真が撮りたくなる」のであって、ただ単に写真が撮れたらいいわけではないので、写真が趣味と言いにくいように感じます。

スマホでは意識的に「撮りたい!」と思わないと、どんなに美味しそうな料理やスイーツが目の前にあっても全く撮影しないですし、これは他のカメラも同様です。嫌いという訳ではなく、何故か純粋に「撮影したい!」という意欲が湧かなくなってしまいます。

ことLeica Q2においては、話が別なようで。

Leica Q2はどれだけ使っても飽きないどころか、使い続けるうちにどんどん愛着が湧いてきて、もう手放せないものとなっています。性能だけじゃない、心から好きだなと思える何かがある。このカメラだからこそ、残したいと思える記憶や風景があるように思います。

この記事で他の人にLeica Q2の魅力を存分に感じてほしい、とは言いません。ただ純粋に、このカメラと一括りに言うのも冷たいように感じてしまうほどの愛を、ここで発散させてもらえればと思います。

Leica Q・Q2のおかげで今の私はある Leicaで切り取るこだわりの世界

カメラもレンズも迷わない

単焦点レンズのコンパクトカメラだから得られる恩恵

一眼レフやミラーレス一眼と異なりレンズは交換できませんが、Leica Q2を手に入れてからは、他のカメラやレンズを買おうとは思わなくなりました。

他にも、

「今日はどのカメラを持って行こうか」

「どのレンズを使おうか」

こういったことも全く考えなくなりました。だって私には、Leica Q2だけあれば十分だからです。

※Leica Q2は、単焦点レンズ「ライカ ズミルックス f1.7/28mm ASPH.」が一体型(レンズ交換不可)となっているフルサイズセンサー搭載のデジタルカメラです。

他の追従を許さない

私がLeica Q2に傾倒する以前は、人にオススメされたPENTAX、Canon、Nikonなどのカメラやレンズを買い替えては使ってみるといった繰り返しでした。性能はそれぞれ良いと感じながらも、私にとってカメラは写真を撮る道具でそれ以上でもそれ以下でもなく、愛着とはかけ離れた認識でいました。

そして、はじめにLeica Qを買った当初も感覚は変わっていませんでした。カメラ自体への感動はありましたが、それでも固執するとまではいきませんでした。(Leica Qを買った当初のことは別の記事でまとめているのでよかったら見てみてください)

ですが、撮影を重ねるにつれて段々と「Leica Qじゃないと撮りたくない」という気持ちが大きくなっていきました。

そしてついに、一昨年2020年にはLeica Q以外の機材を全部売りに出すまでに至りました。

Leica Qを買ったのが20歳、他のメインになるようなカメラ系を全部売ったのは24歳だったかと思うので、約4年間で自分の気持ちはLeica Q一色に。それどころか、写真とLeica Qがセットになり、Leica Qだから写真を残せるし、Leica Qがないのなら自分の感じたことは写真として記録できないとまで思うようになりました。

他にカメラを持って行くとしても、嗜好・ベクトルの全く違う360度カメラや写ルンですといったものになります。しかし、そういったカメラは持っていることを忘れがちだったりするので、一緒にいる他の人に渡して撮ってもらうなどラフに使っています。

ちなみに、Leica QからQ2に買い換えたのは、Leica Qを事故で落としてしまい修理費を考えた結果、Leica Q2を購入したという経緯があるので、何か強い理由があって買い替えた訳ではありません。

自分の性に合う極端さ

Leica Q2を使い続ける2つの大きな理由

Leica Q2(およびQ)がどうしてこんなにも自分にしっくりくるのか、勝手に自己分析してみた結果、特に大きな割合を占めているのは以下の点じゃないかと考えています。

  • レンズ一体型という潔さ
  • 広角とマクロ(モード)を備えている点

まず一つ目に、レンズ一体型のためレンズ交換の余地を残さない構造が極端な性格の自分に合っているように思ったからです。

どのレンズを持っていくか、買おうか迷うのは、選択肢があるからです。選択肢をなくすことでノーストレスに、ただ一つのカメラを持ってお出かけすることができています。

二つ目に広角とマクロ(モード)を備えている点です。「選択肢をなくすことでノーストレスに」とはいえ、そう簡単に選択肢を無くすことは難しい…はずだったのですが、Leica Q2には「広角とマクロ(モード)」が搭載されており、一つで複数の役割をこなせるので、その悩みも解決されました。

Leica Q2を使った引きで撮れる魅力

28mmという広角で撮影できる点も気に入っていて、ふとした時のワンシーンを「撮りたい!」と思った時でも、引きで撮っておくことで好きな場所で切り取ることができる点に魅力を感じています。

上の写真は、人が混み合っている水族館ですが、ガラスの目の前に立っていたにも関わらずここまで広く、魚や水上部分の壁を一緒に写すことができています。

そして広く撮っておけば、上のように好きなところで切り取ることもできます。

Leica Q2は4,730万画素のCMOSセンサーということもあり、かなりトリミングをしても荒れずに耐えてくれていると感じます。私は写真をプリントをせず、思い出の記録として眺めたり、一緒にいる人に共有するために送ったり、SNSに写真を投稿することが多いので、画質に対してそこまで神経質ではありませんが、それでもやはり綺麗なほうが良いなと思わせてくれます。

さらに、撮影の時点で写真を切り取りすることができる「クロップ機能」がとても快適という点も隠れた魅力のひとつです。

※クロップ機能とは、実際の画角は変わらず28mmのレンズで、35mm・50mm・75mm(Leica Qは75mm非対応)の枠を表示させることができ、モニター上ではその枠内のみ写しだされるというもの。実際は、RAWに28mmのフル画素で記録されているので、後の編集作業で「もう少し引けばよかった!」と後悔する必要もないし、撮っている間は希望の画角で確認できるので理想の形を撮っている時に見ることができる。

このクロップ機能のおかげで、もともと広角をずっと使っていたわけではないのに、かなり広角レンズを使いこなせるようになったのかなと思います。

引きだけではない!Leica Q2の寄り写真の魅力

このLeica Q2は広角だけじゃなく、レンズを変えることなく切り替えられる「マクロモード」というぐっと寄れるモードが、レンズ一体型でもより楽しめる大きなポイントです。上の写真はどちらもLeica Q2で撮影したものになりますが、同じ単焦点レンズなのにこんなに印象が違う写真を撮ることができます。これだけでも複数パターンとしてのバリエーションが確保できるのが嬉しいポイント。

特に食べ物の写真はひとつのカメラとレンズで引いたり寄ったりして撮ることができるのは本当に助かっています。私の中で食べ物の美味しさを表現するには、寄り写真はとても大事ですし、説明としては全体写真も必要と考えているため、この”引きと寄り”のコンビネーションは必要不可欠だと考えています。

もちろん食べ物以外でも小さな生き物や、建物に描かれた見逃してしまいそうなイラストも、きっちり収めることができます。ピンポイントに被写体を際立たせられるので、背景が少しうるさいような時にも使いやすいです。

この「広角」と「マクロ」の両立があってこそ、妥協じゃなく、Leica Q2一台で満足できると感じます。

Leica独特の光の写りに惚れる

見ている人全員に伝わるかどうか分からないですが、Leica Q2は光の捉え方・表現が絶妙で、室内の光も抜群に雰囲気良く写し出してくれるように思います。

Leica Q2を使ってから、自分の撮っている写真に「退屈だな」と感じることが少なくなったのも、このおかげなのかもしれません。

逆光の感じも、個人的にお気に入りです。

もちろん写真編集で強調はしていますが、このカメラのおかげで今の自分の作風に辿り着けた面もあると感じています。

フォルムと静けさ

ここを避けては通れません、サイズとシャッター音が小さいことも魅力のひとつです。

カメラ自身を目立たせない、控えめな姿勢がまた惹かれます。「今撮ってる?」と聞かれるか、もはや気づかれないほどです。

また、カメラに詳しくない人でも撮ろうと思える気軽さがあることにも、使い続けて気がつきました。もちろん値段を知ったら持ってくれないかもしれませんが、撮ってほしいとカメラを渡した時に気軽に受け取ってくれたり「ちょっと貸して」と向こうから言われたり、なんてこともLeica Q2(Leica Qも含め)になってからは体験しました。

以前は大きめな一眼レフを使っていたためか、以前なら少し撮ってもらおうと渡そうとしても「詳しくないから絶対使えない」と受け取ることすらも拒否されることが多かったです。

今では、家族にカメラを貸したりするほど、身近で気軽なものになりました。

言葉にできないLeica Q・Q2への愛

私はこれまで物に固執しない性格でしたが、Leica Q・Leica Q2だけは異なりました。今や、言葉にできないほどの愛着があります。

ふとカメラを眺めれば美しいと思いますし、持っていると安心して、持っていない日はすごく後悔します。一眼レフの中では小型といっても、少し重いとは思いますが、それも愛おしさに繋がったりもしていて不思議なものです。

気がつけば、ずっと一緒にいたいカメラになっていました。

もう、他のカメラへの興味は沸かないかもしれません。

私にはLeica Q2があるから。

 

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