マクロ写真の世界とは

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皆さんこんにちわ。マクロ写真家の長瀬正太(@ShotaNagase)です。

ん・・・つい先日まで「風景写真家」と名乗っていた気がする??
た、たぶん気のせいじゃないですかね(滝汗)

というのはもちろん冗談なのですが・・・実際に私がカメラにハマった最初のきっかけは「マクロ写真」でした。

今回はそのきっかけとなったエピソードやそれによって私の人生にどのような変化が起きたのか。そんなことを語りつつマクロ写真の世界観をお伝えしたいなと思います。

マクロ写真の世界とは

出会い

初めてマクロ撮影をした日

私が初めてマクロ撮影をしたのは・・・2008年3月は末の頃、中学校時代の写真部の元部長とやらに「菜の花を撮りに行かないか?」と誘われたことが発端でした。

ちょうどその頃、私は勤めていたカレー屋で「メニュー作りの為」と称してちょっと良いデジカメを経費で購入していた所でした(笑)

正直な所「菜の花なんか撮っても面白くないだろうけど、元部長なら何かしら撮り方教えてくれるだろう。」と目論んで出掛けたのです。

当時の私は「ライブビュー」はもちろんのこと「ピント」という言葉の意味なども知らず、とにかく知っているのは「シャッター半押しでピピッとなったらシャッター全押しして撮る。」位なものでした。

そこで元部長が教えてくれたのがこのカメラの「スーパーマクロモード」
なんといってもスーパー!!
何かすごいものが撮れるに違いないと思いながら説明を聞きます。
「ふむふむ・・・このチューリップのマークを押して、なになに・・・レンズの先1cmまで撮るものに近づける・・・だと!?」

そこでさっそく足元にある菜の花にぎりぎりまで近づいて撮り「えぇっ?」と驚きました。
それまで私はカメラとは「目で見たものを見たままに撮る装置」だと思っていたのです。

それがどうでしょう・・・・写っているのは全然目で見た世界じゃないじゃないですか。

「え・・・今日の空ってこんなに青空だったのか。」
「えぇ・・・菜の花ってこんな顔(?)してたのか。」

と、驚きの連続でした。

夢中で撮ったマクロ写真

そこからはもう元部長と何話したか覚えてません。(ごめんね元部長)

側溝(水は入ってませんでした。)に片足を突っ込んでツクシを撮ったり、とにかく低い位置から撮ってみたくて地べたに這いつくばってタンポポを撮ったり。

今にして見れば、空は思いっきり白飛びしていますし、タンポポは首でぶった切れていますし、さして「たいした写真」ではないかもしれません。

ですが、当時の私にとってみれば
ツクシは向こうの線路と会話をしているように見え、タンポポは大きな大きな青空を気持ち良さそうに見上げているように感じたのです。

それが私と、私の足元にあったマクロ世界との出会いでした。

マクロ撮影とは

と、私がロマンチックに昔の写真に浸っている間に少し「マクロ写真とは何か」を解説させて頂きます。

まずマクロという言葉の意味は

1 巨大であること。巨視的であること。また、そのさま。
(goo辞書・マクロより抜粋)

とあります。
ですから、私的にマクロ写真とは「被写体になるべく近づいてその被写体を大きく捉え、強いボケ感を演出として撮影されている写真」と考えています。

強いボケ感を生み出す要素

では、強いボケ感を生み出す要素とは何かと言いますと。

  1. 絞り値(F値)をなるべく小さくする。
  2. 被写体との距離をなるべく近くする。(最短撮影距離付近ほどボケやすい。)
  3. レンズの焦点距離をなるべく大きくする。(望遠になるほどボケやすい。)
  4. ピントを合わせた被写体と背景との距離を遠くする。(離れているほどボケやすい。)

と大まかにはこの4点になります。

私の場合は60mmマクロレンズと180mmマクロレンズ、200mm超えの超望遠レンズでの撮影などでこの条件を活かし撮影したものをマクロ写真として発表しています。

※広角レンズや標準レンズなどで撮影された同様な要素を含む写真の事もマクロ写真と呼ぶこともあります。

60mmマクロレンズにて撮影(ポピー)

180mmマクロレンズ(多重露光)にて撮影(椛)

400mm望遠ズームレンズにて撮影(枝垂れ桜)

今、そこに在る世界

何が変わったのか

では、こうして出会うことが出来たマクロ写真。
それは私の人生にどのような変化をもたらしたのか。

きっかけ

実は私は、気が付いたときには・・・もうどうしようもないほどにオタクでした(汗)
家の中で大好きな漫画を読みふけったりアニメを見たり徹夜でインターネットのゲームをしたり・・・。

その頃は、自分の生きている現実世界は絶対に私の大好きな漫画やアニメ・ゲームの世界の美しさ・面白さ・格好良さには敵わないと思っていました。

現実世界にそんな世界があるとは全く信じていなかったのです。

・・・・・でもそれが自分の足元にあると知った時の驚き。
それはあたかも一瞬にして自分の見える世界が変わったかのようでした。

それと同時に私はこうも感じました。

「足元にあるほんの小さな花を撮っただけでこんな世界に出会えるのならば、この世界はどれだけの驚きと美しさで溢れているんだろうか。」と。

だからこそ、私は37,200ヘクタールもの面積を誇る尾瀬ヶ原で見つけたわずか1~2mmの雫との出会いや

自分の家の庭でたまたま寄り添うように生えていた猫じゃらしとの出会いを

奇跡のように感じながら撮っているのです。

マクロ写真を体感してみませんか?

さぁ、どうでしょう。

皆さんもこの小さいけれどとても大きな世界に触れてみたいと思いませんか?
私達の足元に在る世界を覗きに行きませんか。

もうすでにマクロレンズを片手にマクロ撮影に挑戦なさっている方もいるかもしれません。
全く別ジャンルの撮影に夢中で「マクロなんて撮ったことない。」という方も多いかもしれません。

そこで、引き続きどんな方にも簡単に「マクロ写真」を体感出来るような記事を書いていきたいと思っております。

コツさえ覚えてしまえばそんなに難しい事はありません。
(たまに息をするのを忘れて酸欠でフラフラになるくらいです(笑))

私の記事をきっかけに新しい世界との出会いを一人でも多くの方に体験して頂けたら・・・嬉しいなぁ。

それでは、また。

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