みなさん、はじめまして、@co1(こーいち)と申します。
本業は理系サラリーマンで、写真は副業ですらなく、週末に趣味で写真を撮っています。
XICOの方に、記事を書いてくださいとお願いされましたので、
私がふだん想っていることをお伝えできればと思います。
…が、みなさんをがっかりさせないように、
私が写真について出来ることとできないことを、先に書いておきます。
ちょっと黒めの写真を出すことが多いと言われます。
写真に長めのキャプションをつけることもあります。
RAW現像は多少できて、Photoshopはちょっと使えます。
ライティングができないのと、ストロボの使い方を知らないので、スタジオ写真は撮れません。
部屋が狭いので、おうちをスタジオ化できたりもしません。
反射神経が鈍いので決定的瞬間は大抵撮り逃すし、
体力がないので野山に分け入って絶景写真も撮れません。
あまりお話が得意でないので、軽妙洒脱なトークで美男美女モデルさんと
コミュニケーションを取りつつお洒落フォトを量産することも出来ませんが、
とはいえ、人が写ってたり、写っていなかったりする写真をよく撮っています。
あと、写真には、カメラには「自分を変える力」があると思っています。
カメラを手にすること、写真を撮ること、写真を見せること。
自分が見たものや、感じたことや、考えた・想ったことを写真にすること。
カメラを持って家の外に出たり、カメラ仲間ができたり、一緒に写真を撮ったりすること。
カメラや写真のお話をしたり、喧嘩をしたり意気投合したり、展示をしたりすること。
写真を撮ることで、自分の意識が、生活が、自分というものが変わっていく。
新しい世界が開けていく、広がっていく。
そういう力が写真やカメラにはあると思っています。
もしかしたら、自分の写真を見てくれた人が、その写真をきっかけに変わることだってあるので
はないか、それだけの力を持っているのだと、わりと本気で、考えています。
私のコラムでは、写真を撮ること、写真をみることについてのざっくりとしたお話をさせてもら
おうと思っています。そんな可能性へのお手伝いが、少しでも出来れば、とても嬉しいです。
なにか体系的なお話とか、美術史学の系譜とかはまったく踏まえていませんが、
いちアマチュアの趣味写真を撮っている私が写真についてすこし考えていることを、
どうぞ気楽に聞いていただければと思います。よろしくお願いします。
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