最近フードファイターと名乗りすぎて、本物のその筋の人だと思われる事態が発生してきたすーちゃん(@iamnildotcom)です。ちょっと名前に胃袋負けしてるので今後はもっと気合い入れて寿司を食べていきたいと思います。
が!寿司を食べるにはお金が必要です。そうだ、写真をお寿司(お金)に変えよう!という純粋な動機からデビューしたamanaimages PLUSでのストックフォト販売。今回は今まで行ったストックフォト販売、ぶっちゃけ何枚売れたの?どの写真が売れたの?という気になるところをどどーんと公開しちゃいます!
- 1 ストックフォト販売で求められる写真とは?実際に売れた写真を考察してみた件
- 2 すーちゃんが販売中の作品はこちら
- 3 amanaimages PLUSに興味のある方はこちら
- 4 関連サイト
- 5 バックナンバー
- 5.1 写真をお金にする方法。趣味を副業にするならストックフォト。
- 5.2 ストックフォトのスタートアップガイド!今すぐはじめたくなる19のポイント。
- 5.3 構図やバリエーションで劇的に変わる!ストックフォトで人物写真を撮影する際に必要なこと。
- 5.4 超簡単!今すぐ始められるストックフォトのクリエイター登録方法。
- 5.5 3ステップで今すぐストックフォト販売ができる!素材登録方法から販売まで完全マニュアル。
- 5.6 「モデルリリース」「プロパティリリース」とは?ストックフォトと広告写真の関係性
- 5.7 ストックフォトのレタッチ方法を考えよう。効率良く写真をお金にするヒミツ。
- 5.8 広告や商業撮影を仕事にしたい!そんなフォトグラファーのための、ストックフォトで作るポートフォリオ。
- 5.9 ゼロからのストックフォト撮影!カメラ女子が挑んだ半年間に及ぶ舞台裏レポート。
ストックフォト販売で求められる写真とは?実際に売れた写真を考察してみた件
これまで1ヶ月に1回程度ストックフォト用の撮影をして、マイペースに登録してきました。その撮影内容の詳細は、前回の記事で紹介しているので気になる方はそちらご参照ください。
そしてその販売した写真の中で、何が売れたのかを全部ご紹介します!
売れた画像の登録日と購買日
2018年11月頃からストックフォトで写真を販売し始め、現在(2019年3月時点)11枚売れました!その写真と、登録日と、売れた日から、結果を考察してみます。
iPadを使っている20代OL女性
登録日:2018年11月26日
売れた日:2018年12月4日
iPadを指で操作する20代OL女性
登録日:2018年11月26日
売れた日:2018年12月4日
オフィスでPCを広げながら通話中のOL女性
登録日:2018年11月26日
売れた日:2018年12月26日
オフィスで打ち合わせ中のOL女性2名
登録日:2018年11月26日
売れた日:2018年12月27日
白い布の上に置いた本と花とカップ
登録日:2018年11月7日
売れた日:2019年1月1日
ドライフラワーが入ったガラス瓶と木漏れ日
登録日:2018年11月20日
売れた日:2019年1月8日
iPhoneを片手で持ち画面を見ながら、頬に手を当てて笑っている20代OL女性。
登録日:2018年12月14日
売れた日:2019年1月31日
会社のデスクで談笑中のOL女性
登録日:2018年10月26日
売れた日:2019年2月5日
売れた日:2019年3月4日
ノートとペンとiPhoneとコーヒー。木漏れ日。左寄せ。
登録日:2018年10月9日
売れた日:2019年3月12日
会社のデスクでPCを開いて考えこむOL女性
登録日:2018年10月26日
売れた日:2019年3月18日
テーブルフォトより女性ビジネスポートレート写真が売れた
売れた写真は、女性ビジネスポートレートが8枚、自然な雰囲気のテーブルフォトが3枚という結果に。売れた時間と登録日を照らし合わせると、だいたい売れるまでに2ヶ月以上かかっている事がわかります!この画像が欲しい!と思っている人の目に触れるのがそのくらいかかるのかもしれませんね。逆に日が経っても埋もれないというのも分かりました。
でもこれって、女性ビジネスポートレートばかり撮ってるからそっちの写真のほうが多い=売れているだけなのでは?って感じがしなくもないです。ですが、売れるまでに2ヶ月かかるとすると、先月と今月に登録したものは比較から省いていい気がするので(ちなみにここ2ヶ月以内に登録したものはまだ1枚も売れていない)、そうすると現在の約637件の登録枚数ではなく、346件が比較対象になります。
その中で比較すると、103枚が女性ポートレート写真、243枚がテーブルフォト写真なんです。あれ?テーブルフォトの方が全然多い(笑)
人物ポートレートの方が枚数は少なかったのに、この売れている割合を見ると、人物の方が需要があるもしくは、「自分の写真は」人物の写真の方が需要がある、と結論づけられると思います。
自然な雰囲気のものが売れた
11枚の売れたポートレート写真を見てみると、全て「なんらかの動作の途中」というのが分かります。iPadを操作していたり、電話していたり、話している表情だったり。また、売れた8枚の人物写真の中で「目線外し」は6枚、「目線あり」は2枚でした!
もうちょっと売れないと分かりづらいところではありますが、全て一貫しているのが自然な雰囲気のものが売れたということです。これはテーブルフォトでも全く同じ印象です。
今回の取り組みについて
松野氏からの振り返りとストックフォトについて
振り返りとして、株式会社アマナイメージズ取締役/クリエイティブディレクターの松野正也氏に今回の取り組みについて、またストックフォトについてのコメント頂きました!
ストックフォトを始めたばかりでも、これだけの点数を登録&販売できたのは、なかなか素晴らしい実績だと思います。
実績を出せたのは、何に「使われるもの」なのかをイメージして、事前にしっかり計画を練られたことが大きいポイントだと思います。撮影現場では、天候からモデルさんの都合まで、あらゆる想定外の事が起こります。「何となく」レベルで撮影に臨むと探りの時間ばかりが過ぎてしまい、結局撮れ高が稼げない事になってしまいます。SUUちゃんのように販売された作品から、構図・モデルの表情・仕上げの方向性等、「使われるもの」の傾向を分析し、次の撮影プランに活かすことも、ストックフォトで寿司を食べる近道になります。
SUUちゃんも自然な雰囲気の作品がよく販売されたと評価していましたが、テーマ設定からシチュエーションづくり、モデルさんの表情まで、消費者の共感が得られる写真でないと、広告には使いづらいものになってしまいます。作られた笑顔や、作られたポーズ、着せられた衣装、作られたシチュエーション、要するにいかにも演出された世界感は、現代の「消費者の共感」からは程遠いものになってしまいます。
共通しているナイスポイント
他に、販売された作品に共通しているナイスなポイントは、モデルさんの表情や背景含め、全体的に明るく、ポジティブな印象の写真に仕上がっている事。広告写真は、商品やサービスのイメージだけでなく企業のブランディングにまでつながっていきます。暗い表情やネガティブなイメージも全く需要がないわけではないですが、ポジティブな印象の作品がストックフォトで販売される作品の大半を締めているのが事実です。ぜひ念頭に置いたシチュエーションづくりをお願いします。
もう一つは、コピーを入れる余白が考慮されている事。単に余白を作るだけでなく、背景を強くボカすだけでも、コピー文章が載せやすくなり、デザイナーはレイアウトしやすくなるわけです。また、うまくボケを活用することで被写体の表情にフォーカスさせることもできるので、モデルの感情も表現しやすくなってくるはずです。
作品が使われているのを見た時の喜び
たまに販売された作品をGoogleの画像検索で検索してみてください。稀に事例がヒットする場合があり、WEBサイトやフライヤー等、どのように自分の作品が使われたか事例を発見することができるかもしれません。どんな業種で、どのように使用されているか、それを発見した時、ストックフォトやってみて良かった!って感じるはずです。
ぜひ、この記事をご覧の方も気軽にamanaimages PLUSに作品を登録し「広告写真の腕試し」してみませんか?!