ゼロからのストックフォト撮影!カメラ女子が挑んだ半年間に及ぶ舞台裏レポート。

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ストックフードファイターになりたい!そういう年頃のすーちゃん(@iamnildotcom)です、こんにちは。ストックフォトで稼いだお金で美味しいものをいっぱい食べるという純粋無垢な気持ちで、お腹を鳴らしながらストックフォト撮影をはじめてもう半年。振り返ってみると、撮影を7回も行なっていた事に驚きを隠せません…!

今回は半年が経ったストックフォト撮影の節目として、どんなものをどれだけ撮影して、どれだけ現像・レタッチしストックフォトとして素材登録したのかを、1つ1つの撮影内容にフォーカスしながら、まとめてみたい思います!

Index

ゼロからのストックフォト撮影!カメラ女子が挑んだ半年間に及ぶ舞台裏レポート。

全7回の撮影枚数と、仕上げた枚数

全7回の撮影の、合計撮影枚数は3,744枚、素材登録(予定も含む)は637枚でした!
※素材登録枚数は変わる可能性があります

テーマ

ジャンル

撮影枚数(約)

現像・レタッチ数(約)

働く女性1

ビジネス

400枚

33枚

働く女性2

ビジネス

600枚

70枚

働く女性3

ビジネス

627枚

57枚

みんなでパーティ

ライフスタイル

730枚

100枚超

おしゃれ雑貨

ライフスタイル/ビジネス

400枚

250枚

働く女性4

ビジネス

439枚

57枚

働く男性

ビジネス

584枚

70枚

ボツ写真の理由

撮影枚数と、素材登録数ではなぜこんなに枚数が違うのかというと、以下の理由ではじいているためです。

  • 似たような写真
  • 構図が良くない
  • 目つぶり、表情
  • 余計なものがうつっていて、かつレタッチ処理で消すほど写真が良いわけでもない
  • ブレている
  • ピントが甘い(写真として成り立って入ればOKとする)
  • イメージに沿ってない写真

ストックフォト撮影では架空のターゲットを絞って撮影するため、明確な「テーマ」に重きを置いています。それにそぐわないものであったり、広告写真として使えないレベルと感じたものはセレクトの段階で即外します。たとえ良い写真であっても、「良い写真だけど一体なんなの?」というようなものであればそれも外します。ただ、本当にめちゃくちゃ良い写真だったらそれはそれで、アリだとは思いますが(笑)

結構絞ってるのは、クオリティ面で自分が作ったハードルを超えているものだけを登録するようにしているからかな、と思います。本当はもっと絞ってもいいくらいの感覚もありますが…そこは実験と思って登録しています。

働く女性の前向きなイメージで撮影!

初めてのストックフォト撮影


記念すべきストックフォト第1回目の撮影は、以前「構図やバリエーションで劇的に変わる!ストックフォトで人物写真を撮影する際に必要なこと。」でも書きましたが、株式会社アマナイメージズ取締役/クリエイティブディレクターの松野正也氏(以下、松野氏)に撮影同行して頂きアドバイスを貰いながら撮影しました。

急遽、撮影場所が決まり(撮影は数日後というタイミングで)バタバタとしていた事もあってあまり事前準備を行なえてはいないのですが、その中で狙ったターゲットに沿って事前に準備した内容・実際に撮影したもの・その後の現像レタッチの流れ・ポイントをご紹介します。

狙ったターゲット・使用用途

ターゲットは「法人企業」で、イメージはIT・ベンチャー系寄りにしました。

  • 法人企業
    • 企業ウェブサイト
    • 求人広告
    • 会社パンフレット
  • 就活ナビサイト
    • サイトビジュアル

撮影イメージ

  • 働く女性の前向きなイメージ
  • 平均より少し生活のグレードが高い設定
  • IT・ベンチャー企業というイメージに寄せたため、完全なスーツではなく衣装はラフなものを想定
  • ストックフォトのビジネスシーンを参考に

ビジネスシーンの参考ストックフォト

撮影準備

  • 撮影日と撮影場所が急遽決定(この時点でプロパティリリースも取得)
  • モデルに声かけ、確認(肖像権使用同意の件も同時に確認)
  • モデル確定
  • アシスタント1名手配
  • 撮影テーマ、必要カットシーン決定
  • モデルに上記内容共有し、衣装のすり合わせ
  • 撮影小物、衣装持ち込み&モデルの方の持ち寄りを依頼

「ビジネス」というジャンルはストックフォトにおいて需要が高いと松野氏から伺っていたので、そのテーマに即決定。平均より少し会社のグレードが高い設定なのは、手が届きそうなレベルで憧れが持てるところにするためです。少し良い生活、理想的なものである方が人の目に惹かれやすいだろうという考えです。

実際、確かに広告ではそういった写真が多く見られますよね。

実際に撮影したもの

ご紹介したような内容で事前準備して、実際に撮影したカットがこちら。

やってみて勉強になったこと

この撮影では、約400枚程度撮影し、最終的にセレクトで絞り込み33枚を現像・レタッチしてストックフォトに素材登録しました。

勉強になったポイント

  • 数を撮っても使える写真は一握りだった
  • 想像で現実(リアル)を作る事の難しさ
  • 設定をいかに作り込めるかが重要
  • 写真のイメージを明確にするために、余分な要素は極限省いた方がいい

特に最後の「余分な要素は極限省いた方がいい」に関しては撮影後、結構細かくレタッチが必要だった事もありレタッチ作業をなるべく減らせるよう撮影中に除去できるものはしようと考えました。レタッチ内容はこんな感じ。

  • モデルの顔の明るさ、肌修正
  • PCの液晶に映った天井ライトの写り込み消去
  • 背景の邪魔なものを消去
  • 緑の壁に写り込んだライトの光を消去
  • 携帯のロゴを消去

モデルや場所を変えて同じテーマで撮影

初めてのストックフォト撮影でアドバイスを貰いながら撮影したことにより、どういうカットが必要か・どんな構図が良いのかを少し掴んできたので、同じテーマで再チャレンジ。かつ、プラスで白背景でクールなものを撮ってみるというチャレンジ要素も入れてみました。

狙ったターゲット・使用用途

ターゲットは変わらず「法人企業」で、イメージはOL・事務寄りにしました。

  • 法人企業
    • 企業ウェブサイト
    • 求人広告
    • 会社パンフレット
  • 就活ナビサイト
    • サイトビジュアル

撮影準備

  • ハウススタジオ手配
  • 撮影内容決定
  • モデル手配
  • ヘアメイク手配
  • アシスタント手配
  • 撮影小物、衣装持ち込み&モデルの方の持ち寄りを依頼
  • 撮影スケジュールを作成し事前に共有

撮影した写真がこちら

前回は決め打ちが多く、バリエーションがあまり無かったため、この2回目の撮影では、真顔・目線外し・笑顔の表情パターンは基本どのシーンでも押さえるように意識し、かつグッと寄ったカットも押さえるようにしました。

やってみて勉強になったこと

この撮影では、約600枚程度撮影し、最終的にセレクトで絞り込み70枚程度を現像・レタッチしてストックフォトに素材登録しました。

勉強になったポイント

  • iPadにケースを使用したが、何かがよくわからなくなった面があった
  • カバーをつけてないバリエーションもあったら良かった
  • オフィスっぽく撮影出来る背景が少なく、背景のバリエーションがあまり撮影できなかった
  • ヘアメイクが入った事で写真のクオリティが上がった
  • 色味が違うだけで印象がだいぶ変わる

現像前 / 現像後

勉強になったポイントの、色味についてですが「この写真撮って出しでもいいかも」と思っていた写真も、自分なりの色を入れてみるだけでガラッと印象が変わりました。調整後は、清涼感のあるイメージになった気がします。自分の好きなテイストをほんの少し入れるだけで、オリジナリティが加わって、他のストックフォトとの差別化がはかれるかもしれません。

コミュニケーションを意識したビジネスシーンを撮影


引き続き「働く女性の前向きなイメージ」をテーマに、今度はミーティング中のような風景をメインにして、人と関わっているところにフォーカスしたシーンを多く撮影。前回よりもモデル人数も増やし、複数人で撮影。

タイムスケジュールを組んだり、ハウススタジオを手配したりと前回と流れはあまり変わっていません。

狙ったターゲット・使用用途

ターゲットは変わらず「法人企業」で、イメージは制作・キャリアウーマン寄りの「デキる女性」に設定。

  • 法人企業
    • 企業ウェブサイト
    • 求人広告
    • 会社パンフレット
  • 就活ナビサイト
    • サイトビジュアル

撮影準備

  • ハウススタジオ手配
  • 撮影内容決定
  • モデル手配
  • ヘアメイク手配
  • アシスタント手配
  • 撮影小物、衣装持ち込み&モデルの方の持ち寄りを依頼
  • 撮影スケジュールを作成し事前に共有

撮影した写真がこちら

やってみて勉強になった事

この撮影では、627枚撮影し、最終的にセレクトで絞り込み57枚を現像・レタッチしてストックフォトに素材登録し…ている途中です(笑)

勉強になったポイント

  • 複数人の撮影は、配置が一人より倍難しい
  • 複数人でいる事により、リアリティが増す
  • 実際に話してもらったりすると、自然な表情が生まれやすい
  • 人数が増えるとその分スケジュールの調整に手間がかかる

セレクト枚数が前回より少ない要因としては、同じようなカットが多かったためかなり削ったのと、複数人のためどちらかが目つぶりしていたり、表情がフィットするものでなかったりした事が大きかったと思います。

複数人でパーティ撮影に挑戦!


「ビジネス」からガラッと変わって、今度は「食事×パーティ」をテーマに撮影。人物の顔ではなく、雰囲気を重視し、あえて顔切りのカットを多く撮っていきました。この撮影では、料理が一番大変でした…!

狙ったターゲット・使用用途

ターゲットは「グルメサイト」や「Webメディア」や「恋活・婚活」事業をしている企業や相談所にして、そこで利用されるような写真をイメージしました。簡単に言うと「リア充」って感じです。

  • グルメサイト、Webメディア、恋活・婚活サービス事業
    • 広告
    • 記事使用画像
    • イメージビジュアル

撮影準備

  • ハウススタジオ手配
  • 撮影内容決定
  • 撮影に使用する料理の準備
  • モデル手配(顔出しNGな人もウェルカムで気軽に声かけ)
  • アシスタント手配
  • 撮影スケジュールを作成し事前に共有

料理の準備について

料理OKなハウススタジオを予約しましたが、料理する時間も入れるとスタジオ利用料金がかなり高くなってしまうため、事前に作り置きする必要がありました(食料の持ち込み可能かどうかは事前に問い合わせました)。なので事前にまず献立を11品決めて材料を買い出しし、前日に作るという流れで進行。

そして、前日に作業した内容。

  • ポテトを揚げる
  • かぼちゃを揚げる
  • ステーキ肉を焼く
  • ササミカット
  • 蟹グラタンオーブン
  • ピザ×2 オーブン
  • 他、カットするもの適宜

(準備した料理は、アクリルのボックスにまとめて入れて、当日運びやすいように収納しました。)

撮影した写真がこちら

やってみて勉強になったこと

この撮影では、730枚撮影し、最終的にセレクトで絞り込み100枚超を現像・レタッチしてストックフォトに素材登録し…ている途中です(笑)

勉強になったポイント

  • 料理とお皿の色と配置でバリエーションが作れる
  • 背景の人の配置でかなり印象が変わる
  • 人が多いと、全員を生かした撮影をするのは難しい
  • 顔切り構図が多かった為肌修正がいらず、レタッチが必要ないものが多かった
  • 服のシワがよりすぎてるもの複数枚あり、そのレタッチはしんどかった

服のシワは要注意!

ただ、服のシワが目立っていたのを控えめにレタッチしたのはちょっと手間でした…(笑) アイロンも持っていくのってかなり大事…!

ライフスタイルを意識したテーブルフォトに挑戦!


人物ばかり撮影していきましたが、テーブルフォトにもチャレンジしてみようかなと思い「ライフスタイル×テーブルフォト」撮影にチャレンジ!

狙ったターゲット・使用用途

ターゲットは「Webメディア」「法人企業」を想定して、いろんな記事で使用できるような写真をイメージしました。ライフスタイル系のお洒落めな写真プラス、医療系やビジネス系でも使用できるようなものも撮影する事に。

  • Webメディア
    • 記事使用画像
    • イメージビジュアル
  • 法人企業
    • 企業ウェブサイト
    • 求人広告
    • 会社パンフレット

撮影準備

  • 撮影のアイディア出し
  • 撮影のラフ作成
  • 小物買い出し
  • 自然光で撮りたいので晴れの日を心待ちに
  • 雑貨系のストックフォトを参考にした

雑貨系の参考ストックフォト

撮影のアイディア出し

アイディア出しはこんな感じで箇条書きにしました。

  • ライフスタイルっぽいオシャレめなテーブルフォト
  • イヤホンや洋書やお花や紅茶を入れる
  • 海外風
  • オシャレに
  • 女子っぽい感じ
  • 自然光
  • 背景にカラーペーパーを入れても良さそう
  • アンティークのスーツケースとか入れたら良いかも

撮影カットのイメージラフ

イメージラフはこんな感じ。

撮影した写真がこちら

やってみて勉強になったこと

この撮影では、約400枚弱程度撮影し、最終的にセレクトで絞り込み250枚程度を現像・レタッチしてストックフォトに素材登録しました。

勉強になったポイント

  • イメージラフを作成した事でゴールイメージが出来、効率的に撮影が行えた
  • 途中撮影を手伝ってもらったスタッフもイメージラフを共有した事で指示せずに必要小物や配置イメージが伝わった
  • レタッチ無しでいける写真も多く、比較的写真を仕上げやすかった
  • 人物撮影と違って「タイミング」が重要という事も無いので、シャッターにあんまり無駄打ちが無かった
  • 自然光での撮影は時間ですぐに日が変わるので柔軟性が大事
  • 電子機器画面の写り込みをレタッチで消すのは手間がかかった
  • レタッチの手間を省くための撮影時の努力は大事…!
  • 2日間に分けて、自然光とライティング両方撮影する事で豊富なバリエーションが撮影できた

他、ビジネスポートレート撮影

他にも、ビジネスをテーマに、白背景でスーツを着た女性を撮影したり、ロケでメンズを撮影したりしました。

  • 女性スーツ白背景撮影:撮影枚数439枚、セレクト数57枚
  • 男性スーツロケ撮影:撮影枚数548枚、セレクト数70枚程度

どちらも撮影時間が先ほどから紹介している作品と比べてだいぶ短かったのですが、先ほど紹介しているものより短い時間なのに撮影枚数もセレクト数も同等くらいですし、だいぶ撮影するのに慣れてきたかなという印象です。

やってみて

「準備」も「感性」も超大事

ストックフォトをやってみて、強く感じたことは事前準備が物凄く大事、だけどそれだけじゃなく、感性も超大事という事です。

結構、計画通りに撮影が進む事も少ないので(笑)事前に数多くアイディアは用意しつつ、撮影当日、意外とうまくいかないなってなった時には、潔くそれを辞めるか改善させていく柔軟さが必要だなとヒシヒシと感じています。

例として、事前にこう撮ろうと決めていた訳では無く、その場のアイディアで撮影したものを紹介します。これは初回のストックフォト撮影のものです。

  1. 携帯アプリ系の広告を意識したもの
  2. 働く女性の美意識にフォーカスしたもの
  3. 働く前向きな女性のテーマに沿った休憩シーンをイメージしたもの
  4. セキュリテイソフト系の広告をイメージしたもの
これらは全部その時その場所で「これやったら良さそうじゃない?」という発想からチャレンジしたものになります。きっちり準備をしたものも勿論押さえますが、それに囚われすぎずに、新しい発想もどんどん受け入れてその場で判断していくのも、良い作品を撮る上で&バリエーションを多くする為には必要不可欠だと思います。

撮影を7回やって気づいたこと

チャレンジしていく事の楽しさ

バーッと全7回の撮影についてまとめましたが、いかがだったでしょうか。だんだん回を重ねるごとに、バリエーションが増えて、表現も豊かになり少しづつ自分の色みたいなものがプラスできたかなと個人的には思います(白背景は別ですが)。

何はともあれ、よくこんなに撮影が続いたなあと思います。きっと自分が楽しんで撮っているからここまで続けられるんだろうなって感じがするので、もしストックフォトに興味がある人は、自分が撮りたいものの中から広告になりそうなものを選んでやってみても良いのかもしれませんね!次回は、売れた写真とそれについての考察をぶっちゃけたいと思います!それでは。

すーちゃんが販売中の作品はこちら

@SUU

amanaimages PLUSに興味のある方はこちら

amanaimages PLUS

関連サイト

amanaimages.com

株式会社 アマナ | amana inc.

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