すーーーーーーーーーちゃん(@iamnildotcom)です。皆さまこんにちは!今回はなんと長瀬正太氏(@syouta0002)の「マクロ撮影会」に同行させて頂いたのでその様子や撮った写真をレポートして行きたいと思います!
マクロ初心者の体験レポート!ピントの合わせ方から写真の構図まで教えてもらった結果
はじめに
はじめに、私はマクロ写真をほとんど撮ったことがありません。まあ、あるとしたらライカQのマクロモードくらいです(詳しくはこちら)
興味はあったのですが、食わず嫌い的な先入観がありました。
- ピント合わせが難しそう
- どこにピントを合わせればいいか分からない
- どう撮ったらいいのか思いつかない
- とにかく謎
はい。こんな感じの先入観が。で…でも興味はありました。長瀬正太氏のチュートリアル記事(ページ下部にリンクまとめています)を読み漁ってはマクロ写真へのやる気がメキメキと湧いてきて…。
長瀬正太氏のマクロ作品
そして長瀬正太氏のマクロ作品を見てはこんな綺麗な写真が撮れたらマクロ写真もさぞ楽しいだろうな…!と、夢ばかり膨らんでいたそんな時。
「今度東京でマクロ写真を撮りに行くけど行きますか?」と長瀬正太氏からお声がけを頂き秒速で参加の旨をお伝えした次第です。
マクロ初心者の私でも綺麗なマクロ写真が撮れるのか!?レッツ挑戦!!!
マクロ撮影に挑戦!
木場公園に到着
到着したのは「木場公園」。到着するや否や、長瀬正太氏からマクロ写真の撮り方がびっしり記されている資料を頂いちゃいました…!なにこれすごい。この資料は長瀬正太氏の撮影会に参加すると貰えるみたいです!
マクロ撮影資料
カメラの設定や使い方から、撮り方のコツまで懇切丁寧に書かれていました!ありがたや〜!
ピントを合わせるコツ
撮影前に、マクロ撮影においてのピント合わせのコツをレクチャーして頂きました!
3つのピントコントロール
- ピントリングを回してピント面を前後させる。
- 自分の身体を前後に動かしてピント面を前後させる。
- 持っているカメラだけを前後に動かしてピント面を前後させる。
この3つのポイントは、「手持ちでも安心!長瀬流 マクロ撮影のコツ」でもご紹介されていますが、実際に教えてもらったら「こ…これなら出来る…!」と自信が出て来ました。カメラを前後に動かすのがめちゃめちゃピント合わせやすかったです。
撮影開始!
「それでは、まずそこのたんぽぽでも撮ってみますか」という長瀬正太氏の言葉で、横にたんぽぽが咲いていた事を知り、カメラを構えました。
こんな写真が撮れました!
たんぽぽをただ撮った写真の完成です…。
たんぽぽを擬人化!
この写真に長瀬正太氏から「たんぽぽを2つ並べて寄り添ってるようにしてみたら、物語性が出るかも」というアドバイスを頂き再度撮影!
先生!これがいわゆる擬人化ってやつですね!?だいぶ雰囲気が出てきました。が、「たんぽぽの間にある茎が邪魔」という問題が今度は発生しました。この日は強風のため茎が出たり入ったりするのでタイミングを伺いながら入らない角度を調整して再度撮影。
長瀬正太氏に後ろに咲いているたんぽぽの「ボケ」具合もご指導いただきながら、良い感じに「仲良く寄り添ってる2輪のたんぽぽ」を表現することができました。
ピント面で変わる花の表情
今度はたんぽぽのピントを合わせる位置で変わる「花の表情」をレクチャーしていただきました!


フチにピントを合わせた方はたんぽぽの輪郭がはっきりして存在感のある印象で、カメラの前面にきてる部分にピントを合わせた方はたんぽぽの輪郭がぼんやりして柔らかい雰囲気が出ていますね!楽しい〜!!
自然光をコントロールしよう
この日の天気は快晴。雲ひとつない状況。花には順光の光が降り注ぎます。そんな天候だと被写体に影がはっきり出てメリハリのある写真になりがちなんですが、長瀬正太氏はこれを「ふんわり」とした印象にするためにある方法を行なっているとのことで…
※長瀬正太氏 撮影なにこれ!?なんでこんな違うの?ファンタスティック。
タネを明かしてもらうと、1枚目が順光で撮った写真・2枚目が長瀬正太氏が手で被写体に「完全に影を作った」状態のようです。確かに、そうすればはっきりと出ていた光と影が、「影だけ」になったことによって(露出はその暗さに合わせます)、光がフラットに全体的に周っているものになっているんですね!アンビリーバボー!
写真の構図
ピントの合わせ方・花の擬人化方法・光と影の調整方法を覚えマクロ撮影が格段に楽しくなってきました。今度は写真の構図や背景の邪魔なものをアドバイスをいただきながら調整していきます!
前ボケの調整


この写真は、ピンクの花(さくら草というらしい)の前ボケが被写体に大きく被っていて、少しうるさく感じるというアドバイスを頂き、前ボケがなくなる位置を探して再度撮影しました。このほうが被写体がシンプルに目立ちますね!
花の葉の「ライン」を意識


この写真はアドバイスを頂き、青い花(ネモフィラというらしい)を右に配置しました。そうしたことによって葉っぱが「ライン」のように線として画面外に伸びていることで自然と伸びたラインの先に花があるような印象を与えています。視線誘導まで撮っている最中に気がつけたら一流ですね…!
マクロ撮影終了!
マクロ撮影が終了!マンツーマンでがっつりご指導頂き、初挑戦にも関わらずそれなりに撮影することができました…!といってもこれは長瀬正太氏にほとんど構図から何まで教えていただいたので撮れた賜物で、一人でまた撮りに行ったらどうなることやら…汗
今回のまとめ
- 持っているカメラだけを前後に動かしてピント面を前後させる方法が超やりやすい(肌感)
- 写真を撮った後は冷静な審美眼が必要
- 花を「擬人化」させて「物語性」を出すことを考えると構図が決まりやすい
- 色んなところにピントを合わせて撮ってみると全く違う表情になったりする
- とにかくめっちゃ撮って後から見るのが大事
- 晴天時の直射光が当たっている時に「やわらかい光」が表現がしたいなら影で被写体を覆うべし
- 写真の構図の「引き算」と「足し算」を意識する
マクロ撮影をしてみて
今回長瀬正太氏のマクロ撮影に参加してみてかなりマクロ写真を撮ることへの「食わず嫌い」が払拭されました!(マクロ写真を見ることは好きだったのですが…)
自分一人で撮っていたら正解というか、正解を決める基準すらあまり掴めずに終わっていた気がしますが、そこは先生のご指導のおかげで肌感覚でステップアップできたと思います。直接ポイントとか、臨機応変に撮ったものを見て言ってもらえて滅茶苦茶勉強になりました!
知識をインプットするだけじゃなく、アウトプットするところまでワンセットだったので、最初から最後までの成功体験をした気分です。長瀬正太先生、この度は誠にありがとうございました!!
結果
マクロ初心者でも、長瀬正太氏にマクロ写真の撮り方を教えてもらえば、綺麗なマクロ写真そして綺麗だけではなく物語性を感じるような構図までも作れるようになれちゃうことが分かりました!まだまだ修行の道は続きますが、たった1日でここまで成長できたのは長瀬正太氏の手腕ですね!
見逃せないマクロセミナー!
そんな、長瀬正太氏の「マクロ撮影セミナー!優しくふんわりと表現する方法を実践セミナー」が6/17(日)に行われるそうです!そこではマクロ撮影機材のセッティング方法から、カメラ設定、ピントを合わせる方法、手持ちでの撮り方、マニュアルフォーカスのコツとそしてライブシューティングまで大公開するそうなのでこれは予約を急ぐしかないですね!!気になるかたはお早めに♫
(私は勿論参加します)