「あいかわらず大寒過ぎても寒い日々が続いておりますがみなさまいかがお過ごしでしょうか? 僕は元気です。」と、始めたかったのですがかかっちゃいまいした。
ザ・インフルエンザ。流行りモノにはのっとくタチです。
どもタンノトール a.k.a.あらきあきらです。
なんのことだか… ですよね。すみません、昨年諸般の事情でレタッチャーカラリストユニットを結成致しまして… ユニット名「あらきあきら」っていうんですよ。どこかでこの名前をご覧になりましたら「あ~ あのおっさん…」とかぼんやり思い出してくださいませ(懇願)。
望遠レンズを装着!!
35mm判換算600mmの超望遠手持ち撮影
と、まあそんなハナシはおいといてOLYMPUS OM-D E-M1 Mark II長期レビュー、今回は望遠レンズを軸にしてみたいと思います。
望遠。ん~甘美な響き(へん?)。
何ミリから望遠?中望遠との境目はどこ?どのへんからが望遠なんだろ?
と思ったけどよくわからないのでとりあえず「一番遠くが写るレンズ」から撮ってみました。
雀でかっ!! 300㎜すげー(35㎜換算だと600㎜ね。くどいけど。)。

手持ち撮影を可能にする5軸シンクロ手ぶれ補正機能
ええ。300㎜とかはじめてです。これお借りしました。
M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO
「世界最強6段の補正性能を誇る5軸シンクロ手ぶれ補正」
だそうです♪
で、ちょっと練習しとなきゃとか思って近所をぶらぶらしたんですが… マジでなに撮っていいのかわからなかったです。
所有しているレンズが最望遠でも150㎜なのですが、感覚的には倍どころじゃなくて4倍くらいの感じ。遠くが写るってことは写る範囲が狭いってことですから覚悟はしてましたけどどっち向いても全部どアップ。遠くの見えない住宅街だと雀さんくらいしか…
あと住宅街の300㎜ってあやしさしかないわ。通報されても悲しいので上野恩賜公園へ。
作例レビュー紹介




外付けドットサイト照準器との組み合わせがオススメ♪
一瞬を切り取る高速連写/高速AF
いやもうほんと難しいなんてものじゃなくて… いきなり飛んでる鳥っていうのは無茶でした。構図を工夫するような余裕もなくフレーム内に収めてピントを合わせるのが精いっぱいでした。
静音連写LモードのC-AF、AF/AE追従最高18コマ/秒
というOLYMPUS OM-D E-M1 Mark IIに加えて外付けドットサイト照準器 EE-1を使用したのですが、これがけっこうな優れものでございましてこれがなかったら本稿の作例は壊滅するところでございました。
今回の作例は全部手持ちなのですが、画角が狭いので手元がふらつくだけでファインダーから被写体がロストする&どこ行っちゃったかわからないので外付けドットサイト照準器 EE-1にはほんとうに助けられました。
外付けドットサイト照準器との組み合わせでAF性能を存分に発揮
これをアクセサリーシューに取り付けてファインダーの中央とレティクル(スクリーンに映る赤いポインタ)の位置が一致するようにセッティングします。
ブラケットを付けて両眼視というハイテクニックもあるのですが僕にはちょっと無理(お恥ずかしい…)、ファインダーは覗かずスクリーンのレティクルに被写体が重なったタイミングでシャッターを押すというAFにすべてを任せるという機材任せな方法を選択。
これすごくいいですよ。メーカー無関係に使えます(これ大事)。しかも防塵防滴というOLYMPUSの矜持ともいうべき嬉しい基本仕様を踏襲しておりますので望遠使いのフィールドワーカーを目指すみなさまにはとってもお薦めです。
ロケーションを変え動物園で撮影
あ、話それました。
翌日は多摩動物公園へ。お目当はガラス越しではなくて撮れるライオンなんですが、ここはわりと広くて換算300mmだとイマイチちっちゃいんです。
手ぶれ補正の効きも気になりますし、M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PROと1.4倍テレコンバーター MC-14を持ち込み。
作例レビュー紹介
とまってる鳥。

檻越しの鳥。

食事中の犀。

美しいユキヒョウ。(個人的には多摩動物公園といえば雪豹。とってもかわいいですよ!)

チンパンジー。胸、寒くないのかな?

キリン。仲いいね。

描写力に圧巻
それにしても見事な写りです。2000万画素になったOLYMPUS OM-D E-M1 Mark IIとあわせて繊細さと明晰さを持ち合わせた描写は圧巻。
このレンズ欲しいな(笑)
さらに1.4倍テレコンバーターを装着して換算840㎜に挑戦!!
さていよいよ百獣の王との誉れ高いライオン。
都内近郊ではめずらしく檻とか金網とかガラス越しではなく生で見られるのが素晴らしい多摩動物公園なのですが、そのぶん遠いんです。
150㎜じゃ全然寄れない。300㎜でもちょっと小さめ。なので1.4x テレコンバーター MC-14を装着して換算840㎜にしてみました。
念願のご尊顔クローズアップ





ファーストインプレッションを終えて
優れた携帯性
くどいようですがこれ全部手持ち撮影です。
約574g(カメラ)+約1,270g(レンズ)で2kg弱のセットですが思ったより軽く感じました。
非力系インドア中年のわたくしですが、半日持ち歩いてもへっちゃらでした。
望遠でも効果を発揮する手ぶれ性能
今回の取材では動きもの中心でしたから低速シャッター時の手振れ補正の効きについてはなんとも言えませんが、
いわゆる微ぶれは見事に抑え込んでいます。なによりこの焦点距離を気軽に持ち出せる、というのは現時点ではこの組み合わせが最良ではないでしょうか。
AFの信頼性向上
AFの信頼性が向上したことにより歩留まりが飛躍的によくなったことも申し添えてファーストインプレッションを終えたいと思います。
まだまだレビューは続きます!さらにその性能を大解剖!
次回、第四回からは深めに掘り下げた実写レポートを中心にお届けいたします。
お楽しみに!!