持ち運びに便利な本格ノートPC raytrek R5-CAで快適RAW現像!風景写真家もオススメする性能レビュー

こんにちは、京都写真家のうさだだぬき(@usalica)です。生まれ育った京都の四季をテーマに写真を撮って、思わず目を引く極彩色に仕上げる毎日です。そんな僕に最近、株式会社サードウェーブが展開する、クリエーター向けPCブランドのraytrek(レイトレック)のノートPC「raytrek R5-CA」を使用できる有難いチャンスが巡ってきました!僕が今使っているカメラもCanon R5ということで、なんだか不思議な縁を感じます。

実は以前よりraytrekのノートPCが気になっていたため、自然と期待が高まります。

それでは早速、レビューを始めていきましょう!

持ち運びに便利な本格ノートPC raytrek R5-CAで快適RAW現像!風景写真家もオススメする性能レビュー

raytrek R5-CAのここが便利

新しい機材を使うのはいつだってワクワクしますね。まずは実際に編集作業に入る前、自宅に届いたraytrek R5-CAを開封した時点で、「これは良い!」という便利なポイントを早速2つ発見したので、ご報告します!

持ち運べるサイズ感

手にとったらすぐ分かりますが、raytrek R5-CAは本当にちょうどいい大きさです。B4サイズより一回り小さいくらい。大きすぎず、小さすぎず、適度に薄い。

raytrek R5-CAは高性能なのに、15.6インチで約2.0kgという軽量&スリム設計も素晴らしい。

これなら自宅での作業に飽きてきたというときに場所を変えるのも簡単ですし、長期撮影時の持ち出しなんかもできちゃいます。

入力端子が充実

次に気づいたのが、入力端子の豊富さです。raytrek R5-CAには、USB-A端子3つ、HDMI端子とUSB-C端子が各1つ、SDカードリーダーが備え付けられています。

僕が普段使っているノートPCは、接続端子がそもそも4つと少ないうえに、電源入力がUSB-C端子なので、hubなどを使わない限り、実質3つしか使えません。

SDカードからデータを取り込みつつ、外付けSSDを2つ(過去作品の一つめと、2021年以降の新しく撮った写真を入れていくSSD、それぞれ2TBのもの)と、バックアップ用ポータブルHDDを繋いでデータをコピーする…など、結構な量のデバイスを繋げるタイプの僕にとっては、結構しんどいものがありました。

だからこそ分かる、多種多様な入力端子によって生まれる快適さと余裕。これだけたくさん端子があると、余計な心配をしなくて済むので本当に大助りです。

raytrek R5-CAの写真編集で活躍するポイント

スピーディな起動で作業時間カット

それでは早速、raytrek R5-CAで写真を編集するなかで気づいたことをシェアしていきたいと思います。

まず最初に驚いたのが、ソフトの起動スピード。Lightroomのショートカットをダブルクリックして、数秒で立ち上がります。

試しにPhotoshopも起動してみたところ、8秒を記録。LightroomやPhotoshopは比較的重いソフトなので、遅いパソコンの場合だと、起動に20~30秒は平気でかかってしまいます。

地味なメリットかもしれませんが、こういう積み重ねが作業時間を伸ばす原因になっているので、raytrek R5-CAの起動スピードは大変有難いと思います。

RAWデータ大量読み込みも快適

さて、次は編集するデータを読み込んでいきます。(データは外付けSSDにコピー済)

今回は、せっかくなので既存の写真に加えて、未編集のCanon R5で新規撮影したデータを使ってみようと思います。ご参考までに、Canon R5の有効画素数は、4,500万画素です。

5日間たっぷりと撮影した2,926枚分のデータをLightroomに読み込んでみたところ…なんと約2分で読み込みが完了しました!(最初のプレビュー取得を除く)。

早いですね〜。とは言っても、こんなに大量に読み込むことは稀なので、皆さんの参考になるように別のデータで336枚の少量の読み込みを試してみました。

すると、20秒ほどで読み込めちゃいました。やっぱり早い。プレビューの作成も2分程で完了してしまいます。

ちなみにraytrek R5-CAの内臓SSDでの使用感も試してみようと思い、約330枚のほぼ同じ条件で試したところ、これも約20秒で読み込み、プレビューも2分ほどで完了しました。

切り替えが早く写真セレクトもストレスフリー

次に、新規で取り込んだデータのフォルダ分けをしていきます。

まず日付ごとに取り込んだデータを、撮影場所ごと、行った順にナンバリングして、サブフォルダに分けていきます。ナンバリングを入力する際は、右側にテンキーがあるのが便利ですね。

そしてここから肝心の編集作業に入っていくわけですが。今回は大量の写真(2,926枚)があるので、1枚1枚現像処理していてはいつまで経っても終わりません。

なので、まずはライブラリモジュールでぶわーっと写真をめくって見ていき、編集する写真にレーティングを付ける作業をします。このとき「この写真はちょっと明るくしてから見たいなー」と思う場面も多々あると思います。正直、面倒ですよね。

大丈夫です。raytrek R5-CAは、ライブラリと現像モジュールの切り替えも早いです。

そのため、写真を現像モジュールにサッと切り替え、パッと明るくしてから、またライブラリにサッと切り替え、サクッとレーティングを続けるなんてことも簡単にできてしまうんです。あっちいったり、こっち戻ったりのストレスから解放される喜びをぜひraytrek R5-CAで味わってほしいです。

ちなみにレーティング作業ですが、僕は以下のように行っているので、良ければ参考にしてみてください。

写真セレクト時のワンポイントアドバイス

  • まずはパッと見で☆を付けていく。
  • ☆1が付いたら、☆のついた写真を全選択し、標準プレビューを作成。
  • ブレやピント外れの写真を拡大してより分けて、いらない写真の☆を外していく。

今回はレビューということで一例として、良さそうな写真が撮れた日付のフォルダを選んでレーティングを付けていきました。さすがcore i7 10875Hにメモリ32GBのノートPC(今回使用させて頂いたPCのスペック)ですね〜。作業がサクサク進んでいきます。

読み込みも、標準プレビューの作成(最初のプレビューとは違い、等倍拡大のできるプレビュー)も早いので、ぱっぱっぱと写真を次々に見てレーティングができますし、設定の同期も早いです。まさに、ストレスフリー!

おかげさまで、いつもより巻きでレーティングを進めることができました。

raytrek R5-CAのスペックで表示速度アップ

ある程度レーティングが進んだら、レーティングをつけた写真にプリセットを読み込んで各写真を処理していきます。

このとき、1枚の写真にプリセットの代わりとして、大体いつもする現像を施して、レーティングの付いた写真にまとめて同期しました。そうすることで一括して同じ写真に同じ編集を当て込められます。そこから、写真ごとに明るさや色合いをいじっていきます。

写真ごとに加工する場合、どうしても現像モジュールのまま写真を切り替えていくことになります。現像モジュールでの写真の切り替えは時間がかかることが多いのですが、今回はSSD内カタログの速度と、raytrek R5-CAのスペックが合わさったおかげで、スピーディに写真を編集していくことができました。

ここで、写真編集を行うときのコツをお伝えします!

写真編集時のワンポイントアドバイス

  • 全ての写真に共通する好みの調整があれば先にレーティングをつけ、全ての写真をまとめて同期してしまう。
  • 明るさや色合いが似通った写真は、まとめて現像設定を同期し、時間を節約。
  • 邪魔なものを消したいときは、面倒くさがらずにPhotoshopを使用!(結果早く仕上げられます)
  • ショートカットキーを覚えると現像が効率的になるのでおすすめ。

LightroomやPhotoshopでも快適操作

さてさて、ここまでは順調に進んできましたが、レーティングを付けていく段階で、とても良い写真に人が写り込んでしまっている写真が見つかりました!

人が写らないように待ったり、角度を変えたり色々工夫するものの、時間に制約があったり、人が多かったりするときは、写り込みを許容せざるを得ないときもありますよね。

僕の場合、Lightroomでは消しにくいような写り方をしてしまった写真は、Photoshopで消すようにしています。しかし、LightroomからPhotoshopを開くと同時に2つのソフトを起動することになってしまい、CPUとメモリの稼働が凄いことになるんです。

ですが、今回はさすがメモリ32GB。

raytrek R5-CAはものともせずにLightroomとPhotoshopを同時展開!
全く負荷を感じさせない快適な速度で、下記の写真を見れば分かる通り、写り込んだ人を消すことに成功しました。


加工前の写真。橋に人が写り込んでしまっています。

加工後の写真。人の写り込みが消えています。

色表現のしやすいディスプレイ

次は、色の編集です。

突然ですが、僕は結構彩度高めに色をいじる方です。冒頭でも言いましたが、京都の四季をテーマに写真を撮って、極彩色に仕上げるのが好きなんです。

そのためには色相ごとに微妙に色味を変えて各々の色を強調する必要があるのですが、これはやりすぎてしまうと色情報が変なことになって、トーンジャンプが起きるというリスクが伴う作業です。

そのため重要になるのが、ディスプレイの色表現。ここは特に厳しい目で見ていこうと思います。

「sRGBカバー率約99%、15.6インチ、フルHDのノングレア液晶」と謳うraytrek R5-CAのディスプレイは本当にハイクオリティなのか!?

…はい、非常に綺麗で見やすいディスプレイでした!ややこしい色味をしている夜光虫の写真なんかでも、しっかりと色を表現してくれており、とても現像しやすかったです。

結論、raytrek R5-CAは、ディスプレイも綺麗で色の表現もしっかりしているので、見やすい!

いつでも、どこでも、快適な写真現像ワーク

いや〜、raytrek R5-CAで写真編集を行ってみたら、予想以上に快適な現像ワークを楽しむことができました。動作の遅さで苛立ちを感じることもなく、処理落ち等が発生しない安心感もすごくありました。

ちなみに内臓SSDと外付けSSD両方での現像を試しましたが、体感ではどちらもほぼ同じ速度で違いは感じられませんでした。

今回はディスプレイの具合を見たかったので、別のディスプレイは使用しませんでしたが、raytrek R5-CAにはHDMI端子とC端子があるので、デュアルディスプレイにしての現像もしやすくなっています。

そして何より、ノートPCなので持ち運べてしまうという嬉しさも忘れてはいけません。いつでも、どこでも、快適な作業を約束してくれるPCだということが今回のレビューを通してハッキリ分かりました!

写真編集にraytrek R5-CAをすすめる理由

効率的かつ、快適な写真制作を叶える

写真制作を行ううえで、PCは必要不可欠の存在です。

もちろん、スマートフォンで編集・データ管理をするという方もいるとは思います。しかし、やはり大多数の方は、撮影したデータの管理からRAW現像、SNSにアップするデータ作成、展示に使うプリント用データ作成などの多くの作業をPCで行っていると思います。

当然僕もその中の一人なわけでして。PCのスペックやディスプレイの綺麗さは、作業効率にダイレクトに響くものとして、重要性をヒシヒシと感じています。

数秒の動作の遅さと侮るなかれ。長期スパンで見ると、決して看過できないほどの長時間のロスタイムが生まれているのです。

クリエイターの評価にも大きな影響を与えるとされる「作業時間」。raytrek R5-CAは、作業時間の無駄を削り、なおかつ安心快適な環境を提供してくれるという意味において、非常に使いやすいPCだと思います。

こんな人に特におすすめ

raytrek R5-CAは、こんな人に自信を持っておすすめできるノートPCです。

  • 快適な現像環境を整えて、一歩踏み出した写真編集をしたい
  • 適切な色や写真の画質をしっかり見極めるためのディスプレイを使いたい
  • 遠征撮影時に写真編集もおこない、そのままSNSに載せてしまいたい
  • 価格に比べて性能が良い、費用対効果の高いPCを探している

最後に、今回の使用感のポイントをまとめるので、ぜひ参考にしてみてください。

  • Lightroomに加えPhotoshopの起動・動作が早く快適
  • 内臓ドライブがSSDなので、カタログの読み込みが早く作業がスムーズ
  • ディスプレイが綺麗で、細かい色調整や写真の画質チェックがしやすい
  • しっかりとしたディスプレイの大きさを確保しつつも、持ち運びやすい大きさと軽さを兼ね備えている

raytrek R5-CAが、この記事を読んでくれているあなたを支える強力な味方になりますように!

raytrek R5-CAをもっと知りたい方はこちらから!

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