こんにちは〜!朱門(@shumonphoto)です!
いきなりですが、みなさんは風景写真を現像・レタッチしてて、なんかやり過ぎちゃったかなぁ?と思うことはないでしょうか?
私は過去にはよくありました(今でもたまにありますが 笑)。
特にLightroomやPhotoshopを使い始めた頃は楽しくなってしまってついついやり過ぎてしまうものではないでしょうか?
今回はそんなついやり過ぎてしまった写真を上手に修復するテクニックをご紹介します!
- 1 繊細な一手間でダイナミックな風景写真に!PhotoshopでHaloを除去する方法
- 2 比較
- 3 さいごに
- 4 バックナンバー
- 4.1 Photoshop 風景写真レタッチ Orton効果で絵画風に仕上げるテクニック
- 4.2 たった4つの工程で海外風の風景写真に!?Photoshopで簡単レタッチ!
- 4.3 コントラスト・マスクで簡単露出補正!Photoshopで風景写真をレタッチしよう
- 4.4 意外と知らない Lightroom RAW現像の秘密
- 4.5 これが知りたかった!PhotoshopでLightroomの機能を最大限活用するテクニック
- 4.6 無料なのに高機能!Nik プラグインで簡単 風景写真RAW現像テクニック
- 4.7 ズームエフェクトでひと味違った天の川を撮影するテクニック
- 4.8 しつこいノイズもこれで安心!Photoshop 複数写真を使った簡単ノイズ除去TIPS
- 4.9 ハイパスフィルターでシャープな写真に変身!風景写真レタッチ Photoshop Tips
- 4.10 風景写真レタッチ Photoshopを使って星の軌跡写真を美しく仕上げるTIPS
繊細な一手間でダイナミックな風景写真に!PhotoshopでHaloを除去する方法
やり過ぎポイント
風景写真の現像・レタッチをやってると、ついやり過ぎがちになるポイントは以下の3つが多いです。
- 彩度の上げ過ぎ
- コントラストの上げ過ぎ
- 明瞭度の上げすぎ
このうち、1.の彩度は彩度を下げることで簡単に再調整できますが、
2. のコントラストと3.の明瞭度については、まだ軽症(笑)であれば良いのですが、重症になるとエッジ部分に ハロ (Halo)と呼ばれる現象が発生してしまい、修正が難しくなることがあります。
ハロ(Halo)ってなあに?
こんな感じに境目が不自然に白く浮いてるようになってしまった写真を見たことありませんか?
さらに拡大すると一目瞭然です。
上でも説明しましたが、ハロ(Halo)はコントラストや明瞭度を上げ過ぎることで、山や岩と空の境界部分などの明暗差が大きいところに発生します。
SNSやWebではあまり目立たなくても、プリントして大きく引き伸ばすと目立ってしまう場合もありますので、自分は普段からハロ (halo)が出てないかチェックするように心がけています。
ハロ(Halo)を除去する
一度発生してしまったハロ(Halo)は全体のコントラストを下げてもきれいに除去するのが難しいものです。
でも、ご安心を今回説明するテクニックを使うことで、比較的簡単に目立たなくすることができます!
では、さっそくハロ (Halo)を除去する方法を順番に説明していきます。
Photoshopで開く
まずは修正したい写真データをPhotoshopで開きます。
なげなわツールでハロ (Halo)を選択
なげなわツールを使って、ハロ (Halo)を含む部分とその周辺を含めて選択します。
選択した部分をコピー
なげなわツールで選択した状態で、Command (Ctrl) + j キーを押して、レイヤーをコピーします。
コピーしたレイヤーだけ表示するとこんな感じです。(この操作は不要です。)
カラー比較(暗)にする
さきほどのコピーしたレイヤーの種類を”カラー比較(暗)”にします。
レイヤーの移動
移動ツールを選択して、コピーしたレイヤーをちょっとだけ(1-2pxくらい)移動します。
キーボードのカーソルキーを使って、ハロ(Halo)が目立たなくなる程度だけ動かすように微調整します。
同様の手順で、他の部分のハロ(Halo)も処理していきます。
比較
ハロ (Halo)を除去する前と除去した後の拡大比較です。
処理後はハロ (Halo)が目立たなくなってますね!
手順のまとめ
今回の手順のまとめです。
- Photoshopでデータを開く
- なげなわツールでハロとその周辺を選択する
- Command (Ctrl) + jでレイヤーをコピーする
- レイヤーの種類を”カラー比較(暗)”にする
- 移動ツールで1-2pxレイヤーを移動する
- 2.-5.を繰り返す
さいごに
今回は風景写真の現像・レタッチでついやり過ぎた時に発生するHaloを簡単に除去する方法を説明してみました。
Haloが目立ってしまうと、作品本来の良さが出し切れず、せっかくの良い写真が台無しになるもあります。細かい部分であるからこそ、気をつけたいポイントではないでしょうか?
是非、一度お試しください!
※この記事を見て試したら、#ヒーコで写真を是非見せて下さいね!
ではまた!