選りすぐりのフィルム特集!VSCO Film 07 の100を越えるプリセットでフィルム調を極めよう

今回はVSCO Film 07特集!18種類のフィルムと100を越えるプリセットが同梱されている最大ボリュームのVSCO Film 07!そしてこちらが最後の特集になります。黒田です。 @crypingraphyです。

VSCO Film で簡単 Lightroom レタッチ

さて、聞き飽きてるかもしれませんがそもそもVSCO Filmとは? という方は、こちらの記事をご確認ください。

Lightroomでフィルム風レタッチ! VSCO Film を使用してみよう

VSCO Film チュートリアル

VSCO Film 07とは

Eclectic Films features a wide range of looks in our largest release to date, with 18 films and over 100 presets in total. The spectrum of this collection translates to versatility in use and includes muted, vivid, tungsten-balanced, and black and white films — all of which embody an elegant and modern aesthetic. This pack is ideal for most settings and subjects, particularly portraits, night photography, and architecture.

VSCO Film 07は、幅広い種類のプリセットを100以上も取り揃えており鮮やかなものや、照明の色とバランスの取れたもの、またモノクロといったものが含まれています。エレガントでモダンなイメージみたいですね。基本的に何でも合うみたいですが、特にポートレート、夜間写真、建築物に最適だそうです。

今回試したセット

使用機材

Leica M9-P – Carl Zeiss Distagon 35mm F1.4 ZM

Lightroom Classic CC

今回は最近アップグレードされたLightroom Classic CCでの現像です。(特に何も変わらないけど笑)
VSCOも問題なく使用できました。安心!

カメラメーカー毎に用意されている

VSCO Film をインストールするとわかりますが、最初にカメラメーカーを設定する箇所があるので、ここで使用メーカーにチェックをいれましょう。

カメラキャリブレーション

正しいカメラを選択すると、このカメラキャリブレーションプロファイルのところに適切なカメラプロファイルが設定されます。
他メーカーのプリセットを使用すると、ここがAdobe Standardのまま変化しないので気をつけてくださいね。

VSCO Film 07を試してみよう!

前回に引き続きVSCO FIlm 07でも、メーカーそれぞれのプリセットもそうですが、それぞれに Consumer と Professional というフォルダーにわかれています。

Included Films

Agfa Optima 100 II — / – / + / ++ / Cool / Warm
Agfa Portrait XPS 160 — / – / + / ++ / Cool / Warm
Agfa RSX 50 II — / – / + / ++ / Cool / Warm
Agfa RSX 200 II — / – / + / ++ / Cool / Warm / Warm +
Agfa Ultra 50 — / – / + / ++ / Cool / Warm
Agfa Ultra 100 — / – / + / ++ / Cool / Warm
Fuji 160S — / – / + / ++ / Alt / Cool / Warm
Fuji Sensia 100 — / – / + / ++ / Alt / Cool / Warm
Ilford Pan F Plus 50 — / – / + / ++
Kodak Ektachrome 64 — / – / + / ++ / Alt / Cool / Warm
Kodak Ektar 25 — / – / + / ++ / Cool / Warm
Kodak Elite 50 II — / – / + / ++ / Cool / Warm
Kodak Plus-X 125 — / – / + / ++
Kodak Tri-X 320 — / – / + / ++ / +++
Fuji T64 — / – / + Alt / + / ++
Kodak Ektachrome 64T — / – / + / ++
Kodak Elite Chrome 160T — / – / + / ++ / Alt + / Alt / Cool / Warm
Kodak Portra 100T — / – / + / ++ / Cool / Warm

サンプルにした写真

ストレート現像したものがこちら。

ライトが白飛びして写っているのでパッと見コントラストが高いようにも見えますが、肌や服や背景のカーテン部分も階調が残っていて、程よく明暗差もありつつニュートラル寄りな画になっているかと思います。
そんなわけで今回も前回と同様そのままの露出で大丈夫そうですしストレート現像で利用したいと思います。

作業工程

  • SOOC(撮って出し)にプリセットをあてただけ
  • 露出・コントラスト・ホワイトバランスもいじっていません。
  • (でも本当はホワイトバランスやコントラストや露出は写真ごとに調整したほうが良い)
  • (今回はたまたまピッタリ調整せずに合っただけ)
  • 一つのプリセットでは – / + / ++ の三種類で効果の強弱の違ったモノが用意されています。

それぞれのプリセットは、 – / — / + / ++ と四種類ずつ効果の違いが用意されています。

プリセット一覧

Agfa Optima 100 II

彩度がかなり高くなりますね。キライな感じではないです。

Agfa Portrait XPS 160

コントラストも高く明暗差が大きいイメージ。

Agfa RSX 50 II

暗い部分がさらに落ちましたね。でも明るい部分は明るくなりすぎないので肌の感じとかはちょうど良さそう。

Agfa RSX 200 II

ニュートラルなまま。少し色がもとよりくすんだ感じになったかなという印象。

Agfa Ultra 50

こちらも彩度が高め。Agfaの特徴かな。

Agfa Ultra 100

彩度もコントラストも高い印象。

Fuji 160S

シャドウ部分が落ちていて、色も暗めな感じがします。

Fuji Sensia 100

コントラストがかなり高いですね。色も暗く濃いです。影の感じによっては嫌な風にでそうなのでコントラストを調整すると良いかも。(この写真ではしていません。)

Ilford Pan F Plus 50

雰囲気がありますね〜。影が濃い印象。

Kodak Ektachrome 64

Kodak Ektar 25

なんだかコントラストの高い画に目が慣れてきたのかよくわからなくなってきました。

Kodak Elite 50 II

かなり極端な加工が施されていますね。これもフィルムらしいと言えばらしいのでしょうか。

Kodak Plus X 125

結構そのままですがいい感じです。

Kodak TRI X 320

シャドウ部が濃いですね。

AKICO

ちなみにこれがVSCO Filmを使わずにレタッチしたもの。
やはり人の手が入っているので色や明暗の表現が細かくできていますよね。
プリセットで一発だと潰れがちな暗い色のニットも程よいバランスでレタッチすることができました。
まあ、もはや人の好みの領域という気もしますが。

Before / After

まとめ

全7回に渡るVSCO Film特集でしたが、いかがでしたでしょうか。
フィルム風も奥が深いですね〜。

VSCO Filmは大量に画像を現像して渡すような仕事の時や、作品撮影で現像データを関係者に送る際にも使ったりしています。
そのまま使うというよりかはプリセットを当ててから調整する感じですが。かなり現像作業も効率よくできますしおすすめですね。
こういう系統の写真が好きな方であれば普通に作品撮りにも使えるレベルですしね〜!

少しでも面白く見てもらえてたら嬉しいです。

VSCO Film で簡単 Lightroom レタッチ

さて、定番となりつつあるお家芸もこれで最後です。VSCO Filmって何?という方はこちらをみてくださいね。

Lightroomでフィルム風レタッチ! VSCO Film を使用してみよう

VSCO Film チュートリアル

それではまた

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