たまにTwitterやInstagram、そしてFacebookなどのSNSで写真に白枠をつけている人を見かけませんか?今回はPhotoshopで簡単にこのフレームを簡単に作成する方法をご紹介します。
プリントのようなフレーム
フィルム写真を写真屋さんで印刷と白枠がついてきたりしますよね。
または自宅で印刷する際にもマージンを選択して余白を作って調整したり。
印刷していない面が出ているだけなのですが、マットのような感じが好きで個人的に印刷しているブックなんかには余白としてつけています。
今回取り扱うのはこれをデジタルでやる方法です。
このような写真
例えばこれらは全てフィルム写真の写真ですが、Photoshopで白枠をつけています。
余談ですが、自分はフィルム写真をスキャンしたデータにはこういった白枠をつけるようにしています。
Twitterで白枠のついた写真があがってきたら、それはフィルム写真ということです(笑)
元々スキャンされたフィルムデータだと、iPad Proの解像度には足りないので、そこを補ってマットのように埋めるために用意した方法でした。
加工後
この加工を施すと、このように写真に白枠ができるようになります。
(わかりやすいように背景を黒くしています。)
かんたんSTEP
それでは実際のやり方を説明してみましょうか、簡単すぎて腰抜かしてしまうかもしれません。ぎっくり腰気味の人はご注意ください。
STEP 0. アスペクト比を確認する
カメラのアスペクト比というのは、カメラごとに異なります。
大体は3:2ですが、フィルムカメラなんかだと6:7だったりとかします。
Fujifilm GFX50S なんかは4:3だったりしますね。
上の写真なんかは、自分が愛用している Sony α7R II のものですが、スペック表をみると書いてありますね。
解像度を変更して確認する。
もしアスペクト比が3:2であれば、例えば解像度で横幅を300pxとした時に、縦は200pxになるはずです。
それを確認してみましょう。
300px x 200pxになっていますね。
当然ですが、スペック表通りアスペクト比は3:2だったということです。
何故このアスペクト比を知ることが大切なのかは後に説明します。
STEP 1. 描画色を好きな色に
次に、自分の好きな色でフレームを塗りつぶすために、上記写真のように描画色を設定します。
今回は、白枠で考えているので描画色を白にします。
とは言えここは、グレーでも良いですしセピアとかでもよいです。
描画色を確認する
きちんと描画色が白になっているか確認しておきましょう。
STEP 2. カンバスサイズを変更
つぎにカンバスサイズ機能を利用して、白枠を広げます。
上記順序でカンバスサイズダイアログをひらきます。
開いたら下記の順序で設定します。
- 幅の単位を pixel から % に変更する。
- アスペクト比と同じ比率でパーセンテージを増やす。
- カンバス拡張カラーを描画色にする。
今回は3:2の横写真なので、縦に103%で、横に102%とします。
縦横のアスペクト比と逆の値を足すことが大切です。
また、カンバス拡張カラーを先ほど設定した描画色(白)にすることで、白枠になります。
NG例
こちらは3:2のアスペクト比に、縦も横も103%の白枠をつけてしまってしまった場合です。みてみるとわかりますが、白枠の幅がちょっと気持ち悪いですよね。適切な比率とバランスで増えていないので、横側の枠だけが長くなっているように見えます。
こうならないように、正しいアスペクト比を把握して、それに合わせた白枠をつけることが大切ですね〜!
正しいアスペクト比
こちらが正しいアスペクト比で作成したものです。
バランスも良いですね。たぶん。きっと。
もし枠の幅を大きくしたければ、3:2の比率を守りつつ106%と104%にしても良いわけです。
ちなみにもっと他の方法でも全然実現できるんですが、とりあえずは簡単な方法をご紹介してみました。
そのあたりはお好みで。
使ってみてくださいね〜。
次回はこちらの簡単ステップを元にPhotoshopのアクションを作成する方法を書こうと思います。