デジタル写真編集におけるレタッチと習慣

早寝早起きをこじらせて「お豆腐屋さんみたいだね」と言われてしまいました。

こんにちは、Toru TANNO @tang40です。

雨も降っているし溜まった現像とレタッチをやっつけて… などと思う方も多いかと邪推しております。
現像とレタッチはどう違うの?みたいなところからひっかかっちゃう生真面目な思春期って一度は通りますよね。

断言しちゃう。

でもこれ、ひっかかってもいいことないから。断言しちゃうけど
アーティスト系写真家を目指している方は特に。
撮ったあとに「何かする」
そんな認識でいいと思います。とりあえず今日のお話はそれ前提で。
(レタッチャーを目指しているという奇特な方、もしいたら職業系レタッチはそもそも思考の軸が違うのでこのコラムはスルーしちゃってください。そっちは別の機会に。)

「よく見る」ということ。

レタッチ(くどいけど現像も含めて)の習慣の効用の第一は写真をよく見るようになること。これがほとんど全てを言い当てているように思います。

1. ファインダーを覗いているときと同じ真剣さと注意力でモニターを見る
2. よーく見てその写真の何が自分(とりあえず他人のことはいい)に響いたのかを考える
3. 良い部分(響いた理由)を発見したら、それを邪魔している要素がないか検討する
4. 良い部分を変えないようにマイナス要因を補正する

余計なことはしない。

もうこれだけでいいです。
「瞳がキラキラしてキレイだな→ちょっと大きくしよ♪」とかやめましょう。

その前に髪の毛が瞳に被ってませんか? かるくブレ&ボケを効かせたのが一本とか二本くらい。
瞳を遮っている髪だけ消すだけでキラキラ感アップしますから。とても自然に。
あるいは背景に無駄にキラキラしている要素があればそれを抑える、あるいはちょっとだけトリミング(角度補正)してみるとか。

いいな、と思った部分をとにかく触らないようにするのがポイント。
そもそも自分が気に入って選んだ一枚、気に入らないけど何かひっかかった一枚ですから、たいていコレだけでグッといい感じになります。

ついついテンションあがって余計なことしてイジリ過ぎてダメにしちゃうってのも人情ですが…
(僕もいまだに時々やらかします)

撮ることとレタッチすること

構図、色、明暗、微細な要素の僅かな差異が写真の質を変えてしまうということは、逆に言えば大きな変更は必要ない、とは考えられないでしょうか?

レタッチとは電線を消す事でもなければ肌をツルツルにする事でもありません。例えば写真のある部位を明るくする、というのは構図の外に光源を加えることになります。その行為が示唆するのは「写っていない構図の外の世界」なのです。

ファインダーの外にも注意を向けてみましょう。

…なんか話が脱線してる気がするのでこの辺で。

Pocket
LINEで送る

Tags from the story
, ,
0 replies on “デジタル写真編集におけるレタッチと習慣”