自分にあったフィルムがきっと見つかる!フィルムマスターによる種類と特徴の解説

こんにちは。フィルムカメラ大好きTK_Photo(@takuya096)です。

  • 「フィルムカメラを買ってみたけどフィルムってすごく種類が豊富なのでどれを使ってみたらいいか分からない」
  • 「オススメを教えてほしいけど知り合いにフィルムを使ったことがある人がいない」
  • 「そもそもフィルムってどこに売ってるの?」

上記のような悩みは、いざフィルムで撮る写真に興味を持ってフィルムカメラを買ってみた人がぶつかる最初の壁です。

今回は私がいままで使用したフィルムの中でオススメのものを作例を交えていくつか紹介したいと思います。

自分にあったフィルムがきっと見つかる!フィルムマスターによる種類と特徴の解説

押さえておきたい3種類のフィルム

フィルムにはおおまかにカラーフィルム、モノクロフィルム、リバーサルフィルム(ポジフィルムともいったりします)の3種類があります。

カラーフィルム

名前のとおり出来上がる写真はカラーになります。撮影して現像しただけでは写真としてみることは出来ません。フィルムを使ったことがある方は体験したことがあるかと思いますが、お店に現像を出すとネガシートが返却された筈です。

カラーフィルムには以下の行程が必要です。

撮影→現像→データ化(スキャン、ネガポジ反転)
ネガ
ネガをスキャンした状態。写真として見ることはできない。
ネガをポジ変換することで写真として完成する。

ネガとはネガティブの略称で反転することでポジ(こちらはポジティブの略称)になります。一般的にはこの工程はお店で行われます。現像のみでは写真をデータとして受け取ることができないので、お店に現像を出す際は必ずデータ化もセットでお願いしてください。データはLINEなどでデータ転送してくれるお店が増えているので自宅にPCがない方でも安心です。

もしもデータを紛失、誤って削除した際にネガがあれば再スキャンすることができるので、返却されたネガは捨てないでください。PCを所持していれば、エアドロップやGoogledrive、メールやLINEなどを使用して自分で送ることも可能です。

モノクロフィルム

こちらも文字通り、モノクロ(白黒)写真が撮影できるフィルムになります。しかしモノクロフィルムは即日現像してくれるお店が大変少ないので、お店に現像を出した場合1~2週間かかると思ってください (中にはカラーフィルムと同じ行程で現像できるフィルムもあります) 。こちらもカラーフィルムと同様にポジ変換が必要なのでお店に現像を依頼する際はデータ化もセットで依頼して下さい。

リバーサルフィルム(ポジフィルム)

撮影して現像した時点で写真として見る事ができるものです。こちらも即日現像してくれるお店が大変少ないので、現像は1~2週間かかると思ってください。ポジフィルム独特の色表現があり風景写真を撮られる方がよく使うイメージです。

フィルムマスター御用達のオススメフィルム

私がいままで使ってみてた中から、特にオススメのフィルムをいくつか作例と合わせて紹介します。 

Kodak GOLD 200の特徴と撮影した写真

Kodak特有の温かみがあり少しこってりした写りが特徴です。リーズナブルで私の常用フィルムです。 価格は1本650円程度(2021/8月現在) 屋内、屋外場所を選ばないフィルムです。街中のカメラ専門店やAmazonなどの通販サイトで取扱いがあります。


Kodak Color Plusの特徴と撮影した写真

若干の赤みが特徴的なフィルムです。日本人が好むと言われている色温度が低めです。コントラストが低い淡い表現とは反対側にあります。少し癖が強いように感じられるかもしれません。こちらもISO 200なので屋内、屋外両方にオススメです。Kodak Gold 200は家電量販店ではなかなか見つかりませんがこちらのColorPlusは家電量販店でも取扱いしていることが多いです。Amazonなどの通販サイトでも取扱われていて、価格は650円程度(2021/8月現在) おそらく今あるフィルム(36枚撮り)で最安です。


Kodak UltraMax 400の特徴と撮影した写真

すっきりとした色表現、ISO400の心地よい粒状性が特徴。ISO400なので暗所にも多少は強いです。もちろん日中の屋外でもいい写りをしてくれます。このフィルムも好みが別れます。価格は36枚撮りだと880円程度 (2021/8月現在)になります。


FUJIFILM FUJICOR 100の特徴と撮影した写真

FUJIFILMの代表的なフィルムで、くせがなく素直な写りをしてくれます。 ISO100なので晴れた屋外でもがんがん使えます。価格は36枚撮りで900円程度(2021/8月現在) こちらのフィルムは家電量販店やAmazonなどの通販サイトでも一番簡単に入手できる点でもオススメです。


FUJIFILM FUJICOLOR SUPERIA PREMIUM 400の特徴と撮影した写真

こちらもFUJIFILMの代表的なフィルムのひとつで、入手もしやすくFUJICOLOR 100同様に量販店で取り扱いがあるオススメのフィルムです。価格は36枚撮りで1350円(2021/8月現在) FUJICOLOR100より多少値段はあがります。こちらもくせがなく素直な写りをするフィルムで、ISO400なので少し暗いところでもシャッタースピードが稼げて使いやすいです。


SHANGHAI LIGHTの特徴と撮影した写真

名前の通り上海にあるフィルムメーカーから発売されている独特な色味でかなりおもしろいフィルムです。 ISO400でスタンダードなフィルムからのステップアップにオススメです。なかなか取り扱っているカメラ専門店が少ないですが一部通販サイトでは入手可能です。価格は27枚撮りで1100円程度(2021/8月現在)


理想のフィルムの色味にするために

ここまでオススメのフィルムとその特徴を書いて来ました。それ以外に、写真の色味に関してはフィルム本来の色表現はありますがラボで多少は調整が効きます。現像に出す際に注文してみてください。

例えば ”淡い、色温度低めの表現” やSNSで見た好きな風合いの作例を店員さんに見せたりするとスムーズに対応してもらえるでしょう。もちろん注文を受けてくれないお店もあるので事前に店員さんに相談してみてください。お気に入りのラボを見つけるのもフィルムの醍醐味です。私自身も現像後データ化する際は自分の好みの色合いに調整をしています。

家族を撮る際によく使用するフィルム

私が主に撮影する対象は家族です。日常や成長を写真に残すことをライフワークにしています。その家族を撮影するのに一番よく使うフィルムはKodak Gold 200です。一番気に入っているフィルムということもありますが現段階で一番リーズナブルでコスパに優れたフィルムという部分が一番大きいです。

家族を撮る

私の場合は子供が小さいのでとにかく動き回ります。なのでブレたり、目をつぶっていたり、ピントがずれていたりすることが多くなります。それらをカバーするには必然的に枚数を撮らないといけません。

フィルムの中には一本3千円近くするフィルムもあったりします「なんぼするとおもっとんねん(*_*)」と子供に言っても子供からしたら「そんなんしらんがな( ´Д`)」ですよね。できるだけ入手しやすい価格で好みの発色をするフィルムをチョイスしています。 

幸い自分の場合は自分で現像してデータ化もやっているので1コマあたりで計算するとKodak Gold 200が650円、現像薬品代約50円だとして700円÷36=約20円に抑えることができます。もしこれがお店に現像に出す場合だとフィルム代も合わせてトータルで2000円近くしますので1コマ55円の計算になります。

あんまりお金の話はしたくないですが予算には限りがあります。コスパは重要です。もしご家族を撮影される場合はたくさんシャッターを切ってあげてください。家族写真は何気ない肩の力が抜けたショットがよかったりするので。

オススメの購入方法

お店で購入する方法

一番はやはりお店で購入する方法です。近所にあるカメラ販売大手の店舗ではフィルムに力を入れていてフィルムと作例を合わせて展示してくれています。用途も具体的に説明されていて好印象でした。最近は小さなカメラ販売店でもフィルムと作例を合わせて展示しているお店をよく見かけます。

あくまで大阪の都市部の話なので地方にいくとそもそもフィルムをほとんど取り扱ってないお店も多いので注意してください。SNSアカウントを開設しているお店も多いのでSNSなども活用して近所にあるフィルムを取り扱っている店舗を探してみましょう。フィルム初心者の方はフィルムの知識に長けたスタッフさんにオススメのフィルムを聞いてみるといいでしょう。

ネット通販で購入する方法

お店が近所にない場合は通販でフィルムを取り扱っているお店で購入しましょう。事前にSNSなどで気になるフィルムを検索して目星をつけておいて探してみるのもいいでしょう。私もよく通販でもフィルムを購入します。海外だとKodakのフィルムはまとめて買うと多少お得に購入できる店舗もあるので調べてみるのもいいでしょう。

メルカリやヤフーオークションなどのフリマサイトで購入する方法

これは少し上級者向けです。あまりオススメはしません。使わなくなったフィルムが多数出品されています。中には稀にとてもお得な商品が出品されています。中古フィルムカメラを購入する際も同じですがもし購入する際は信用できる出品者か、市販されているものと比べ価格は安いか。などに気を付けて購入する必要があります。

中古フィルムに関しては購入する際に気を付けないといけない点は使用期限、個数、保存状態のこの3点です。期限切れフイルムについては後で詳しく説明しますが期限が切れて年数がかなり経っているものに関してはオススメしません。個数に関してはいざ購入してみたら数が違うなどのトラブルを避ける為にもしっかり確認しましょう。保存状態についてはフィルムは常温であれば日がたつにつれて劣化して正しい発色をしなくなります。フィルムは冷蔵庫等で低温保存されていれば劣化が抑えられている可能性があります。

ただし冷凍保存の記載があっても本当に冷凍保存されていたかどうかは出品者次第です。購入者のリテラシーが試されます。以上のことに気を付ければいい買い物をすることも可能でしょう。あくまで自己責任です。

期限切れフィルムについて

フィルムには使用期限があります。常温保存で記載されている年月までは品質を保証するというものです。リバーサルフィルムは別に低温保存の条件があります。期限切れフィルムは量販店ではほとんど販売されません。町のカメラ屋さんなどで稀に取り扱っているお店もあります。あとはメルカリなどのフリマサイトで購入可能です。 

期限切れフィルムを購入するうえで気を付ける重要なポイントは2つです。

ISO感度

保存状態にもよりますが高感度フィルムはオススメしません。ISO800以上の期限切れフィルムは買わないほうがいいです。もちろん期限が切れてからの年数、保存状態にもよりますが期限が切れて10年以上のものはやめておきましょう。下の写真はFUJIFILMのISO800のフィルムで期限が切れて10年ほどのものです。ネガの像もかなり薄くなります。

FUJIFILM SUPER 100 期限2007年 

ISO感度が低いとまだ写真としても見れますが肌の色など赤黒くなってしまいます。正しい発色はしないので注意が必要です。

保存環境

常温保存のものは日が経つにつれて劣化していきます。冷蔵保存の場合は多少は劣化が緩やかになるので期限が切れていてもある程度の発色はすると思います。

中にはあえてやれた感じを出す為に期限切れフィルムを使う方もおられるので一度は試してみてるのも面白いと思います。

なぜこの時代にフィルムを使って写真を撮るのか

フィルムは主要メーカーのFUJIFILM、Kodakを筆頭に現在でも多くのメーカーが生産を続けてくれています。若い方の間でフィルムで撮る写真のあの何とも言えない懐かしさ、暖かさが逆に新鮮に捉えられて購買につながっているように思えます。

コロナ渦になる以前は中古カメラ店にいけば必ずと言っていいほど自分より若い10代、20代の方々がフィルムカメラのコーナーに居たように思います。写真に関して言えば毎年高性能のデジタルカメラやスマホが発表されシャッターを切れば綺麗なディスプレイに撮った写真が表示され即座に確認、共有できるのになぜわざわざ手間のかかるフィルムを使うのでしょう。

フィルムをカメラにつめる。フィルムを巻き上げる、露出を測って絞りとシャッタースピードを合わせてピントを合わせてシャッターを切る。撮り終わったらフィルムを巻きとってお店にいき現像を依頼する、現像のあがりを待つ間、中古カメラを物色したりカフェで時間をつぶしたり、現像からあがったら先ずインデックスを確認してええ感じやんとニヤけるこのひと手間が楽しいです。この情緒とも言える時間は、私がフィルムを使って写真を撮る理由の一つです。

現像後のインデックス

またその他にも、フィルムの風合いやデジタルにはない味わい、そして往年のフィルムカメラをこの2021年に使うことができる、言わば経験欲です。私自身フィルムカメラだけではなく最新のミラーレス機も所有しています。写真はフィルムじゃなきゃいけないなんてことはありません。なんなら家族写真はiPhoneで撮ることが多いです。

しかし頻繁にフィルムカメラにフィルムをつめて撮影しています。私の場合は写真を趣味にして2年ほどはデジタルだけで撮影していました。ひょんなことからフィルムを使い始めてのめり込みました。デジタルの便利さ快適さに少し飽きを感じていたのかもしれません。そんなときに出会ったフィルムで撮った写真。撮ってから写真になるまでのアナログなひと手間をかける行程が面白く、フィルムという100年近く歴史のある記録媒体が平成生まれの私には新鮮で、心地よく感じられました。

フィルムとSNS

カメラとフィルムの組み合わせを投稿してみよう
現像から上がってきた写真を投稿してみよう

私はSNSに心が動いた場面、心境を写真と文章にして投稿して色んな方と交流することで写真がより楽しくなりました。フィルムカメラと出会ったのもSNSで見た心惹かれる投稿でした。

映えの為のフィルム?

私がフィルムで写真を撮るようになった動機のひとつとしてSNS映えする写真を撮りたいから、他人と違った表現をしたいからという理由もあったと思います。しかしいまは映えに関わらず素直にフィルムで写真を撮ることが楽しいです。フィルムには「映え」という一言で片付けることができない味わい深い魅力があります。

間違いなく推せる体験

フィルムをまだ使ったことのない方は是非実際に手に取って使ってみてほしいです。そしてこのアナログなひと手間を新しい体験として楽しんでほしいです。もしかしたら私みたいにどはまりすることがあるかもしれません。その際はご一緒にフィルムライフを楽しみましょう。

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