プロからアマチュアまで安心!「Kenko AIフラッシュ AB600-R」このストロボ1本で夜の街ポートレートも完璧!

Pocket
LINEで送る

初めまして。写真家のENO(@eeeno1218)といいます。漢字で書くと、飯野になります。ご縁あって、ヒーコに登場することになりました。記事を書くのは初めてなので緊張していますが、読んでいただけると嬉しいです。

今回はケンコー・トキナーから5月24日に発売されるストロボ 「AIフラッシュ AB600-R」をご紹介します。僕は普段ストロボライトをほとんど使わないのですが、使わないからこその所感を大事にしてお話できたらなぁと思っております。どうぞよろしくお願いします。

プロからアマチュアまで安心!「Kenko AIフラッシュ AB600-R」このストロボ1本で夜の街ポートレートも完璧!

自己紹介

改めまして、ENOです。スポーティーな服装が好きで、プロフィール画像にあるようにいつもこんな感じのスタイルで撮影をしています。ファッションとしても好きですし、動きやすくて撮影にも適しています。海外留学や美大で学んだこと、デザイナーとしての経験をいかしてプロフォトグラファーとして活動しはじめて4年目になります。

それではまず最初に、普段僕が撮っているものについて、簡単にお話ししようと思います。基本的にはグラフィック的デザイン性のある建築物や、街や自然の中に見つけるカラフルな色合い、鮮烈な色彩に対してシャッターを切ることが多く、今回のような外でのポートレート撮影もしています。

ポートレート作品

風景もメインの被写体のひとつになりますが、「絶景を探して三千里!」というパターンは僕の場合少なくて、どちらかというと、都会や身近な風景の中から、自分なりの構図を見つけて撮るのが好きなタイプです。具体的な被写体でいうと、東京タワーが好きです。色彩も鮮烈で、綺麗だと思います。動物はさほど撮っていないんですが、猫を時々撮ります。猫も好きです。

スナップ写真

今回は「AIフラッシュ AB600-R」をカメラにクリップオンしまして、夜の街へ撮影に出かけました。いつもならシャッターを押す前に諦めていたような環境下で、シャッターをどんどん切ることができる楽しさはなかなかのものでした。本記事では、AIフラッシュだからこそ難しいことを考えずとも、どんどん撮れる楽しさをお伝えしたいと思います。

プロからアマチュアまで安心!「Kenko AIフラッシュ AB600-R」このストロボ1本で夜の街ポートレートも完璧!

はじめに

プロフェッショナル、しかしストロボビギナー。

結論から言いますと、ストロボの機能の高さに救われました。

先ほどもお伝えしたように、僕は普段ほとんどストロボを使いません。プロとして活動しはじめて4年目になりますが、これまで写真というものの基礎をしっかりと勉強してこなかったので、恥ずかしながら、ストロボの使い方すら分からずにここまできました。ライティングを使った創作的な撮影もほとんどしたことがありません。バウンスを当てる角度や方向等々分からないことがたくさんで不安だったことを、ここに告白しておきます。

今回のテーマ

今回は、あえてストロボビギナーの僕が使用して、「プロとしての自分が求めるクオリティにストロボビギナーでもたどりつけるのか」というチャレンジを含めた企画としてお届けします。それではお楽しみください。

AIフラッシュ AB600-Rの特長

AIフラッシュ AB600-Rとは

程よいサイズ感


製品仕様

対応調光方式i-TTL
ガイドナンバー最大60(200mm時、ISO100時)、29(35mm時、ISO100時) 、19(18mm時)
ズームレンジ20mm~200mm(ワイドパネル使用時18mm)
フラッシュモードTTLB / TTL / M(マニュアル) / RPT(マルチ発光)
発光周波数1~200Hz
無線通信方式光学式 / 電波式(2.4GHz帯)
対応シンクロモード先幕・後幕シンクロ、ハイスピードシンクロ
バウンス方式オートバウンス / 手動バウンス
それぞれバウンスロック機能
発光部回転角度水平:-180~180° 垂直:0~120°
リサイクルタイム3.5秒*
電源単3形乾電池4本使用(アルカリ / ニッケル水素)
外部接続端子microUSB端子(ファームウェアアップデート用) / シンクロ端子 / 外部電源端子
調光補正-3.0~+3.0 1/3EVステップ(TTL)
発光量1/1~1/128 1/3EVステップ(マニュアル)
電池寿命180回以上*
温度警告機能対応
AF補助光29ポイントAF
サイズW80×D62×H196(mm)
質量470g(電池含まず)
JANコード【ニコン用】4961607782866

※アルカリ乾電池使用時の数値です。

※仕様表 ケンコー・トキナー「 AIフラッシュ AB600-R 」(公式サイト)より引用。

対応メーカー

今回、僕はニコンユーザーということもあって、この「Kenko AIフラッシュ AB600-R」というニコン用ストロボのレビューをすることになりました。将来的にはキヤノンEFマウント、ソニーEマウント用にも対応予定なんだとか!

大画面液晶パネル


とにかく画面が広い!!そして、分かりやすい。ボタンや画面上の文字が何を指しているか、直感的にわかります。カメラや機材の操作中にありがちな「あ〜〜この設定どこだっけ〜〜!?」と目を凝らして探すストレスがないのが最高でした。

オート露出

「普段ストロボ使わない」って話をしましたが、一台、持ってはいるんです。ただ、オート露出がない。これがあるのとないのとでは全く違うというのを、今回の撮影でひしひしと実感しました。AIフラッシュ AB600-Rは、シャッタースピード、F値、ISOを確定すると自然にストロボの光量を設定してくれるので、ストロボビギナーにとにかく優しいです。オート露出の精度が高いので基本お任せですが、明る過ぎると感じた場合には光量をマイナスにして調整していました。

アクセサリー

調べてみると、このケンコー・トキナーのストロボ、アクセサリーがかなり充実しています。ソフトボックスにカラーフィルター、スヌートやハニカムグリットという未知のアイテムまで。やり始めたら止まらなさそう。

バウンス機能

オート露出に加え、オートバウンス機能がついていて、これで周辺光を計測してヘッドがオートでグルグル動きます。詳しくは後ほど。

ワイヤレス対応

ワイヤレスにもばっちり対応しています。別売りのコマンダーを購入しましょう。いやはやケンコー・トキナーさん、商売上手です。今回ワイヤレス撮影は行なっていませんが、例えば光源を真横から作ったりするプロダクト撮影などの場合、ワイヤレスで操作ができると重宝するのではないかと感じました。

ポイント

  • 大画面液晶パネルで夜でもありがたい。
  • オート露出が便利!
  • アクセサリーが豊富!
  • バウンス機能が革新的!
  • ワイヤレス対応!

バウンス機能

AIフラッシュ AB600-Rの最大級のオススメポイント、それがバウンス機能です。

バウンスとは、日本語でいうと「はね上がる」とか「跳び上がる」という意味があり、バウンス撮影とは発光部の角度を調整して天井や壁など何かに反射させて、光を柔らかくして被写体に当てる撮影スタイルです。クリップオンしたストロボの発光部を直接被写体に向けることなく、様々なものに跳ね返らせて光を遊ぶ感じですね。

ただ、僕のようにストロボをほとんど使用したことがない人間にとっては、正直難易度も高く、どこにどの程度当てたらイメージした光が得られるか、中々悩ましかったりもします。しかし、いま僕の手の中にあるこのAIフラッシュ AB600-Rはその悩みを一蹴するかのように解決してくれました。このポイントを話さずにAIフラッシュ AB600-Rは語れません。

オートバウンス機能

オートバウンス機能を使用して撮影した写真がこちら。


AIフラッシュ AB600-Rには、オートバウンス機能が備わっています。つまり先ほどお話した発光部の角度をどこにどの程度当てたらいいのか?という悩みを、自動的に調整してくれるのです。初心者にとってはこれほど安心な機能はないですよ。プロ・ハイアマチュアの方が、例えばスピードを求められる撮影などで、このAIフラッシュ AB600-Rの優れた機能性を十二分に活用してもらえる場は多いのではないかと思います。

このオートバウンス機能は天井、左右へと3方向に対応とした機能を搭載していて、操作方法もとても簡単。被写体に対してカメラを構えたら、あとはオートバウンスボタンを押すだけ。自動的にバウンス角度を計算して発光部を導いてくれるのです。これがとてもスムーズでノンストレスでした。マニュアルへの切り替えも簡単でした。

オートバウンス機能が自動で反射しやすい白い壁に向かってくれている。
ちなみに僕は、オートバウンス機能を使いつつ、レンズに応じて対応するズームモードをマニュアルで設定して、ズーム距離の焦点距離を小まめに設定していました。こうすることでより正確性のある光をオートバウンスに計算してもらいたかった狙いがあります。この機能もオススメです!

アングルロック機能

そして、このオートバウンス撮影においてさらなるグッドポイントとなるのが、アングルロック機能です。

アングルロック機能とは文字通りアングルをロックする。つまり撮影したクリップオンストロボの角度を記憶・維持してくれるのです。一度設定した角度は縦位置・横位置を切り替えても維持されたまま。これぞ神機能と言えるのではないでしょうか。モードスタイルもオート・マニュアルにかかわらず使用できます。 また、操作性もとても簡単でオートバウンス機能同様、アングルロックもワンボタンでON/OFF可能です。

サンプル例

上記した光源がほとんどない路地がこちら。被写体の足元に車のライトらしきものが当たっていて少し明るい部分があるものの、その他は弱い散光が少し回っている環境。


上の状況写真の環境で、オートバウンス機能を駆使して撮影した写真がこちら。

カメラと被写体の距離感とこのストロボの向きで、これほどの光量を得られる驚きもさることながら、その上で被写体に掛かる光を適正に調節してくれているのがわかります。これはすごい。

今回は、70-200mm f2.8のレンズを使って望遠でのポートレートに挑戦しています。顔への光源もほとんどない路地での撮影です。200mmという中々の距離感で撮影したにも関わらず、光がしっかりと顔にリーチしていて、仕上がりにとても驚かされました。光量が圧倒的かつ、オートバウンス機能が、光を当ててバウンスさせるべき場所をわかってます。人間より賢いのではないかと思ってしまいますね。

すさまじい大光量


そして、このバウンス効果を最大限に引き出すことを可能しているのが、AIフラッシュ AB600-Rに搭載されているガイドナンバー60という大光量です。

この大光量には、そこにバウンスさせてこんなに跳ね返ってくるの?!とたびたび驚かされました。はじめ、明るい繁華街で撮影していたんですが、わざわざ裏路地の暗がりに移動したほどです。明るい繁華街とはいっても、日没後で空は真っ暗なので、まさかストロボを使うのに「光が多過ぎる」なんて状況になるとは思ってもいませんでした。恐るべし大光量、ケンコー・トキナー。

上の写真の撮影風景

失敗例

こちらの写真は光量が強過ぎた例。被写体に満遍なく光が当たっているものの、バウンス機能を使用することで被写体と背景の一体感を狙った作品なだけに意図には合わずオーバー気味の1枚。

AIフラッシュ AB600-R バウンス機能

  1. 被写体に対して自動でバウンス角度を導いてくれるオートバウンス機能を搭載している。
  2. オートバウンス機能は天井、左右へと3方向に対応している。
  3. オート・マニュアルモードON/OFFの切り替えはワンボタン。
  4. 撮影した角度を記憶・維持してくれるアングルロック機能を搭載している。
  5. 一度設定した角度は縦位置・横位置を切り替えても維持される。
  6. オート・マニュアルモードにかかわらず使用できる。
  7. アングルロックの切り替えもワンボタンで可能。
  8. ガイドナンバー60という大光量。

先幕シンクロ

先幕シンクロは、シャッターが全開になると同時にストロボを発光させる方法です。スローシャッターにした場合、被写体の進行方向に残像のような光跡が残ります。

今回は、先幕シンクロ撮影をメインに撮影していますが、AIフラッシュ AB600-Rは後幕シンクロにも対応しています。例えば車の光跡が残ります。先幕で動く車を撮った場合は、進行方向に光跡が残るので、不思議な写真が撮れますよね。今度試してみたいと思っています。

シャッタースピードによる変化

シャッタースピードによって撮れる絵の表情がガラリと変わるのが、この先幕シンクロ撮影の楽しいところであり、同時に難しいところでもありました。

失敗例


遅くすればするほど光跡を作る時間が増えるので、よりアーティスティックな印象のある写真になる一方で、ぶらしたくない被写体までぶれてしまうことも多く、工夫と練習の必要性を感じました。

オート露出の成果


設定をどうしたら最適なのかが分からず、しばらく苦戦しました。最終的にシャッタースピードは光跡を作るために1/4~1秒、ISOは100に固定、F値を作りたい光跡に合わせてカスタマイズする形に落ち着きました。オート露出機能のお陰で、ストロボ側の設定はほとんどそのままでした。恐るべしハイクオリティーなオート露出機能!

失敗例


看板やライトを光源にしていたので、顔と光の軌跡が被ってしまいがちでした。ちょうど顔の高さから上に灯りが集中していた事もあって位置が難しかったです。

結論、半端なくストロボビギナーにやさしい一台

ストロボの新しい選択肢


AIフラッシュ AB600-Rを1台持っているだけで、これまで撮影できる選択肢にすら入らなかったロケーションでも簡単に撮影ができる。暗がりの中で無理な設定で写真を撮るようなこともしなくていい。オートバウンス機能が撮影環境を把握して動いてくれるので、シャッターを切る僕は被写体の動きや変化に集中でき、同時にスピーディな撮影も可能になります。確実に表現の幅を広げてくれるストロボでした。

プロアマ問わず、はじめての一台におすすめ

僕自体がストロボビギナーなので、これは自信を持って言えるのですが、Kenko AIフラッシュ AB600-Rは初心者にもとにかく優しいストロボです。オートバウンス、オート露出、分かりやすいインターフェイス、すべてが感覚的に操作できました。プロの方でも仕事で活躍する機会は多いでしょうし、持っておきたい1本です。

ストロボを買いたいけど悩んでいる。そんなユーザーの方にはもってこいです。タイムマシーンがあったら、過去の僕に届けてあげたいと思える、そんな一台でした。

Pocket
LINEで送る