アイデア次第でコーディネート無限大!コンパクトLEDライト『LUME CUBE AIR』がポートレート撮影で活躍する理由

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真っ黒に敷き詰められた視界の中で、見落としてできたムラがないかと望みを掛けていた。首を方々に動かしながら、「ほんの少しだけでいいから」と取るに足らない声が出て、手を無作為に動かして辺りを探した。しばらく経っても黒は黒のままだったのだけれど、足がもつれて転がってしまって、立ち上がろうとしたとき、私の掌に何かが当たった。次の瞬間、白光が閃くように広がったので、驚いて私は咄嗟にギュッと手を閉じた。

少しの冷汗を伴わせながら、深い呼吸をして、意を決して、掌を一気に広げた。白光はヨーイドンで一斉に我先にと溢れながら、あっという間に黒を引き裂いていった。掌の中のもの、それは圧倒的に「LUME CUBE AIR (リュームキューブエアー)」だった。

LUME CUBE AIR × Yusuke Suzuki

はじめに

常日頃から定常光撮影をしている私にとって、LEDライトはよく使用するアイテムの一つなのですが、正直なところ、あまり利便性に長けたものを持っておらず、それなりの重量があったりするものを持っていたりします。

今回、コンパクトLEDライト「LUME CUBE AIR」を使用する羨望の機会を得ました。前身である「LUME CUBE」の存在は知っていたものの使用する機会がなかったので、新型である「LUME CUBE AIR」が発売されて以降、今か今かと機会を伺っていました。そして、遂にめぐり会ったかと言いますか、ともすれば、イメージトレーニングをし過ぎて、すでに懐かしささえ漂うような状況だったりもするのですが、ぜひぜひ本記事で「LUME CUBE AIR」の活躍ぶりをご覧になってもらえると嬉しい限りです! 鈴木悠介(@monocolors_)です。よろしくお願いします!

LUME CUBE AIRの特長

LUME CUBE AIR + 付属品(白色ディフューザー、オレンジディフューザー、Micro USBケーブル、ストラップ) ※画像はKenko Tokina HPより引用

仕様表

ボディ

熱耐久性のあるボディーとラバーコーディング

サイズ(高さ×幅×長さ)

44mm×31mm×44mm

重量

56g

全光束

1000ルーメン

明るさ調整

25%、50%、75%、100%

ストロボモード

2パターン

照度

400 LUX / m

防水

IP68(10mまで)

演色性

CRI 90 +/-

色温度

5700K

動作時間

50%の明るさで約2時間作動

照射角

60°(120°まで拡張)

充電方法

Micro USB

三脚ネジ穴

1/4″ -20(1箇所)

その他の仕様

内蔵マグネット、フリッカーフリーライト

付属品

ストラップ、Micro USBケーブル、白色ディフューザー、オレンジディフューザー

Kenko Tokina HPより仕様表引用。その他アクセサリーはこちらから

コンパクトと軽さの最適化

LUME CUBE AIRの特長をお話する上で、サイズと重量について触れられずにはいられません。サイズは44mm×31mm×44mmとコンパクト、重量は56gととても軽量にデザインされています。56gというと平均的な卵の重量が60gと言われているので、どことなくイメージが湧くかもしれません。その携帯性の便利さや収納スペースには事欠かないと言えます。

実際に使用した実感としては、このコンパクトさと軽さが絶妙なバランスだなぁと感じました。というのも、もしこれ以上コンパクトで軽くなってしまったら、屋外撮影でどこかにLUME CUBE AIRを置いて使用するとなった場合、少し風が吹くだけで転がってしまい撮影どころではなくなってしまうのではないか。はたまた、入れたと思っていたポケットに偶然穴が空いていて、気づいたら、ちゃんとお別れを告げぬまま、バイバイそしてありがとうなんてことも起こり得るわけです。

このLUME CUBE AIRは、実用性を兼ねたコンパクトさと軽さに最適化されたライティングディバイスと言えます。

大光量ライティングディバイス

LUME CUBE AIRはこのサイズ感で大光量を取得できることも魅力の一つです。上記の仕様表にあるように 全光束1000ルーメン、照射角は60°(付属のディフューザーを使用した場合120°まで拡張可能)とサイズは小さくとも大きな光を宿しています。

明るさは25%、50%、75%、100%の4段階で調節可能です。その明るさが実際どの程度の違いを見せるのか下の写真をご覧ください。

明るさ25%
明るさ50%
明るさ75%
明るさ100%
上の画像からは、25%から50%の光量の振り幅は大きいものの、50%以降の振り幅は丁寧に調節されて増しているように感じます。さらに、付属品のディフューザーは光量をさらに細かく調節することができ、取り付け方法も本体にキャップリングするだけで使用可能と簡単。LUME CUBE AIRは大光量に終始するのではなく、その光の在り方を細やかに誘導してくれています。

撮り手としてみたら、大光量の方が表現の幅が広がっていいという面がありつつも、欲を言えば愛のままにわがままに細やかに光の調節もしたいという側面も正直あるわけです。LUME CUBE AIRは、ライティングディバイスとして細かい調節が行き届きにくいという点を見事に超越しているように感じます。大光量と細やかな光の調節の両方を一つのライティングディバイスとして成し得たものとして、このLUME CUBE AIRは見事なまでのポジショニングを私たちに提示していると言えます。

ディフューザー未使用
ディフューザー使用
※キャンドルグラスにLUME CUBE AIRを入れています

操作性

スマホにアプリを取り込みペアリングすることで遠隔での操作が可能です。光量を調節したいなどというときにその場を離れずに操作ができるのはノンストレス、痒いところに手が届く配慮に愛着が増すばかりです。

また、マグネットを背面に内臓しており、環境によって固定が可能となるため、一人での撮影も楽しめます!

防水機能

LUME CUBE AIRはなんと防水機能付き。仕様表に記載のある「IP68」というのは、防水性の高さについての等級のようなもので、LUME CUBE AIRは水面下10mまで使用が保証されているものとなります。水中で使用可能となっただけで、テンションがグッと上がります!

LUME CUBE AIRの主な特長

  • 実用性を兼ねたコンパクトさと軽さに最適化されたライティングディバイス
  • 大光量と細やかな光の調節の両方を兼ね備えている
  • 携帯に専用アプリを取り込んで操作ができて便利
  • 防水性に優れ、水面下10mまで使用が保証されている

LUME CUBE AIRで遊ぶ

メイン光

LUME CUBE AIRの軽量、光量、操作性は撮影の表現に高い自由度を与えくれます。ただし、実際どのようにして使用すればいいのか迷ってしまうという人もいるかと思います。そこで、ここからは撮影した実例を元にLUME CUBE AIRの実用性を探ってみたいと思います!

光をダイレクトに当てる


オーソドックスですが、被写体に対して直に光を当てつつ、背景に伸びる影で遊ぶような表現。

    ※ちなみに、この撮影ではアシスタントさんにお願いして光量の調節をしてもらってます。ボタン一つで操作可能なのでスムーズに撮影が進行できてオススメです!

直線的な光を作る


障害物の隙間を利用して光の直線的な線を作っています。自然光では中々条件が揃わないと撮影できないようなことも、LUME CUBE AIRが一つあれば実現可能!

LUME CUBE AIR使用例

バックライトを演出する


ここではLUME CUBE AIRを四つ使用して大きな紗幕の下から被写体をシルエットにするようにセットを組んでいます。大光量だからこそ成せるライティングと言えます。単数の使用だけでなく、複数使用したからこその表現もまた楽しめます!

反射を取り入れる


反射しやすい水を使って光を取り込んだ表現。アクリルケースに水を入れてLUME CUBE AIRを当てながら撮影。LUME CUBE AIRの携帯性の高さを存分に活かしつつ、好みとなる光具合を探しながら撮影しています。

補助光

ここからは、LUME CUBE AIRを補助光として使用した表現を探ってみます!メイン光とはまた違った使用方法ができるので、こちらもオススメです!

今回用意したセットはこちら。

LEDのラインライトをメイン光にして、LUME CUBE AIRを使用していきます。

被写体の顔のシャドウを少し起こしたいとき

LUME CUBE AIRなし
LUME CUBE AIRあり
    ※LUME CUBE AIRの当て方は手動で調節。画像の右上よりアシスタントさんに持ってもらいながら、顔のシャドウを起こすために光をかすめるようにして柔らかく当てています。

アクセントライトとして逆光を作りたいとき

LUME CUBE AIRなし
LUME CUBE AIRあり
どちらの例も、光を足したいときに使用した例です。夜のロケーション撮影だったり、暗めの室内の撮影であったり、あとほんの少し光があればいいのに!といったときにLUME CUBE AIRが役立ってくれることは間違いなさそうです!

LUME CUBE AIRの使用例

  • 光をダイレクトに当てて背景に伸びる影を演出する
  • 障害物の隙間を利用して光の直線的な線を作る
  • 複数使用してバックライトを作る
  • 反射しやすいものに光を当てて撮影する
  • 被写体の顔のシャドウを少し起こしたいときに補助光として使用する
  • アクセントライトとして使用する

作品ギャラリー

最後に

LUME CUBE AIRでの定常光撮影は、比較的自然光に近い感覚で撮影ができるのがポイントです!この機会にぜひ新たな表現を手に入れるきっかけとして、LUME CUBE AIRを使用してみてください!

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