ご飯写真を撮ることに生きがいを感じはじめつつある、すー(@iamnildotcom)です。最近はめっきり、スタジオでポートレートの作品撮りなどをおこなうことも減り、その分日常で写真を撮ることがとても増えました。ライフスタイルの変化と共に、自分にとってカメラとはなんだろうと向き合うことにも繋がりました。
実はここ一年前くらいから、360度カメラ RICOH THETA(以下、THETA)を使用できる機会に恵まれまして、ヒーコ内で使いあったりもしていたのですが、今やいつでも持っているような状態にもなってきたりします。
今回は、そうなった経緯を紐解いていきながら、今の自分にTHETAというカメラがとてもマッチしている!と自覚するに至るまでの理由を紐解いていきたいと思います。
カメラ女子がオススメするRICOH THETAの魅力!毎日持ち歩いて、まるごと写したくなる理由。
THETAとの出会い
はじめに、THETAを毎日持ち歩くようになった経緯を簡単に説明します。
私は元々、LEICA Qというカメラを普段から持ち歩いています。そのカメラで、日常のスナップ写真を撮ったり、料理や、たまに作品撮りも撮影しており、とくに不満もなく…というよりこのカメラが大好きで、楽しいカメラライフを過ごしていました。
そんなある日、THETAを試用する機会に恵まれました。機械にうとい私は、見慣れない形、360度写真という未知の領域に、少し踏みとどまりそうになりながら、一度使ってみたところ。
ビビッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!ときました。
そして今、普段はLEICA QとTHETAを持ち歩く毎日に。
ここが良かったポイント
私が良い!と直感的に感じたポイントをまとめます。
- ポケットに入るコンパクトさ
- ポケットから取り出しやすい、何も引っかからない形状
- ワンタッチだけで撮影できる
- 軽い!!!!!
- 友達と一緒に写真が撮れる
- 背景もまるごと写せる
元々私が使用していたカメラは、ポケットにはぎりぎり入らないサイズなこともあり、移動中などバッグにしまっていることも多々ありしました。ですが、THETAはポケットになんなく入るコンパクトさと、なにも布にひっかかったりしないスマートな形状を持ち合わせていて、荷物を極力減らしたい自分にとっては相性バッチリ。
また、難しいことをなるべくやりたくない私にとって、電源をいれてシャッターボタンをポチッと押すだけで撮れるのも、気軽さを感じました。
私はいつも撮る側に回っていたため、自分が写ることは基本的に無かったのですが、THETAがあることで自分も一緒に写るというのが個人的に革命でした。スマホで一緒に自撮りはあっても、写る範囲が全く違うので新しい感覚です。
360度おさめられることで、前から持っていたカメラとは決定的に、用途を分けて考えることができ、以前からのカメラと、新しいみんなとその空間まるごと「一緒に」撮る用のカメラ・THETAの二台体制ができあがったのです。
これまで、良い写真を撮るという活動が主軸だったのに対して、写真そのものを日記のように捉えるようになった心境の変化にも繋がります。あっと驚く360度写真も素敵ですが、私にとってTHETAというのは日常を丸ごと残してくれる、写真日記のようなものになっています。
まるごと写したくなる景色
実際に自分が使用したTHETAカットを例に、どんな時に使いたくなるか、実際に使ってみてよかった点を紹介していきたいと思います。
遊びの記録
どこかへ皆で行った時、風景やスナップ写真はたくさん撮るのですが、素晴らしい天気に恵まれながら自然の地へきた時なんかは「全部まるごと写せたらいいのに」や、場所に限らず「集合写真もあったらよかったな」と思うことは少なくありませんでした。
そんな中、THETAを使うようになってからは、例えばこの上の写真のように、晴れた空のもと、ツリーハウスに登って気持ちよく景色を眺めていた瞬間。「あ、THETAならまるごと写せるんだった」と思い出してさっと撮影。まるごと写っている分、今でもこの写真を見ると、記憶をより鮮明に思い出すことができます。
スピード命の記念撮影
この着物の写真は、以前に姉家族の年賀状用写真として公園で撮ったものなのですが、実は姪っ子が超がつく人見知りで、ご機嫌でもカメラを向けるとうつむいてしまったり、だんだん隠れてしまったりと、撮影にはかなり苦戦していました。
また、走り回ったりするため着物もどんどん着崩れていき早く撮らないといけないという時間勝負。どうしようか…と頭を悩ませていたのですが、ここでTHETAを使ってみたらいいんじゃないか、と思い使用してみると見事に成功。カメラだとは思わないようで、自然なワンシーンを撮影することができました。
説明不要!簡単設計
カメラに慣れていない姉家族でも、本人たちでTHETAを使った自撮りを撮ることもできたりして、これは説明が「このシャッターボタンを押せば撮れるよ」と言って渡せば完了するTHETAならではだな、と感じました(事前にセルフタイマー3秒設定にし、ピピッと鳴ったら撮影完了というモードにしていました)。今までカメラを渡すような場面では色々説明することが多かったので、お互いにやりやすかったと思います。
写真素材としても使いやすい
景色がぐるっとまるごと撮れる分、枠のように周りに木々が入ってくるのも360度ならではの表現。それが「文字も入れやすい」と年賀状としても好評でした(笑)確かに文字を入れる素材としても扱いやすそうだなと、この機会に新たな可能性も感じられました。
撮るが遊びに
THETAでも写真を撮りはじめたことで、カメラの楽しみ方の幅がとても広がりました。というより、遊びの延長にTHETAが加わったと言ったほうが正しいかもしれません。
誰かと一緒に写真を撮る時、私が一眼カメラで撮る場合は一方が撮る・もう一方が写る、もしくは二人でカメラを構えて各自好きなものを撮るような、一人でファインダーをのぞいて自分だけ見えているものを切り取る、という個人プレーが主になるのが常でした。
THETAではそれが真反対で、セルフタイマーを使ったTHETA本体から撮影の場合、お互いどう写っているのか見えないまま「このへんでいいかな?」「押してみよ」と言い合うワクワク感や、撮影をスマホ操作で行う場合はスマホでどう写るか一緒に見ながら「あ、これなら私こっちにいたほうがいいか〜」と調整しあったりするような同じ状況である一体感が生まれます。その後シャッターボタンを押し、スマホに撮った画像を転送させてスマホアプリで編集しながら「こんな写真になった!」「もっとこうしてみようよ」と、一緒に試行錯誤して、お互い遊んでいるような気軽さで楽しむことができます。
楽しみ方を選べる撮影スタイル
もともと一人で写真を撮っているのは大好きですが、写真好きでない人といる時の温度差や、相手がカメラに対して感じている苦手意識を感じとった時などは、申し訳なさを少し感じる時もありました。ですが、THETA「も」持つようになってからは、今は一緒に遊びたいなという時に、THETAを選ぶようになりました。
特にカメラ好きでない友達や家族といる時、自然と記録もできて、誰も気負わずに、むしろ積極的に一緒に撮れるTHETAは私の心に平穏ももたらしてくれますし(笑)、「撮るぞ!」という感覚ではなく「一緒に遊ぶ」という感覚があらゆるハードルを下げてくれているような気がします。そして、きっちり写真も残せて一石で何鳥にもなります。
まるごと写るから楽しめること
ちなみに、こちらのピクニック写真は、お母さんと二人でピクニックに行った時の写真です。
※ お母さんは普段から全身黄色な格好をしているわけではありませんし、私も全身真っ白の格好はしていません。
ですが、こういった格好に至ったのは「まるごと写る」ことが前提となったピクニックだったからです。私は自分が撮る側だけであればそんなに着ているものにこだわらないのですが、まるごと写るならせっかくだし普段はしないようなオシャレな格好と、とことんオシャレなランチセットを持って行こう!と意気込んで、事前に二人とも写った時にマッチする色で合わせてコーデを一緒に組み、全力で挑みました(笑)
お母さんと一緒に写真を撮りに行くのも、遊びに行くのもとてつもなく久しぶりだったのですが、THETAきっかけでとても楽しいピクニックをすることができ、記念写真もたくさん撮れて良い思い出になりました。
…関係ないですが、外で食べるだけでいつもの何倍も食べ物が美味しく感じられたので、ピクニックは超絶おすすめです!!平日の午前中だったからか、人もおらず快適に、自然の空気を感じられた日でもありました(笑)
今回のまとめ
- スナップ用のカメラとRICOH THETAの二台持ちが最高
- ポケットに入って取り出しやすいスマートさ
- 誰でもすぐに使える操作性
- 一人でファインダーを覗く、ではなく「一緒に同じものを撮る」
- 遊びながら撮れるし、撮ることが遊びになるカメラ
- さっと記録したい時に便利
- 写真が苦手な人でも楽しく参加できる
- まるごと写ることで変わる、写真に写る意識
「とりあえず持って行こう」と思える気軽さ
色々な自分の推しポイントをこの記事では書いていきましたが、めんどくさがりで重いものを持ちたくない自分がそもそも「とりあえず持って行こう」といつもバッグにTHETAを入れていることこそが、THETAの魅力に大きく繋がっていると思っています。
写真を撮ることは好きですが、カメラは重いのでそんなに持っていたいものではないのが本音です。肩もこりますし。ですが、撮ること、写真に残すことは好きなので、それを叶えるには致し方なし…と持っていると言っても過言ではありません(誰かに怒られそう)。
そんな自分が、一台にとどまらず今や二台体制でいることは本当に自分でびっくりです。元々持っていたカメラにプラス、というのはハードルが高く今までも叶わずでしたが、実はそこに音もなくスッとTHETAが落ち着いたことは、後から気が付いたという他ありません。
それくらい「よし撮るぞ!」という助走なしに記録できるということなんだと思います。
#まるごと写したい思い出
THETAをもっていなかった時のことを思い返すと、あれもこれも、まるごと写せたらよかったなと思うものがたくさんあります。
この記事をここまで読んでくださった方も、ここでTHETAを撮ってみたらどうなるんだろう、と想像していただけると、想像上でも少し楽しめるかもしれません。
他にも、
- 一枚を見返すと色々な思い出が浮かんでくる写真
- あの時見た景色が忘れられない
- 思い出に残る旅行写真
- 何気ないけれども忘れたくない日常写真
- 先週訪れたあの場所
- 久しぶりに会った友達と
そんな時に、THETAがあったらきっとさらに素敵な写真が追加されることでしょう。
実は、THETAをもっていない方でも投稿できるハッシュタグ #まるごと写したい思い出 というのがTwitter・Instagramで展開されているのはご存知でしょうか?
このハッシュタグは、お手持ちの写真の中から「ここでシータを使ってみたかった!」「ここでシータを使ったらどうなるだろう?」といった写真にタグつけをして投稿し、皆でまるごと写したいと思った思い出を共有しようといったものになります。
ヒーコ自体も、新しい写真の可能性を模索するメディアとして日々写真について考える事が仕事でありライフワークでもあります。このハッシュタグは、THETAに日々触れていく中で私たちがお手伝いさせていただいた、写真の存在を見つけ直す大切なキャンペーンでもあります。
すでにたくさんの投稿があるので、見るだけでも楽しんでいただけると思いますし、驚くくらい素敵な写真がたくさん見れるのでおすすめです。
シータを持っていない人はもちろんのこと、スマートフォンでも一眼レフカメラでもミラーレスカメラでも(なんでも)OKなので、気軽にハッシュタグを付けて写真を投稿してみては如何でしょうか?