ライティングをイラストで解説!ストロボ1灯でテーブルフォトをおしゃれに撮る方法

こんにちはー!今日もお腹の空腹アラームがなりっぱなしのすーちゃん(@iamnildotcom)です!突然ですが皆さん、料理の写真って撮っていますか?自称「カメラ女子」と公言している私は勿論、持ち前の食い意地で料理を食べ終わってから写真を撮っていない事に気がつきます…。これではカメラ女子の名前を語れない!?と不安になってきたので、今回はお家で料理写真を撮ってみてその中で見つけたポイントなんかをご紹介していけたらと思います!

ライティングをイラストで解説!ストロボ1灯でテーブルフォトをおしゃれに撮る方法

「テーブルフォト」を撮ってみよう!

まず始めに、「テーブルフォト」とは、名前通りなんですがテーブルを使って撮っている写真の事をいうみたいです。SNSでよくご飯やお弁当やお花、または小物なんかをテーブルの上に置いて並べたりして撮っている写真を見るかと思いますが、それらの総称となるようですね。

以前ヒーコの「写真と生きる」の記事でご出演されていた今道しげみ氏はこの道のプロフェッショナルなので気になる方はぜひチェックしてみてください!綺麗で美味しそうな写真がいっぱいあります!

今道しげみ×黒田明臣 対談「幸せな一瞬を残すための写真」

「GODOX WITSTRO AD360」を使用

今回私が行うテーブルフォトでは、「GODOX WITSTRO AD360」を1灯使ってライティングし、昼間のような光を演出していけたら思います!このライティング方法は、ボス(@crypingraphy)が以前に仕事で曇りの中ランチ風の写真を頼まれた際に実際に行っており、そこから学んだ(盗んだ)ものです。ライトも事務所から引っ張り出して同じものでおこないました(笑)

語彙力が壊滅的なのでイラストでお届けしますが、こんなセッティングをしました!

このように窓際にテーブルを置いて、ライトを窓の外に置きかつライトの光が硬すぎたので、薄いカーテンを引いて遮光し少しやわらかめの光にしました。そして1灯なので光がきている場所以外の部分が暗すぎてしまう懸念があったため光の反対側に板状の白いレフ板を置いています。環境光が入らないように、部屋の電気は消して真っ暗な状態です。

昼間のような光にするポイント

ここで、外に置いたGODOX WITSTRO AD360に何もアクセサリーをつけない状態にすると、ボス曰く「昼間のような光」っぽくなります。アクセサリーによって指向性がつかないのと硬い光が直射光のようにみえますね!ちなみに今回の写真は日曜朝に寝坊した遅めのモーニングを想定(笑)

アクセサリーを何もつけないようにすると、構造的に360度光が向かう形になるので光を全方向的に向けられるようになり、ライトが局所的に当たっているというような状態ではなく、窓全体から光が入っているように見せることが出来ちゃうんです(とはいえ光の「ムラ」が全くないとは言えませんが)。

これで、ちょうど遅めのモーニングっぽい強い光と影が演出できました。ですが、そのままだとちょっと光が硬すぎる感じがしたので薄いカーテンを挟んで和らげました。

光の種類とライトの詳しいレビューについて

ちなみにヒーコでは私が書いた「GODOX WITSTRO AD360」のレビュー記事(作例はポートレート)と、光の「硬い」や「やわらかい」といった種類について黒田明臣氏が紹介している記事がある(自然光を例にしていますが原理は一緒です)ので、気になる方はそちらも合わせて読んでみてくださいね!この記事の一番下にリンクを貼っています♫

撮影開始!

まずは一品、「サンドイッチ」をメインにテーブルの上に置いて撮ってみました。

なんとなく置いて撮った一枚

これはボスに「上部分が明るすぎる」とアドバイスを頂いたので直していこうと思います!言われてから見れば、確かに全体的に明るいのでメインのサンドイッチに視線が集中しにくいような感じがしますね。

光を遮光

黒い板で光を遮ってみました…が、う〜ん遮光しすぎた(笑)もう少しメインに光を当てていきたいところ。

完成!

光を遮光し調整していき、なんとか完成!メインに一番光が当たっていて、他のカップや小物には光が当たりすぎずメインにまず目がいくような写真になったかと思います。

構図を変えて撮ってみる

違う構図でも撮ってみました!思いっきり寄ったり、背景まで入れるくらい引いたり、上から撮ったり、たった1品でも色んなバリエーションが生まれますね〜。

料理を並べよう!

今度は料理を並べて豪華な感じにしてみました!三脚を使わずに手持ちで撮影してみましたが、意外と三脚が無くてもイケちゃいますね。

これをまたボスに見て貰ったところ、「正確に皿が並んでいないのが目立つから斜めにした方がいい」とアドバイスを頂いたので斜めに撮ってみました!

若干料理の配置も変えつつ、斜めにして撮ってみたところ先ほどより動きも出て皿の間隔のバラツキなどもあえてラフな雰囲気にしているような感じでさほど気にならなくなりました!

前ボケに要注意

撮っていて、違和感を感じたりしたら料理の配置を変えたり撮る角度を変えたりと工夫するのですが、その一例がこんな感じです!

失敗写真

これ、「前ボケ」うるさくないですか?

解決!

前ボケが大きくて暗くて、良い印象を与えないし何がメインかわかりません。なので、少し引いて逆に前ボケになっていたものをメインになるように変えました!

これでスッキリしましたね^^

何かがしっくりこないなあと思ったら、なぜそうなっているのかその要因を突き止めるとスッキリとした絵になるかもしれません!料理は静物動かない!まずはじっくり見極めながら撮影するのが肝みたいですね〜食べたら無くなっちゃうし…。

今回のまとめ

  • GODOX WITSTRO AD360にアクセサリーを付けずに使用すると寝坊した朝くらいの「自然光」のようなが演出できる
  • 光が強すぎたり硬すぎたりする時はカーテンや布など使って調整する
  • レフ板で影を起こす
  • 光を遮光したり調整してメインを目立たせる
  • 寄りや引きや縦構図など色んな角度や構図で撮ってみる
  • 三脚を使わなくても結構イケる
  • 前ボケが邪魔にならないように気をつける
  • 食べたら無くなる

最後に

いかがだったでしょうか?

私が料理撮影で一番学んだことは、目の前に食べ物があるのに食べちゃいけないという戦いを強いられるということです。これがかなりキツイ…。でも、早く食べたいからといって冷静な目を失うのは要注意です。空腹時に撮影するのは控えた方がいいかもしれません。

もし自然光で撮る場合は天気にとても左右されますが、ライトを使って撮ることが出来ればどんな時間でもどこでも再現ができるので便利ですね♫

今回の撮影で使った料理はほとんど勝海麻衣@katsumi0411m)氏に作って頂きました!撮影場所・食器や小道具などはボスからお借りしました。お二人のおかげで豪勢な料理写真を撮ることが出来ました!ありがとうございます!

これでまた少しカメラ女子への階段を上がれたような気がします!次はテーブルフォトで「お花」を撮ってみようかな〜。それではまた!

おまけ

自然光で撮影

日を改めて、快晴のお昼時に今度はライトを使わずに自然光のみで撮影してみました!

あれ?こっちの方がライトを使ってるみたいに見える(笑)

自然光で撮れば「自然」になるというわけではないみたいですね。光って奥が深いなあ。この写真は太陽の光が強すぎて影が濃すぎちゃったんですが、レフで調整しようにも光がレフまで届かなくて反射させられなかったり、刻々と動いていく光に合わせて撮らなきゃいけなかったりで、ライトで撮ったほうが光の調整がきくので撮りやすいなあという印象でした。

でも写真の出来栄え的にどちらが良いかはわかりませんが!ライティング・自然光、どちらにせよ匠の技が必要そうです…!

光の違いについての記事はこちら!

自然光で撮影しよう!光の種類と捉え方。

「GODOX WITSTRO AD360」レビュー記事はこちら!

カメラ女子が本格ライティング! GODOX WITSTRO AD360 ポートレート撮影 レビュー!

テーブルフォトでワンランク上のクオリティを目指している方へ

最終更新日:2021年8月11日
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