今回はVSCO Film 03特集ということで、インスタントフィルムの色合いを再現するためのプリセットをご紹介します。あ、あきりん @crypingraphyです。
VSCO Film で簡単 Lightroom レタッチ
さて、そもそもVSCO Filmとは? という方は、こちらの記事をご確認ください。
VSCO Film 03とは
Instant Films features digital emulations of beautiful tones and magical tints. Classic and nostalgic, this highly-stylized collection recreates the looks of traditional instant films.
今回は VSCO Film 03。こちらはインスタントフィルムのような風合いをデジタルでエミュレーションしたもの。
美しいトーンや濃淡を再現してくれています。
ちょっとしたスナップ写真なんかも、独特のイメージにしてくれそうですね。
このVSCO Film 03は、インスタントフィルム特集なので、個人的に利用することはないだろうなあと、ずっと購入していませんでした。
こちらのVSCO紹介シリーズのために購入してみたんですけど、これはこれでおもしろいなというのが正直な感想です笑
こういう加工をよくみるのもあり、けっこう好きな人は多いかもですね。
今回試したセット
使用機材
Sony α7R II / Sony FE 85mm F1.4 GM のセット。
プリセットをソニー用で設定しています。
Lightroom CC
以前と同様ですが、今回はLightroom CCでの現像です。
これによって、RAWデータから直接エミュレーションすることが出来ます。
特に、カメラプロファイルをVSCO側が用意してくれているので、撮影したカメラに適したVSCOをインストールすることをおすすめします。
カメラメーカー毎に用意されている
VSCO Film をインストールするとわかりますが、最初にカメラメーカーを設定する箇所があるので、ここで使用メーカーにチェックをいれましょう。
カメラキャリブレーション
正しいカメラを選択すると、このカメラキャリブレーション > プロファイルのところに適切なカメラプロファイルが設定されます。
他メーカーのプリセットを使用すると、ここがAdobe Standardのまま変化しないので気をつけてくださいね。
VSCO Film 03を試してみよう!
VSCO FIlm 03では、メーカーそれぞれのプリセットもそうですが、それぞれに Consumer と Professional というフォルダーにわかれています。
Included Films
PX-70 Cold / – / – – / + / ++ /
PX-70 Warm / – / – – / + / ++ /
PX-100UV+ Cold / – / – – / + / ++ / +++ /
PX-100UV+ Warm / – / – – / + / ++ / +++ /
PX-680 / – / – – / + / ++ /
PX-680 Cold / – / – – / + / ++ / ++ Alt/
PX-680 Warm / – / – – / + / ++ /
Time-Zero Polaroid (Expired) / – / – – / – – – / + / ++ /
Time-Zero Polaroid (Expired) Cold / – / – – / – – – /
Fuji FP-100c / – / – – / + / ++ / ++ Alt / +++ /
Fuji FP-100c Cool / – / – – / + / ++ /
Fuji FP-100c Negative / – / – – / + / ++ / ++ Alt / +++ /
Fuji FP-3000b / – / – – / + / ++ / +++ / HC /
Fuji FP-3000b Negative / – / – – / + / ++ / ++ Alt /
Polaroid 665 / – / – – / + / ++ /
Polaroid 665 Negative / – / + / ++ / HC /
Polaroid 669 / – / – – / + / ++ / +++ /
Polaroid 669 Cold / – / – – / + /
Polaroid 690 / – / – – / + / ++ /
Polaroid 690 Warm / – / – – / + / ++ /
Polaroid 690 Cold / – / – – / + / ++ /
サンプルにした写真

これがLightroomに取り込んだだけで何もしていない写真。
フィルターを使用しているのもあって、ちょっとソフトフォーカスになっています。
ソフトっぽいほうがインスタントフィルムっぽさが出るかな?と使用してみました笑
とは言え、個人的にインスタントフィルムを利用した経験がないので、再現度がどうなのかは正直わかりません。
Before After をみていただいて、描写的な再現として使えそうかどうか
皆さんの作風に応じて判断できる材料になればベストです。
作業工程
- SOOC(撮って出し)にプリセットをあてただけ
- 露出・コントラスト・ホワイトバランスもいじっていません。
- (でも本当はホワイトバランスやコントラストや露出は写真ごとに調整したほうが良い)
- (今回はたまたまピッタリ調整せずに合っただけ)
- 一つのプリセットでは – / + / ++ の三種類で効果の強弱の違ったモノが用意されています。
それぞれのプリセットは、 – / — / + / ++ と四種類ずつ効果の違いが用意されています。
Consumer
こちらがコンシューマーシリーズ
PX70


PX70 Cold


PX70 Warm


PX100UV Cold


PX100UV Warm


PX 680


PX 680 Cold


PX 680 Warm


Time Zero Polaroid


Time Zero Polaroid Cold


Professional
プロフェッショナルシリーズ
Fuji FP 100c


Fuji FP 100c Cold


Fuji FP 100c Negative


Fuji FP 3000b


Fuji FP 3000b Negative


Polaroid 665


Polaroid 665 Negative


Polaroid 669


Polaroid 669 Cold


Polaroid 690


Polaroid 690 Cold


Polaroid 690 Warm


まとめ
以上、VSCO Film 03でした。
インスタントフィルムならではというか、加工感がものすごい感じになっていますね。
普通にレタッチしていたら大げさすぎて躊躇してしまいそうなレベルに難なく変わっています。
それでもなんとなくそれっぽさは感じるところが興味深いです。
インスタントフィルムは今でもいくつか用意されているので、そういったものを利用してみるのもおもしろいかもなあと思いつつ、データに残したい派の自分にとっては悩ましい選択です。
個人的には、モノクロのイメージがけっこう好きでした。
今回はポートレートで試しましたが、スナップでもちょっと試してみたかったので、あてはめてものをおいておきます。
インスタント感があってよいかも。
スナップサンプル
それではまた