ナチュラルな描写!NiSi ブラックミスト1/4 と Allure Soft アルーアソフトフィルターを日常的に持ち歩きたい理由

こんにちは、カメラマンの小林修士(@ShujiKobayashiP)です。

今回は、NiSiのブラックミスト1/4とAllure Softを使わせていただきました。普段人物を主に撮影しているので、このフィルターを利用してポートレートを撮影したレビューを行なっていきます。

ナチュラルな描写!NiSi ブラックミスト1/4 と Allure Soft アルーアソフトフィルターを日常的に持ち歩きたい理由

ソフトフィルターを使う理由

ソフトフォーカスのフィルターは「re-flection」という私の作品でよく使っています。

過去にヒーコで執筆させていただいた「フィルター効果で生み出す幻想的なポートレート撮影術!光の捉え方や構図で変わる作品表現」と「ポートレート撮影でおすすめのフィルターを厳選!ソフト効果で得られる、美しいぼかしや滲みの雰囲気」の2つの記事でも説明させていただきましたが、ソフトフォーカスのフィルターは美しくぼかしたり滲ませることができます。詳しくは記事をご覧ください。

ブラックミストフィルターは実は自分の作品にはあまり使ったことがありませんでした。しかし、他のカメラマンが撮影した素晴らしい作品をTwitterやInstagram等で拝見するようになり、丁度気になっていたタイミングでお声がけいただきました。

届いたフィルターを開けて感じたこと

まずはじめに、手元に届いたフィルターを開けて感じたことは作りの良さについてをお伝えさせてください。

以前使わせていただいたNDフィルターの時も同様に感じたのですが、フィルターをケースから出した時に感じる堅実な作り、それを入れるケースに関してもフィルターを衝撃からしっかりと守るように作られているのが感じられるので、とても好感が持てました。

ブラックミスト1/4はフィルターが非常に薄くできています。そのため広角レンズを使った場合でもケラれないようになっています。

窓際という光が強い場所で撮影してみた

Allure Softを窓際で使ってみると

ソフトフォーカスは自分の作品でもよく使ってきました。そのためどのように違うのか興味があったAllure Soft。今回の撮影の前に少し試してみた時には、いつも使うフィルターよりもソフトの具合は抑えられているように感じました。

撮影当日は晴れていて日光がスタジオ内に差し込む素晴らしい日だったので、フィルターの効果が顕著にでるであろう逆光状態の光で撮影をしてみました。

コントラストが高い部分でのグロー効果

窓と窓枠、そして髪の毛など、コントラストが高くなっている場所に、はっきりとグロー効果が表れています。

この写真を最初に見た時に驚いたのは、今まで使っていたソフトフォーカスだと、このグロー効果が強く、画面全体が軟調な雰囲気になるのですが、Allure Softは光が強い部分にはソフトな効果がはっきりと出つつ、画面全体のコントラストはある程度保たれたままになりました。

光が強く当たる場合でも自然な描写に

次は窓から光が差し込む状況で撮影をしてみました。

先ほどの逆光状態に比べると明確なソフトフォーカスの効果は出ておらずとても自然な描写です。しかしモデルの顔や服に強い光が当たっていても決して硬い描写にならず、まるで光が柔らかく包み込んでいる様な雰囲気になっています。

正直、この写真をカメラの液晶で見た時は驚きました。

おかしな言い方ですが「ソフトだけどソフトじゃない」ように感じました。

ブラックミスト1/4を窓際で使ってみると

同じ状況でブラックミスト1/4を使ってみました。すると、Allure Softとは同じようでありながら全く異なる表現の写真になっていることがわかりました。

ハイライトとシャドウのコントラストが抑えられる

撮ってみてわかったのは、このブラックミスト1/4の特徴はハイライトとシャドウ部分のコントラストが抑えられるという事です。

同じ状況でAllure Softを使って撮った写真と比べるとはっきりとその違いが解ると思います。例えば髪の毛の暗い部分を見比べるとブラックミスト1/4を使っている方がディテールが残っています。

霧がかったような神々しい表現も

また、このように光が直接レンズに当たるような場合は、画面全体にまるで霧がかかったような、そんな表現をすることもできます。

ミスト系のフィルターの場合、このような逆光状態で撮影すると、光の乱反射が激しくて使えないこともありました。しかし、ブラックミスト1/4はそのようなことがありません。

窓から多少遠ざかって直射日光を避けるようにすると、霧のような効果は抑えられました。これは好みや描写したいものによって、光をうまく使い分けると良いでしょう。

透け感のある布を使って撮影

窓辺で撮影した次は、透け感のある布を使って撮影してみました。布を被ってもらい、窓に対して背を向けてもらっています。そのため顔は影になっています。

通常、このような状況では布が白トビしないように、露出をアンダーにして、現像時に暗くなりすぎた部分を持ち上げるという処理を行うことが多いです。

ブラックミスト1/4を使うことで、コントラストが低減し、画面上の明るい部分の露出を抑えることができました。

特徴が顕著に現れない撮影シーン

一方で、撮影の状況によっては、今まで書いたような特徴的な効果が顕著に出ない場合もありました。

例えばこのような場合。

窓から差し込む光の中に、筋状に差し込む強い光があったため、それを印象的に捉えるために露出を一段ほど下げて撮影してみました。

こちらはAllure Soft、

こちらはブラックミスト1/4を使用して撮影しました。

拡大して比べてみると、ブラックミスト1/4を使った方は、Allure Softを使った写真よりも、シャドウ部分が少し霞んだような感じになりました。

この写真の場合は、今までの写真よりもコントラストが低いため、はっきりとわかる効果にはなりませんでした。

同じ条件で比べてみた

次に、カメラを三脚で固定して、同じ露出で「フィルターなし」「Allure Soft使用」「ブラックミスト1/4使用」の順番でスタジオの内装を撮影してみました。

フィルターなし

フィルターを何もつけずに撮影しました。

Allure Soft

Allure Softを使用した写真では、ソフトの効果が強く現れました。

ブラックミスト1/4

ブラックミスト1/4を使用した写真は、「フィルターなし」「Allure Soft」に比べて写真全体のコントラストが低減していることがわかると思います。また、フィルターをつけている・つけていない以外は同じ条件で撮影しましたが、すこし露出が下がったようになりました。

これについてNiSiに問い合わせたところ、「ブラックミストは黒い拡散材によって、全体的にトーンが暗くなる」との回答をいただいています。あくまで写真を比べているからわかったことで、通常使用時に気にはならないレベルだと思います。

まとめ

今回使用させていただいたブラックミスト1/4とAllure Softは、特殊効果フィルターでありながら、描写がとてもナチュラルですが隠し味のように写真に効いてくる効果がありました。

強い光が差し込む状況やコントラストが高い状況になると、隠し味だったその威力を十分に発揮した描写になります。このように多様な表現ができるのであれば、日常的に持ち歩くカメラに常時つけていても良いと実感しました。

使用機材

商品詳細 ブラックミスト1/4

商品詳細 Allure Soft

モデル:近衛りこ

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