RAW現像するその前に!イメージを持つと風景写真が劇的に変わる。

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これからRAW現像のテクニックなどを書かせて頂くことになったACE(@lapho_jp)です。
よく「なぜAceなの?」って聞かれるのですが、この名前は以前留学していた時に学校の先生がつけてくれた英語名になります。海外の方が覚えやすいため利用しています。

風景写真のRAW現像のテクニックをご紹介する前にRAW現像の考え方について、自分なりに書きたいと思います。
RAW現像のテクニックを学ぶことも大事なことですが、RAW現像に入る前に完成イメージを明確にすることもとても大事です。
「イメージすること=設計図」みたいな物だと思って下さい。

RAW現像するその前に!イメージを持つと風景写真が劇的に変わる

人が見る写真だからこそ人の思考を考える

多くの方が、綺麗な風景写真のRAW現像を心がけていると思いますが、よく考えて見て下さい。
綺麗な風景写真と判断するのは人なんです。
風景写真を見て、綺麗と感じるのは、「人の思考が綺麗な風景写真と思う」だから人の思考を考慮した現像を心がけなくては、綺麗な風景写真に現像することは難しいと思います。

人の思考や感じ方を理解した上で、写真のRAW現像に活かすことが重要です。
たとえば「水平は安定感を感じるが、斜めは不安定感を感じる」「シャープな部分は存在感があるが、ボケた部分は存在感がない」「明るい部分は注目するが、暗い部分は無視される」など、無意識の中で、自然と感じていることが多くあります。

それを理解することが出来れば、自分の伝えたい内容をより明確に伝えることが出来ます。
また「自分のイメージ通りの作品」を作り出すことも出来るでしょう。

風景写真におけるRAW現像の明暗差

難しく書いたかもしれませんが、すごく簡単なことで、人の目には、「暗い部分は無視され」「明るい部分は視界に入りやすい」。
じゃあどうするべきか?上の写真を参考に考えてみると簡単だと思います。
一番に目を引く部分が滝と光が当たっている部分になります。
また右側のシャドー部などは、無視されます。

考え方としては、真中の光が当たっている部分、右の暗い部分、左の中間部分。
この3つのパーツに明暗差を付けています。
この明暗差がなければ、奥行き感の無い写真になってしまいます。

また大きな被写体は、存在感があるため、あまり明るくしなくても目立ってきます。
また逆に小さな被写体は、明るすぎてもあまり存在感がありません。
明暗差を作るには、被写体の大きさも大事になってきます。
前景の岩の上の葉っぱは、結構明るく仕上げていますが、目立ってないと思います。

ディテールはクリアな写真を作るだけでない

写真のRAW現像の時にディテールについて考える必要があります。
ディテールは「眠たい写真をクリアにする」だけではありません。
人の目は、ディテールがある部分に自然と向き、ボケた部分は無視されます。

例えば、遠景の被写体を目立たせたいからと言って、「シャープをカリカリに掛けてはいけません」。

遠近感と奥行きを正しく表現するためには、遠くにあるものほど輪郭がぼんやりしている必要があります。その原則を曲げることは出来ません。

またその素材の持つ質感も考える必要があります。
目立たせたいからと言って、「動物の毛をカリカリに仕上げることはしませんね」。
写真のRAW現像において、一流のプロとはっきり違う部分が、「加減とバランス」です。
意味を持っていて、尚且つ素材を損なわないようにバランス良く「加減」することが「一番重要」です。

またハイライトからシャドー部までのコントラストを上手くコントロールすることが出来れば、風景写真のRAW現像が劇的に変化します。

まとめ

私は海外の風景写真が大好きで、多くの事を海外の風景写真家の方から学んできました。
これからご紹介するRAW現像のテクニックも海外の風景写真の様な仕上がりになるテクニックが多くなると思いますが、ご興味のある方は、これからもよろしくお願いいたします。
次回からは具体的なRAW現像のテクニックをご紹介したいと思います。