テクニックはイメージを具現化するための手段。

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こんにちは、浅岡省一 @shoichi_asaokaです。

最近はテクニカルな教本や情報が増えてきており、また機材の性能も飛躍的にアップしているため、
その手の情報を参考にすれば誰でもある程度の写真が撮れるような環境が整っています。
ですが、逆にそのせいで似たような写真が溢れるようになってしまい、とてもモッタイナイことだと感じています。

テクニックは、センスや感動から生まれてくるイメージを具現化する手段の一つです。
感性やセンスを確立している方は様々なテクニックを吸収してそのイメージを写真で
表現していけばいいのですが、そういったイメージを持たない人が得たテクニックだけで撮ってしまうと、
いつのまにか手段が目的となってしまい、人の心を突き動かすような写真が撮れなくなってしまいます。

英語のテキストが何故「This is a pen.」という意味の無い文章なのかといえば、
そこには伝えたいイメージや感動が無いからです。
あれはただ文法を教えるために無理矢理作った文章だからです。

テクニックだけに頼った写真もそれと同じで、どんなに凄いテクニックを駆使しても、
自分自身の感性の裏打ちが無ければ、小手先だけをこねくり回しただけのつまらない写真を
量産する結果になってしまいます。

テクニカルな内容は具体的で理解しやすく、また読み手が真似しやすいので市場ニーズが高いのは理解できますが、
写真で大切なのは「貴方が何を感じて何に感動してどう伝えようとするのか」です。
この写真も、特に何か大げさなテクニックを使って撮ったわけではなく、事故防止のために倒してあったゴールポストに
モデルに寄りかかってもらい、自分が気持ちいいと感じるポーズと構図とタイミングで切り取っただけの写真です。

大切なのはHow(どうやって撮るのか)ではなくWhy(何故撮るのか)。

それこそが、皆さんでしか撮れない写真への入り口となるのではないでしょうか。

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