発表、仲間、独学、そして筋肉 | あきりんをつくる方法

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スポーツはからっきしなのにスポーツ選手が好きだけど甘いものは食べられない。あきりん @crypingraphyです。30手前のおじさんが、ポートレートをはじめるまでを二回にわたって紹介しました。それが今では、仕事で写真を撮るようにまでなるから人生わからないものですね。

独学でもいいじゃない。

これまでの記事はこちら。

写真が趣味の初心者から脱却する為に。

あきりんを作る方法

ポートレートの始め方

あきりんを作る方法

苦悩が隣の部屋に引っ越してきた。

これまでの二回をお読みになられた方は重々ご承知、当時の自分ははっきり言って写真への情熱もなければ退屈しのぎ程度でした。それが初の写真展を通して、急速に写真へとのめり込んでいったのです。そして、一度熱を持ってからはもう苦悩の連続です。一度も途切れたことはありません。

とにかく写真を発表し続けた。

それまでの活動

実は、初展示の前にも写真投稿サイトへの投稿やSNSをはじめとする写真の公開というのは行なっていたのですね。
自分はやるからにはなんでも調べて、そしてチャレンジしていくという性格で、常に自分の力量以上のステージに挑み続けていたいタイプなので旅行に行って何かを撮ることがあればそれを色々なサイトに載せたりしていました。
その度に心折れて、でも続けてという繰り返し。
同じような写真を延々と笑、あとは文章を書くのも嫌いではないので、自分のブログでポエムを書きつつ写真を載せるというカメラ女子らしい活動をしていたり、カメラ女子ブログでランキング1位になるために四苦八苦したり笑
普段ブログの方でご報告している審査サイト 1x.com にもカメラを買った当時、2012年には登録をしていました。

1x.com 初通過

親友の結婚式で2013年に出席と同時に撮影した写真を、2014年になってから、ふと1xの存在を思い出しアップロードしてみました。
それがまさかの通過。登録した当時に撮影した旅行写真やスナップは、受賞作品など含めても一切相手にされなかったのですが、ポートレートでようやく。
このあたりの時期がポートレート専科のオーディション時期とも一致して、運命の悪戯か偶然なのか、少しずつ自分の中の人物写真というモチベーションがあがっていきます。

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小さなことを積み重ねること

それから2015年には、100枚以上通過して、年間のコンテンストでの受賞となるまでには、なんと3年近くのブランクがあるのですね。
2014年のポートレート参加を決めたあたりから投稿を再開して、そこから徐々に増えていくのですが、長い道のりでした。
今でこそ仲良くさせていただいていますが、富久さんやTatsuo Suzukiさんをはじめとする東京カメラ部でご活躍中の皆さんは写真をはじめた頃からの憧れで。少しでもそこに近づけたことは嬉しかったです。
そう考えると、この短い歴史の中でも、やっぱりコツコツと発表を続けることが大事なんだなと思うんですよね。

そして、発表を続けるということは、発表してそれが成功するということ以上に大事なんだと思います。

小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道だと思っています。

– イチロー

これはオレが好きなスポーツ選手、イチローの名言なんですが、まあオレなんかはまだまだとんでもないところでもなんでもないんですけど、同じことを信じて積み重ねていったら少しでも近づけるかなーと思いつつ、まだまだ日々修行中です。

仲間をつくろう

悔しい思いをした初の写真展

当時は、美術館以外で写真展というものにも都内では行ったことがなく、温度感も空気感もわからない中での参加だったため、忠実に慎重に言われたことを行った結果、簡単にいうとびびりすぎてやりたいことに自ら制限をかけてしまったのです。結果、悔しさの残る展示となったのですね。その気持ちをバネに展示してからたくさんの撮影をするようになり、前述の通りSNSや写真投稿サイトを中心に活動を増やしていきました。

Tricolors | 展示の際に作成したブックの作品

仲間がいるということ

初めての展示に参加して、そこで得た一番の収穫は写真を愛する仲間なんですね。
それまでの自分は独学というだけではなく、孤独に写真をやっていました。
写真をやっている友達はいたのですが、それを遥かに上回る情熱をもった参加者たちにあふれる空間で、オレの中の何かが変わったのです。

それが結果的に、意識せずとも自分が写真に情熱を傾ける為の力となり、写真の奥深さや難しさに楽しみを与えてくれました。

独学でもいいじゃない

独学で、写真は筋肉で解決するという結論に至る。
独学で、写真は筋肉で解決するという結論に至る。

誰かに教わるという発想がなかった。

写真を学んだことはありません。と言うと語弊がありますが、自分は後からこの世界に、突然落ちてきた害虫みたいなもんで。ずっとこの道を歩んできた人たちや目指している人たちと比べると大きな隔たりがあります。
ですが、だからといってそれを卑下したり、自分が下手な理由にはしたくないので、歴史や仕組み、レタッチや現像などの後処理についてなど少しでも追いつけるように学ぶようにしています。当時は、世の中に写真学校があるなんていう発想がなかったし、考えたこともなかった。少し考えれば当たり前のことなのに。

どうやってうまくなればよいのかなどさして頭を巡らせることもなく、「手っ取り早く今より少しうまくなる方法はないか」という軽い気持ちで色々な書籍を買いあさり、それが糧になったりならなかったり。結局行き着いたのは海外の書籍やサイトで、そこから独学で気になったタイミングで少しずつ学んでいきました。

まだまだ学ぶことは多いですが、少しずつ結果に結びついていることは感じます。その為に学校へ通ったり誰かに学ぶ必要があるかと考えると、この年齢で生活もある中そうするには捨てるものが多すぎるんですね。
もちろんそうできたら良いなとは思うんですが。
なので、これが困難ながらも最も自分に適した道だと考えています。

厳密には独学ではない

しかし、そういう体系的な学び方とは別に、写真を楽しむ仲間ができたことで、何気ない会話の中からまたは直接的な質問などによって、色々なことを学んでいきました。ポートレート専科で出会った常任フォトグラファーの方々や、YOSSHA でおなじみの小林修士さん、気になることはとにかく聞いて少しでも吸収。並行して自分でも調べる。そういうことの繰り返し。

何気ない会話の中で出て来る彼らにとって当たり前の事が自分には当たり前ではないという日々。そんなことばかりの中で、少しでも柔軟に吸収すべく話を聞くだけで何もかも新鮮でした。

そういう状況に自分がいれたからこそ学びに結びつけることができた。

振り返ってわかったこと

こうして振り返ってみると、全ての物事が循環しているなと。
発表し続けたからこそあった出会いと流れ。そうして仲間ができることによってある学び、モチベーションからの独学。
全てがグルグルと回っていて、その螺旋の中で自分を磨き続ける日々。

発表 | 転んでもへこたれない

例えば、やるせない言葉を浴びせられても、筋肉があれば大丈夫。
例えば、やるせない言葉を浴びせられても、筋肉があれば大丈夫。
とにかく発表しましょう。どんなに下手だと言われても何でも、自分のステージの度合いにもよりますが、それが自分で低いと思えば思うほど出したほうが良いと思います。例えば自分なんかは一時期、Twitterとflickrには写真の良し悪しや気に入り具合なんかを気にせずあげて反応をみるということをしていました。それは一つに、自分の感性以外のモノも知っておきたかったということ。この写真は駄目だと自分が思ったのなら、あえて公開する。そこではもしかしたら違う意見をきけるかもしれないし、予想通り反応がないかもしれない。そしてそれをただ純粋な事実として見つめて、改善への糧にするもよし、納得するもよし。盲目にSNSでの反応をみて落胆したり有頂天にならない事が条件ですが。

仲間 | 共に楽しもう。

一緒にカメラを買ったのにいつのまにかフォトグラファーよりモデルになっていた男
例えば、一緒にカメラを買ったのにいつのまにかフォトグラファーよりモデルになっていた男
写真を一緒に楽しむ仲間というのは非常に大事だと思います。何故なら楽しいから。
仕事はともかく、求道者でもなければ、楽しいことが大事です。
人生は基本的に楽しむ為にあるんでしょうから、せっかくこれだけ懐の深い、そして果てしなく広い世界に飛び込んで、共に時を過ごす知人がいなければ損。とにかく自分がこのモチベーションを持っているのはそこが発端です。

独学 | 何でも学びにする。

例えば、青い海を青く撮る為には筋肉を配置することで解決ということを独学で学ぶ。
例えば、青い海を青く撮る為には筋肉を配置することで解決ということを独学で学ぶ。
人生でも写真でも、学ぶことに終わりはないと思います。いくつになっても勉強。ですが年齢を重ねるに連れて、自ら学ぼうとする意志というのが大事だと非常に感じています。青年時代一切の努力と勉強をしてこなかった自分はそれを痛感しています。友人との会話、待ちゆく人々の行動、全ては写真に繋がっていると信じて世の中をみると、不思議とただ街中を歩くだけでおもしろくなるんですよね。ただ街中を歩くなんて言うことはないので真偽のほどはわかりませんが。

まとめ

筋肉で大抵のものごとは解決する。
というのは、どこかの誰かが言った名言ですが、今回は関係ありません。
今回ご紹介したのは、自分がここまで写真に没頭するに至った一例です。
既に写真に心奪われている人もいれば、これからそうなる可能性のある人も色々いると思いますが、「発表すること」「仲間をつくること」「学ぶこと」こういったことがきっかけで今より一歩写真に没頭していくことができるかもしれないですね。

model / Pes Alexander Ichikawa

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