寒さの攻撃力が増してきた今日この頃。みなさま風邪などひかれてないでしょうか?今回の記事では、柴田祥(@ShoShibataPhoto)氏、斎藤朱門(@shumonphoto)氏にそんな冬に備えたい装備と現像のポイントについてあますことなくお伝えします!
雪景色を見に行こう!撮影に備えたい装備や現像まで一網打尽にお届け
冬撮影における現像のポイント
白トビに注意
晴天時の雪の部分は白トビの可能性が高くなってしまうそうで、それを防ぐためには暗めに撮影するかハーフグラデーションフィルターを使用して撮影する方法があるそうです。他にもブラケット撮影をおこない後で画像を合成するのも有効だそうです!
柔らかい光に注目
雪や霧氷の色は基本的には白ですが、柔らかい光があたると少し色づくことがあり、それがとてもきれいなのでその微妙な色づきを残しつつ不自然にならないように調整することがポイントだそうです!
雪は白だと思いがちですが、きれいな色づきを見逃さないよう現像の際に注意したいですね。
雪の写りの見極めがポイント
雪質や降り方によって、雪なのかセンサーに付着したゴミなのか判断しづらいものに注意!
もし写っているものが100%雪だとしても、写真として写ったその雪がセンサーに付着したゴミにしか見えない場合はレタッチで消す判断も大事だそうです。
冬の撮影に備えよう!
冬となると、やはり寒さが気になるところ。今回おすすめした4箇所もとにかく寒いので、防寒には気をつけたいですね!
というわけで、機材や自分の身を守るための防寒対策も聞いてきちゃいました!
機材の対策
とにかく水分に気を付けることが大事!雪も解けると水なので、降雪の中での撮影後、暖かい場所に移動した際にはすぐに水分を拭き取ることがポイントだそうです。
また晴れの日の日中は太陽の熱があるので問題ないそうですが、降雪時での氷点下5度以下の環境だと、カメラやレンズが凍結する可能性が出てきますので注意が必要です!
寒さに弱いカメラの場合はカメラ用防寒ジャケットを使ったり、結露が気になるときはレンズヒーターがあると便利!
カメラは電子機器なので防寒対策からアフターケアーまでしっかりさせたいですね。
防寒対策
装備が重要!
基本的には-20°以下に耐えられる装備が必要なんだそうです。手、足、耳、頭、首が寒さを強く感じますのでこの部分の防寒を万全にすると吉!
-20℃とは未知の領域すぎます。冷凍庫にいれられるよりも寒いなんで、考えられませんし、意外と人間は凍らないんですね。
汗冷えに注意
また、防寒が万全になればなるほど、汗をかいてしまうことに注意!
汗をかいて肌着が汗を吸い体の熱を奪い続ける汗冷えになってしまうそうです。対策として、吸汗速乾に優れた機能の肌着を着用することが大事なんだそう。
寒いとついつい厚着してしまいがちですが、防寒性が高すぎると逆に冷えてしまうとは…!気をつけたいところですね。
あるとうれしいグッズ
フォトグローブ
撮影時冷えすぎて手が動かない…そんな時ついつい暖かさを求め厚い手袋をしてしまいがちですが、カメラ操作がしづらい経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな時は、指先が動かしやすいカメラ用手袋を使うと良いそうです!
色々なタイプがあるようなので、自分の撮影スタイルのあったものを選んでおきたいですね。
熱いカイロ
手などをあっためるときはやっぱりカイロがあると安心ですね!特におすすめのカイロは桐灰化学のマグマカイロ。平均温度が61度ととってもあったかいカイロのようです。
実際に使ったことがあるのですが、都内近辺しか移動しない人間にはとても熱かったのですが極寒の地では持っていきたいアイテムですね!
画面をみるために
晴天時は日の光が雪に反射して普段より各段に明るい状況下にいることになり、目がその明るさに順応してしまいます。ミラーレスはEVFがあるとはいえ、カメラの設定やプレビュー画面が見えずらい状態になってしまうのを防ぐためにサングラスがあると便利なんだそうです。
長時間雪の中にいるときは、雪目という眼疾患のリスクを避ける意味でも持っていくことをおススメします!
三脚用のスノーシュー
三脚を使用する場合は、三脚の脚が雪やぶにどんどん埋まってしまうので、三脚用のスノーシューがあると便利だそうです。
撮影スポットの裏磐梯での紹介でスノーシューの紹介をしましたが、三脚用のスノーシューもあるんですね!良い構図を決めても撮影するまでに変わってしまわないよう対策するのは大切ですね!
まとめ
- 白トビ対策をする
- 雪の写りの見極めをする
- 雪も水なので水分を拭き取る
- 機材の凍結に注意
- は-20℃に耐えられる防寒対策をする
- 汗冷えに注意
- フォトグローブがおすすめ
- マグマカイロがおすすめ
- サングラスを持っていくのがいい
- 三脚用のスノーシューがいい
備えあれば憂いなし
冬撮影の装備・現像編いかがだったでしょうか。寒い土地に行くには、機材も自分自身も対策は必須ですね!撮影後に風邪などひかないように気を付けていってください。
今年はどんな冬になるのか楽しみですね!