夜寒が身にしみる季節となり、冬の足音がもうすぐそこまでやってきているようです。これからの季節に撮りたくなるような冬の撮影スポットをご紹介します!
今回は、柴田祥(@ShoShibataPhoto)氏、斎藤朱門(@shumonphoto)氏のお二方が実際に撮影した場所やおすすめの時間帯などをたっぷりお届けします!
冬の撮影スポット4選
樹氷群が立ち並ぶ一面真っ白い世界
まずご紹介するのは青森県八甲田山!
東北には樹氷を見ることができる山がいくつかありますが、八甲田山もそのうちのひとつ。
樹氷とは特殊な環境条件が揃わないと成り得ない現象なのだそうで、樹氷群が立ち並ぶ一面真っ白い世界は一見の価値があるそうです…!
晴れの日がねらい目
晴れの日は青空と雪のコントラストがきれいでねらい目!
見ごろは1月~2月中のようですが、風が強いとロープウェイが運休したり、雪や霧が発生する悪天候下だと辺り一帯が真っ白でほとんど何も写せないそうです。冬期間は晴れる日がとても少ないので天気予報とにらめっこして行くことをおすすめします!
数少ない晴れの日の夕方は樹氷がピンク色に染まる夕景が広がるんだとか…!それは見てみたいですね!
アクセスはロープウェイ
ロープウェイがあるので登山しなくても登れるようです。撮影スポットも「八甲田ロープウェイ 山頂公園駅」から歩いて数メートルで樹氷は撮影できます。
スキー、スノーボードのコースもあるそうなので、下りは滑走可能だとか!ウィンタースポーツも撮影もエンジョイできるなんて贅沢!
遭難に注意
人の往来がたくさんあり地面の雪が踏み固まっているため、長靴や冬用のブーツでも歩けるそうですが、山の奥の方へ行く場合はスノーシューやスキー板が必須!
また、天候が悪い日は奥に進み過ぎると遭難の恐れも出てきますので無茶な行動はやめましょう!
(八甲田ローカルルールを参照くださいhttp://www.hakkoda-ropeway.jp/3560)
氷の泡が神秘的
次におすすめするのが、北海道糠平湖。
ここでは、アイスバブルが見れるそうです!
アイスバブルとは、水底にある植物からメタンガスが発生し気泡となり上昇する途中で白く凍った現象によってできるそうです。アイスバブルと言えば、カナダのアルバータ州のアブラハム湖が有名ですが、日本でも見れるんですね!
雪の少ない年がおすすめ
アイスバブルは湖面が雪に覆われると見えなくなってしまうそうなので、雪が少ない年が良いようです。
年によって良さが変わるとは…!当たり年には是非撮りに行きたいですね!
一面の雪原がきれい
続いては福島県裏磐梯!
この裏磐梯は、五色沼をはじめとする数多くの沼がある場所になっていて、その中でも一番大きい桧原湖周辺は雪深いので、湖面が雪原になるそうです。
特に夕日の時間帯になると、雪原が色づきとてもきれいだそうです!
ストロボがおすすめ
雪が降っている時にストロボを使うと、降っている雪を撮ることができるそうです。雪が玉ボケのようになっていてきれいですね!
体力も大事!
雪が深いため、カメラや三脚など機材を持っていくと重量が増えスノーシューを履いていても足が埋まってしまうそうです。雪道は歩きづらいので体力をつけてチャレンジすると吉。帰りも安全に帰りましょう!
繊細な霧氷がきれい
最後に紹介するのが長野県高ボッチ高原。
紅葉の時期もきれいですが、冬にはカラマツに一見雪がついているように見えますが霧氷がついていて、繊細でとてもきれいなんだそうです。
望遠レンズでとらえる
霧氷は発生場所が比較的限られていることもあって、引きで撮ると構図が似たりよったりになりがちですが、光のきれいな瞬間を望遠レンズで部分的に切り取るとより印象が深まるようです。
日の出・日の入りの光が差し込む時間帯など狙って行きたいですね!
まとめ
- 晴れの日は青空と雪のコントラストがおすすめ
- 晴れの日の夕方はピンクに染まることがある
- スキースノボもできる
- 遭難に注意!無理はしない!
- アイスバブルは雪が少ない年がおすすめ
- 夕方の雪原は染まるときれい
- ストロボがあるときれい
- 体力はあるといい
- カラマツの霧氷がおすすめ
- 望遠レンズでオリジナリティを出す
- 日の出・日の入りの光が差し込む時間帯がいい
寒いからこそ撮れるものがある
今回の記事ではおすすめスポットをまとめました。いかがだったでしょうか。どのエリアも極寒の地だったので対策は必須ですね!
ということで、次回は装備などについて聞いたことをまとめたいと思います!
次回もお楽しみに!