コハラタケル | MY PERSPECTIVE

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プロフィール

コハラタケル

1984年、長崎県生まれ。フリーライター時代に写真撮影も始め、その後、フォトグラファーに転身。企業案件・家族写真を撮影するだけでなく、セミナー講師や月額制noteサークルの運営も行っている。SNSでは女性ポートレート中心。誰もが日常で歩くような「なんでもないただの道」での撮影を得意とする。

7つのキーワード

被写体

僕の被写体は人。とにかく人が好きです。1対1の真剣勝負といいますか、モデルとカメラマンの間にできる”空気感”が好きなのかもしれません。

あとは人を撮る時に感じるプレッシャーですね。風景やブツ撮りは自分の世界だけで完結することもあると思うのですが、対象が人の場合は必ず写真を見せる相手がいる。今でも撮る前、ドキドキして胃が変になるときがあります。「はたして今日は良い写真を渡すことができるだろうか」って。でもそれは、相手にすごく魅力を感じているからこそのプレッシャーだと思ってます。

機材

作品撮りではFUJIFILMがメインです。仕事ではFUJIFILMの他にNikonも使っています。僕の仕事のうちのひとつである家族写真の撮影なのですが、強制的にストロボが使えないシーンも結構あるんです(寺院・神社でのご祈祷中など)。そのため、あとから編集で明るさを調整しなければいけないのですが、そうなると階調表現がより豊かなフルサイズに頼ることが多いです。

絶対に欠かせない機材はxproシリーズ。とくに最近発売されたxpro3は、作品撮りにおいて僕のメイン機材です。元々、ファインダーをのぞいて撮ることが多く、液晶はいらないと思っていました(仕事は別です)。でもxpro3にしてからは、ノーファインダーで撮ることも増えて”写真を撮る楽しさ”が自分の中で復活しましたね。レンズは、寄りも引きも撮りやすい35mmを主に使用しています。2年ほど前までは広角レンズと標準レンズを2台持ちで使っていましたが、今は1台におさまっています。望遠は苦手ですね。初めて撮影させていただく方ほど、一番馴染みのあるレンズで撮影に挑むことが多いです。

理由

「写真がうまくなりたい」。これに尽きます。

もちろん伝えたいメッセージもあります。でもそれはあくまでサブであり、メインじゃないんです。ずーっと心の奥底にあるのは「とにかくうまくなりたい」その一心で撮り続けてきました。だから撮りたくないと思ったことは一度もないんです。

好きとうまくなりたいは似ているようで違うと考えています。写真が好きすぎると、自分の理想と現実にギャップを感じて落ち込むときがあると思うんです。撮りたくないときは撮らないという人がいるじゃないですか? それは写真が好きだからこその行動だと思うんですよね。

でも、僕はとにかくうまくなりたいから、撮りたくなる気持ちが復活するのを待つという選択肢はないんです。だから、ずっと撮り続けていられます。

理想

日々理想とするもの、撮りたいスタイルは変化しています。

理想の写真家で言えば、ベースとして川島小鳥さんの存在が大きいのですが、森山大道さんに高橋ヨーコさん、上田義彦さんなど。海外のフォトグラファーの写真も参考にはするのですが、やはり環境が大きく違うので、日本の写真家を見ることのほうが多いです。

撮る内容も同様です。今の世界の状況を踏まえると分かりやすいと思います。外で撮影ができなくなり、変わりに1人でもできるテーブルフォトを見ることが圧倒的に増えたんですよね。僕もテーブルフォトが好きな方から、好きなアカウントを教えてもらい写真を見ましたがとても魅力的でした。今はそのアカウントの人のようなテーブルフォトに近づけるためにはどうすればいいか、ずっと考えています。

でも世界が自由になれば、また人物をメインに撮影している人を直近の理想とするかもしれない。そのときにまた理想とする写真を繰り返し見て、分析する。なぜこの人のこの写真が素敵だと感じるのか、この写真を実践するにはどうすればいいか、テーブルフォトと同じように考え続けるでしょう。理想像は自分の中で常に流れていくので、写真に軸を置いて理想に近づけるよう、日々分析と実践を繰り返しています。

発信

僕の写真は撮った時点で終わりではなく、どこかで発表したときに写真が完成されると考えています。こうしてヒーコでインタビューを受けさせていただくことや、フォトグラファーとして生活ができているのも、発表の場を作り、多くの人に発信してきたからこその結果なんです。

それを支えてくれたのがSNSです。SNSがなければ、今写真をやめていた可能性もあります。Instagramを始めたのも、影響力をつけたかったからなんです。フリーライターとして半年ぐらい仕事をしたときに「このままフリーで生きていくのは無理だ。影響力があったほうが絶対に良い」と肌で感じていました。だから、投稿する写真に関しては自分の好きを入れつつも、客観性というものを常に意識しています。今でも1つの投稿に対して写真の構成・再編集・ギャラリーのバランスなどを考える作業で1〜2時間はかかります。それぐらい熱量を込めて発信を続けていますね。

発信するというのは、ある意味、挑戦なんですよね。自分の渾身の一枚を投稿して「さぁ、どうだ!」と思いながら発信しています。僕は承認欲求もしっかりとある、本当にふつうの人間だと思ってます。だから今でも、時間をかけて作った渾身の一枚にたくさんの「いいね!」がつくと嬉しいですよ。

仕事

実はあまりこの仕事がしたい!というのはないんですよね。少し前までは広告や雑誌の仕事、それこそ芸能人も撮ってみたいなと思っていたのですが、その気持ちはなくなりました。もちろん、そういう仕事がくれば喜んで引き受けるかもしれませんが「絶対やりたい!」とは思わないです。

これはnoteでサークルを開設した影響が大きく、6月末時点で約160名の方に参加していただいているのですが、その結果を受けて「自分の写真で大丈夫なんだ」ということを再確認できたんです。自分が思う写真を撮り続けて問題ないんだって。

サークルで今後やりたいことならたくさんありますね。今よりもサークルの規模が大きくなればできることが増えます。写真展などのイベントもそうですし、若いモデルさんや写真家の支援につなげることもできます。今はサークルのことで頭がいっぱいです。

未来

自分が作ったハッシュタグで #なんでもないただの道が好き というものがあるのですが、今までは基本的にひとりのモデルさんで撮影をしていました。それを7人でやりたいです。しかもシリーズ化したい。

しかし、この挑戦もいつできるのか、まったくわからない状態になってしまいました。できるときに実行しておくことが本当に大切なんだと痛感するとともに、日常のありがたみを再確認させられましたね。

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