@Sugimoto_Yuya_)です。最近の悩みはいい加減机と椅子を買おうかどうか、です。本当に辛いんです。
こんにちは。みなさん、いまだかつて無いこのご時世の中いかがお過ごしでしょうか?部屋の床に座ってパソコンで作業をしている杉本(さて。あきりんこと黒田明臣(@crypingraphy)氏のプリセットが満を持してヒコマートにて発売されました!!その名も『夕焼けの光や夜の室内を徹底攻略した現像データセット』。
そして僭越ながらヒーコ編集部杉本が徹底レビューしていきます。プリセットの中にはPhotoshopで使えるPSDなどが含まれたものもありますが、この記事ではLightroomで使える物をレビューしていきたいと思います。
夕陽の光から夜の室内を極めよう。ヒコマートのプリセットを徹底レビュー
夕陽の光をコントロールし自然に色を仕上げるレタッチデータ。
プリセット紹介文
優しいコントラストを演出しながらも、色味をしっかり表現してくれます。撮影時の夕陽の濃さ次第で表情が変わるのでその変化を楽しんでください。また、このプリセットを適用した後でも自由に調整ができるのも魅力です。
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全体に優しいコントラストになっており、シャドウは無理なく上がっています。夕陽の色が特徴的ですね。夕陽のコントロールは難しくて、急激な変化になりやすいのですが、このプリセットでは太陽の方向からフワッと光が広がる感じがしっかり再現されています。また、シャドウの青みが効いていて、コントラストは低下しているものの、視覚的には色のメリハリがあって引き締まって見えます。
実際にはヒストグラムの左右に空間があり、このプリセットを当てた後に好みの調整をしても破綻の心配は無いと思います。しっかり夕陽の色味を捉えつつも自由度の高い、とても楽しいプリセットです。


元々夕陽の色が濃いシーンでは更に効果的な表情に。
少し濃いかなと思っても露光量を上げるだけでお手軽に好みの濃さに変えることができます。この自由度は前回のプリセットから変わらずですね。
夜の室内を思い通りに仕上げる方法がつまったプリセット
プリセット紹介
夜の室内で作品を撮ったことが無いので夜の入り口くらいの写真を使わせて頂きましたが、室外でも合わせることができるプリセットでした。ヒコマートには素敵な作例があるのでそちらもぜひチェックしてみてください。
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プリセット適用段階では真っ青ですね、これは作例的に仕方ないです。明るさをあげ、ホワイトバランスを調節しました。
だいぶムードが出ましたね。屋外で使いたい人は任意のホワイトバランスでプリセットをもう一つ作っておくと良いかもしれません。露光量が下がっているのでアンダーで撮る方はそちらも自分の撮影スタイルにあった露光量にしておくとより一層便利になります。個人的に今回の中で一番楽しいプリセットな気がしてますね。衝撃的なほど良い雰囲気!最早映画ですよね。ここまでLightroomだけで行けるというのが衝撃ですね。数値の変化もとても学びが多く感動しています。本当に。
夕陽の仕上げ方法を徹底解剖プリセット
プリセット紹介
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どうでしょうか、空の色味こそ大きく変わらないものの、空の下の方から被写体の手前までグッと夕陽感が出て統一感が出たのがわかると思います。夕陽の際にシャドウや薄ら光の当たる場所のレタッチに悩んだことがある方は多いと思います。そんな悩みの処方箋。光のわずかな表情を汲み取り大袈裟でなくスマートな表現を可能にします。例に漏れずこちらも編集幅の広いプリセットになっています。
夜を徹底攻略。白熱灯の光をコントロールするデータ
室内の白熱灯のホワイトバランスに苦労する時に役立つプリセットです。コントラストをかえず印象を強くしたいという時にも使えます。当てた後に露光量やホワイトバランスを変えることで簡単に調整ができます。
このプリセットも、夜の室内向けですが室外で試してみました。
こちらはカラープロファイルになっているため、下の図のように基本補正の中に格納されます。左側のプリセットには無いので、見当たらない!とならない様に注意してください。
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一見すると夜のプリセットと似ていますがこちらはプロファイルなので、パラメータは自由に変更することができます。見た感じは夜の室内よりグリーンが乗ってる印象。どのくらい深い夜を表現したいのか、特に夕陽の終わったあとの時間は今まで撮影を諦めていた人も多いのではないでしょうか?このプリセットがあれば最後の一枚にお気に入りを撮れるかもしれません。もちろん、この写真はストロボなどは焚いておらず手持ちですので、気軽に使っていただくことができます。
プリセットをつかった後に調整してみる
さて。ここまでがレビューになります。が、せっかくなので前回同様少し自分の写真によりマッチする様に触って見ましょう。今回は二つ目の『夜の室内を思い通りに仕上げる方法がつまったプリセット』を使います。


ブルーの色相を少し下げてトーンカーブのブルーを少しだけS字にしてちょっと蒸し暑くなりそうな湿度を表現してみました。ベースとなっているプリセットから自分好みに調節するのもいいかもしれません。
もう少し派手にかえた例もあってもよさそうですが、現像の下地が整っているので、繊細な表現で自分好みの仕上がりにしました。あきりんさんもダシ的なプリセットを意識で作ってると思うのでマッチしているのかなと考えています(笑)
さいごに
非常に丁寧に、小さな効果量をうまく積み重ねて作られたプリセットは下地としての品質は最高級で、この4つのプリセットを起点に様々な表情のプリセットを生み出すことが出来ます。みなさんもこの夏。新しいプリセットを手に入れて新しい夕陽、そして夜の表現に挑戦してみてはいかがですか?
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