初めまして。会社員をしながら休日に写真を撮っている茶々(@Haya_chi25)です。
カメラを初めて約2年半。もともと風景写真を撮っていましたが、外に出歩けなくなってからはお家で、大好きな食べ物を撮るようになりました。そこで今回2回目となるヒーコでの記事は、お家でお菓子を作って撮って食べる。そんな私がつづけてきた中で見出した、おいしい写真を撮るコツをご紹介していけたらと思います。
おうちで自然光を使ったスイーツ撮影!オススメのアイテムやカメラの設定で苦手意識を克服
はじめに
“美味しそうに食べ物を撮りたいけれど、なかなか上手く撮れない”という方、いらっしゃるのではないでしょうか?そんな方に少しでも参考にしていただきたいと思い、撮影の手順やポイントをこの記事にまとめてみました。最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
撮影前のポイント
作るお菓子と撮り方を決める
作って撮りたいお菓子を決めます。私は「明日はこれを作ろう…!」と前日に決めておくことが多いです。
お菓子の決め方のコツ
その時に自分が食べたいものと撮りたいものを総合して決めます。その後はスマホのアプリでそのお菓子を検索してデコレーションやスタイリングの参考にしています。
よく活用しているアプリはこちら。
- YouTube
気に入った写真などはそれぞれのアプリ内の保存機能を使ってまとめています。「テーブルフォト」や「おうち喫茶」などと検索したり、カフェを紹介している雑誌やレシピ本なども参考になるのでオススメです!
撮影の仕方
撮影に使用している機材
- カメラ
- 三脚(スライディングアームもあると便利)
- 移動できるような小さなテーブル
- 背景紙
- ドライフラワーなどの小物類
撮影で用意するものは主にこんな感じです。自然光で撮影しているので、ライトなど本格的な道具は使用しません。
撮影の手順
- 三脚にカメラをセット
- テーブルに背景紙をセット
- テーブルにお菓子や小物をセッティング
- 光の調節
- ひたすら撮る
壁にテーブルをつけて、壁とテーブルにマスキングテープなど適当なもので背景紙を貼り付けます。
ある程度セッティングした後にピントを調節します。配置などはカメラの画面を見ながら決めると◎
窓から入る光はカーテンの開け具合で変わるので、被写体を見ながら調節します。この時、お部屋の照明は消すこと!
引き・アップ・俯瞰など、さまざまな角度から撮りましょう。お菓子にも変化をつけると楽しいです!(カットしてみたり、持ち上げてみたり)
撮影のポイント
自然光で撮る
お家で食べ物を撮るときはお部屋の照明は消し、自然光で撮ります。窓際にテーブルを設置して撮ると良い光が入ってきます。いい光が入らない時はレフ板などを使うとカバーできると思います。
天候によっても光の具合は違いますが、絶対に晴れている日じゃなきゃダメだということはなく、曇りの日も雨の日も窓からは柔らかい光は入るので外が真っ暗でない限りは自然光で撮影できます◎
移動できるテーブルがあると便利
朝の光なんかは時間が経つにつれてどんどん角度が変わっていくので、それに合わせてテーブルを移動できたほうがいいです。小さめのテーブルは重宝します。ちなみに私はニトリさんで購入した折り畳みしきの白いテーブルを使用しています。
背景紙を使う
背景紙があれば、お家に撮影できるような背景(壁)がない場合でも簡単に良い雰囲気を出すことができます。色は落ち着いた黒やグレー、ベージュや白が使いやすいです。
文房具屋やホームセンター、ネット等で簡単に手に入れることができます。背景紙は食べ物の雰囲気で変えることができるので違う色を複数枚持つのをおすすめします。
食器はシンプルなものを使う
食べ物を撮影する際、キャラクターものやカラフルな(ビビットカラーなど)食器はあまり向きません。食べ物をしっかりと主役にするためシンプルな食器を選びましょう。
同じ種類のお皿で大小・色違いを持っておくと食べ物によって変えられます。(例えば、色が濃いめの食べ物には色が薄めのお皿をチョイスするなど)
小物を使う
木製のカッティングボードやポット、可愛らしいランプやドライフラワーなどを取り入れると、いっそう雰囲気を出しやすくなります。ネットでドライフラワーやレースなどを探すとたくさん出てくるのでぜひ自分のお気に入りを見つけてみてくださいね◎
三脚を使う
もちろん手持ち撮影でも良いですが、三脚を使用したほうがスタイリングなどがしやすいです。あとは自分の手を入れる写真や動きのある写真などは三脚にカメラをセットして、セルフタイマーで撮ることができます。
ちなみに私は3千円台のリーズナブルな三脚を使用しています。俯瞰撮影の際は三脚にスライディングアーム等を付けると便利です。
F値は少し高めに設定する
F値が低すぎると食べ物の一部にしかピントが合わないため、F4〜F5.6くらいに設定して食べ物全体にピントを当ててあげるのが良いです。
被写体のチャームポイントを見つける
食べ物にはそれぞれ美味しいポイントがあります。例えば、半熟卵だったら割った時にとろ〜んと流れる黄身や、ホットケーキだったらバターめがけて垂らすシロップとホットケーキの縁を流れるシロップなど。絶対に美味しそうに見える部分や瞬間があるのでそこを見つけてあげることが大事です。
見せたい部分に光が当たるようにする
美味しく見える部分(例えばフルーツサンドの断面など)を見つけたらその部分が影にならないよう、しっかりスポットライトが当たるように角度を調節します。
違うアングルや構図で何枚も撮る
俯瞰で撮ったり真横から撮ったり、引いたりアップにしたり。手を取り入れてみたり、シャッタースピードを早くしたり。(例えばプリンだったらカップから外れる瞬間や、スプーンですくう瞬間など)
良いと思う写真は何百枚も撮影したうち数枚しか残らなかったりするので、とにかくいろんな角度からたくさん撮りましょう。
まとめ
- デコレーションやスタイリングは事前にスマホで調べておく
- 窓際にテーブルを設置する
- 移動できるテーブルがあると便利
- 背景紙を使って撮影する
- 背景紙の色は落ち着いた黒やグレー、ベージュや白が使いやすい
- 食べ物を主役にするためにシンプルな食器がおすすめ
- 小物を使う
- 三脚を使用したほうがスタイリングがしやすい
- 食べ物全体にピントを当ててあげる
- 被写体の美味しそうに見える部分や瞬間を見つける
- 見せたい部分に光が当たるようにする
- とにかくいろんなアングルで撮っておく
さいごに
ここまで読んでくださりありがとうございました。
フード写真や物撮りっていろいろ機材を揃えなきゃいけないし、たくさんライトを当てたりして難しそうというイメージがあるかもしれません。私も最初はそう思っていました。もちろんそのようにライトをしっかり組んで撮影する方もいらっしゃいます。ですが私の場合、光は自然光で背景紙もホームセンターやネットで気軽に購入できるものを使用しているので、このやり方であればすぐにでも実践できてしまいます。
”自分で作ったお菓子やお料理を撮ってSNSに載せたいけど上手に撮れない…”テーブルフォトってハードルが高そう…”と悩んでいる方がいらっしゃったら、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
楽しいおうち時間を過ごしましょう!