私のこだわりレタッチ!写真編集で大好きなスイーツを魅力的に仕上げる方法

こんにちは。休日にお菓子を作っては撮り、撮ってはレタッチをしている茶々(@Haya_chi25)です。さて、今回は「料理がもっと美味しそうに見える写真編集の方法」というテーマで記事を書いていきます。最後まで見ていただけたら嬉しいです。

私のこだわりレタッチ!写真編集で大好きなスイーツを魅力的に仕上げる方法

レタッチをする理由

私は撮った写真は後で必ずレタッチをします。レタッチをする理由として、食べ物をより美味しそうに見せたいからです。

また同時に自分の世界観を表現したいという理由もあります。

レタッチのイメージ

全体の方向性を考えます。後述しますが、あまり青くしてしまうと美味しそうに見えにくくなります。

そこで食べ物が美味しそうに見えるようにオレンジ色を少し強めにして、どこか懐かしいような雰囲気や落ち着いた感じの雰囲気を出していきます。

自然な色の濃さにとどめるために全体の彩度は少し落としています。

表現したいこと

私の好きな喫茶店やカフェのイメージが「落ち着いた空間」や「懐かしい雰囲気」、「飾りすぎていない」といったイメージなので、そこを表現したいです。また、写真を見ている人たちが味を想像して美味しそうと思えるような写真にしたいと思っています。

自分の好きな色味

私は彩度が低めの落ち着いた色味が好きです。

写真には様々な色が含まれますが、グレイッシュトーンやダルトーンなど、トーンが統一された写真が好きです。くすみのある色味は地味という印象もありますが、お洒落に仕上げるコツでもあると思っています。

自分の好きな色や色味が見つかると、写真編集やレタッチは今よりもっと楽しくなります。自分の好きな色味は様々な写真を見る中で見つけました。InstagramなどのSNSはもちろんのこと、写真集や雑誌などもおすすめです。

撮影時に気をつけること

最終的に現像をしていい感じに仕上げるのですが、撮る段階で気をつけたいポイントがいくつかあります。

RAWで撮る

カメラで撮影するときに保存される写真には、ファイル形式というものがあります。一般的にSNSなどで目にするものはJPEGという規格です。

スマホで撮影した写真も基本的にJPEGです。これは軽くて扱いやすい反面、写真編集の自由度はあまりありません。

RAWは文字通り生データという意味ですが、写真編集の自由度が上がるのでより綺麗に仕上げたい方はRAW現像をおすすめします。RAWとJPEGの違いに興味のある方は調べてみてください。

少し暗めに撮る

撮影時はレタッチ前提で少し暗めに撮ります。写真にはたいてい明るい部分と暗い部分が存在すると思いますが、暗い部分を基準に丁度良い明るさで撮ってしまうと明るい部分が白飛びしてしまうケースがよくあります。

どうせ後でレタッチするんだから白飛びしても問題ないと思われるかもしれませんが、白飛びした部分をハイライトと白レベルで調整しようと思っても本来表現したい質感などが出せず、不自然になってしまうことがあります。

暗い部分をシャドウと黒レベルで調整してあげると違和感なく仕上げられるので、撮るときは少し暗めが良いです。ただし、あまりにも暗すぎると上手く現像で仕上げることができなくなるので注意です。

しっかりとピントを合わせる

撮影時は食べ物にしっかりとピントを合わせましょう。

私の場合は、F値をF4~F5.6に設定し被写界深度(ピントの合う範囲)を広くして、一枚一枚撮るごとに拡大してピントがしっかり合っているかチェックをしています。

ピントが合っていないとぼんやりとした印象になり、質感も表現できなくなります。ピントの確認は少し面倒だと思っても必ず行うようにしましょう。

こだわりのレタッチポイント

レタッチをする上で私なりのポイントがいくつかあるのでお伝えします。

白飛びに注意する

あらかじめ暗めに撮るので、露光量はレタッチで上げます。

その際に暗い部分を基準にして露光量を上げると明るい部分が白飛びしてしまいます。ですので、露光量を上げるときは明るい部分を基準にすることがおすすめです。

明るい部分が白飛びしそうだけど、もう少し全体を明るくしたいというときは、ハイライトと白レベルを下げてあげると明るい部分の白が抑えられます。

写真を青くしすぎない

私自身、少し青みがかった写真が好きなのですが、食べ物の写真を青くしすぎると美味しそうに見えなくなってしまいます。

落ち着いた雰囲気にするために若干シャドウに青を入れていますが、その時に色温度は触らないようにしています。色温度を下げて青みを出そうとすると写真全体が青くなってしまい、不自然な色味になってしまうので注意が必要です。

コツは食べ物は青くせず、背景だけが少し青っぽくなるようにコントロールすることです。私はトーンカーブで調節するようにしています。

トーンカーブを使う

トーンカーブを使ったことがない方もいらっしゃると思いますが、ここを使うことで様々な色味を作り出すことができます。

トーンカーブの見方として、左側が写真の暗い部分、右側が明るい部分を表しています。そして、グラフ上の線を上に上げると明るくなり、下に下げると暗くなります。

また、色別トーンカーブ(RGB別トーンカーブ)は赤、緑、青があり、こちらも左側が暗い部分(シャドウ)で右側が明るい部分(ハイライト)にあたります。そして、赤緑青のグラフそれぞれに色が付いているので、線を上下に動かすとグラフに表されている色になります。

難しそうに感じるかもしれませんが、触れてみると結構わかりやすい仕組みになっています。私の場合はRGB各色を緩いS字にして、そこからカラーミキサー等で色味を調節しています。

シャドウとコントラストで立体感を出す

私は自然光のもとで食べ物を撮っているのですが、そうすると当然影ができます。

レタッチの際にシャドウを下げると影が強くなり立体感が生まれます。そしてコントラストを上げるとより締まりのある写真になります。

逆に、シャドウまたは黒レベルを上げすぎると平面的な写真になるので、私はいつもシャドウと黒レベルは上げすぎない程度に+25~30くらいにして、コントラストは+30~40くらいで設定しています。

質感を出す

食べ物を美味しそうに見せるポイントとして、シズル感や質感は大事だと思っています。食べ物の質感をより感じさせる方法として、私はテクスチャとシャープの部分を上げています。

これらを上げることで写真がパキッとなり、より被写体の質感を出すことができます。ただし上げすぎるとバキバキの写真になってしまうので注意が必要です。

彩度を下げて落ち着いた雰囲気にする

全体的に彩度を下げると、どこか懐かしいような落ち着いた雰囲気になります。

ただ、食べ物の写真で彩度を下げすぎると美味しそうに見えなくなってしまうので、私はいつも−10~15で設定しています。

カラーミキサーで調節

カラーミキサーは各色ごとに色相・彩度・輝度が調整できるので便利です。

私の場合、食べ物によりけりですが、全体の彩度を下げた後でオレンジ色の彩度を少し上げたり、赤色の色味を微調整したりしています。

トリミングと角度調整

撮影時に気をつけていても高確率で傾いていたり、俯瞰撮影したものだと本来被写体を配置したい位置からズレていたりします。その時はトリミングと角度調整でしっかりと調整してあげます。

スポット修正でいらないものを除去

Lightroomの機能のひとつに「スポット修正」というものがあります。

例えば写真に写ってしまったセンサーゴミやテーブルにポツンと付いてしまった小さなゴミ、テーブルクロスや背景紙にシワなどが一部ある時にスポット修正の修復モードでそれらを消すことができます。

最後の仕上げで気になるところがあれば使ってみてください。

料理写真の撮って出しと現像後

普段から私自身、ここまで紹介してきたことに気を付けて撮影しています。しっかり写真編集をすることで、撮影した写真をさらに魅力的に見せることができるので、是非試してみてください。

いろいろなスイーツの撮影時(撮って出し)とレタッチのあとを載せておくので是非参考にしてください。

サンデー

桃のタルト

あんぱん

苺のフルーツサンド

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は食べ物を美味しそうに見せるためのポイントを書かせていただきました。

まとめ

  • 撮影時はF値大きめで少し暗めに撮り、しっかりとピントを合わせる。
  • レタッチでは明るくしすぎない、青くしすぎない。
  • トーンカーブ(RGB)を動かして自分の好きな色味を見つける。
  • 少し彩度を下げると落ち着いた雰囲気になるが、下げすぎない。
  • カラーミキサーで各色を調整する。

以上、私がレタッチの際に意識しているポイントです。ステイホームで家にいながらでもできることになっています。少しでも参考にしてもらえたら嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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