撮影風景から完成写真まで完全レポート!!室内でバリエーションを撮影する写真術

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ちゃお!すーちゃん(@iamnildotcom)です。突然ですが、限られた空間の中や狭い室内などでバリエーションを多く撮影する事って難しくないですか?私だけ?そんな私の悩みを解決できるかもしれないヒントを得に、今回は黒田明臣(@crypingraphy)さんの室内ポートレート撮影にフォーカスしていきたいと思います。黒田さんといえばよくご自身の自宅でも公私ともに撮影をされていますし、限られた空間の中で沢山のバリエーションを撮るスペシャリストと言っても過言ではないのでしょうか?(今回は自宅撮影ではありません)普段からアシスタントをしているすーちゃんがその立場を利用して勝手にレポートしていきたいと思います♫

ポートレート術大公開!限られた空間の中で沢山のバリエーションを多く撮影する方法とは?

撮影場所

胸を弾ませながら撮影場所に向かうと、そこはおしゃれなシティホテルでした!
広さ的には普通のシティホテルといった感じであまり広くはなかったです。ちなみに、黒田さんは今回このシティホテルの部屋に来たのは初めてとのことです!

部屋の中には大きな窓から直射ではない柔らかい光が部屋に入ってきていました。
柔らかい光って何?」という方は黒田さんが執筆しているこちらの記事を見てみてくださいね♫

自然光で撮影しよう!光の種類と捉え方。

カーテンをレフ替わりに

まず、黒田さんが、光がきている窓を背にモデルを座らせました。このままだと逆光なのでモデルの顔は暗いです。
そこでモデルの顔の前にカーテンを持ってきて、窓から入る自然光がモデルの顔の前にある白いカーテンに反射し、顔を明るくするようにコントロールしていました。技あり…!

モデルの顔へ反射する光を見ながら、モデルの顔の位置を指示して細かく調整し、撮影。
サクッと撮って次の構図に移ることに(早!!)。
その場所にあるものを臨機応変に使っていく事もバリエーションを多く撮るコツなんでしょうね!

撮影された写真がこちら

黒田さんが撮影された写真はこちら!
記事に載せたいと言って急いでレタッチして頂きました(汗)。
カーテンが顔の手前にあることで逆光とは思えない位綺麗に顔が明るくなっていて、目にも光が入っていますね!

窓とレフでモデルを囲む

次は黒田さんがカーテン側に移動しました。

画像の手前にある謎の物体は私の手と持っているレフ板です。白レフを使用しています。
見ての通り、窓からの自然光とレフ板でモデルを囲んでいますね。これでモデルの周辺は光が回って明暗差の少ない写真になっている事でしょう(モデルが見えない)。

遮光カーテンで光を調整

撮影風景を見ることに夢中で写真を撮り忘れてしまったためイラストで失礼します。

先ほどは透ける白いカーテンで全体的に自然光が入ってきていましたが、今度は遮光カーテンを閉め、光をコントロールしていました!
暗い中で一筋の光がモデルを照らす…先ほど撮影していたものとはまったく雰囲気の違うダークサイドな印象です!黒田さんっぽい!(若干失礼)
この工夫だけでガラッとモデルの表情も違って演出されていました。凄かりし。

合わせ技

こ、ここまでレフを近づけちゃいますか!(驚)
カーテンで光を調整しなおかつレフでモデルの顔を明るくしています。レフ板と窓の囲み+遮光カーテンで調整する合わせ技ですね。
写真に写っていない部分ではこんなにギリギリの戦いが繰り広げられているなんて誰が想像できるでしょうか。
でも、写真に映ってなければオールオッケーですもんね。できるだけの努力と工夫をすることが大切なんですね!
※モデルは無事です

撮影された写真がこちら

黒田さんが撮影された写真はこちら!
例によって尻を叩いて急いでレタッチして頂きました。
綺麗に光が回っていて透明感が出ていますね!

僅かな自然光で自然な明暗差に

続いて今度はモデルをベッド側に移動させていました。

写真のようなモデルの向きだと、前に窓があるので顔に自然光が当たりますね!
顔に当たっている光が、窓からモデルまで距離がある分光が弱い+窓から入ってくる光が直射ではないため柔らかい光になっている事で、自然な明暗差のある光になっています。多分、きっと。

俯瞰でも撮影されていました。こうやっていろんな角度を撮る事も沢山のバリエーションに繋がりますよね。
結構私は、いい角度!と思った部分しか撮らずにはい撮影終わりってしてしまい、後からもうちょっとこの角度からとかこういうの撮ればよかった〜!と後悔するタチです。
撮影の時に気がつくことが出来れば良いんですけどね、今後はもっと黒田さんのように様々な角度とモデルのポージングや光などを調整できるようにしていきたいです(切実)。

撮影された写真がこちら

黒田さんが撮影された写真はこちら!
あと一枚!あと一枚だけ!と懇願しまたもや急いでレタッチして頂きました。
肌の明暗差が自然で、かつ柔らかい光によって肌がしっとりした質感に演出されていますね!

夜景と白熱灯

日が暮れてきて、外もだいぶ暗くなってきました。
もう一度モデルをソファに移動させ、部屋に置いてあった白熱灯のランプをモデルに当てて撮影。

日が落ちかけ青みがかった外の景色と白熱灯のオレンジがとても雰囲気ありますね。
臨機応変に周りの物をその場のアイディアで使っていく黒田さん。サバイバル能力が高すぎてヤバイです。ネイティブ風に言うとヤヴァイ。
一体どんな写真になっているんでしょうね!

撮影された写真がこちら

黒田さんが撮影された写真はこちら!
一生のお願い!!と言い急いでレタッチして頂きました。
映画のワンシーンのように雰囲気のある一枚ですね!白熱灯が鮮やかです。

他にもいろんなパターンを撮影

他にも色んなバリエーションを撮影されていたのですが、記事に書ききれないのでここまでとさせて頂きます!浴槽とか洗面所の方も撮影されていました。
いや〜撮影風景と撮影画像まで公開してしまいましたね…なんて豪華な記事なんでしょう!(滝汗)
黒田さんが普段発表されている写真を作るヒントが沢山散りばめられていたのではないでしょうか♫

撮影を見て

常に考える

今回の撮影でもそうですが、アシスタントをしている時にも思うのは、黒田さんは撮影中常に考えているという事です。
その場の状況、光、物、モデルによってどう撮ると良いか、これを使ったら画面的に面白いかも、この影が気に入らないから無くそう、等々常にその場に合わせて良い写真にするor良い写真になるかもしれない事を実践していっているように感じます。
思いついたらすぐに試して無いなと思ったらすぐに引くもしくはもっと良くなる方法を導き出しているような感じで、それを超テキパキやっているイメージです。

決断力と行動力と、試した時にそれが良かったかどうかの判断力もとても優れているんだと思いますが、なんにせよ撮って良い写真が撮れたと思ってそれで満足しないからこそいろんなバリエーションを試すことが出来るのでは無いかと思いました。
満足せずに、常に次はどう撮るか、どう撮ったらもっと良くなるかを考える事でまずバリエーションを多く撮る意識ができるのではないかと感じます。

同じ場所も工夫次第


例えばこの写真。
先ほど「夜景と白熱灯」でこの写真よりも、もっと引いて窓も写っている写真があったかと思うのですが、その写真の今度はモデルに寄ってかつ少し俯瞰から撮ったものになりますね。
モデルが同じポジションでもこうして何パターンか寄ったり引いたりして撮影していくというのはよく見る光景です。
同じ場所でも工夫次第でまたちがったものになりますね!

ひとつの構図に執着しない

もう一点、黒田さんの撮影を見ていて思うのは、サクサク進んでいってひとつの構図にあまり時間をかけないという事です。
これはビューティの撮影だったりライティングをしっかり組んでポージングがシビアなものや一枚のカットに全力を注ぐような撮影の場合はまた別だと思いますが。
今回の撮影はどちらかというといろんなバリエーションを撮るための撮影であるものだったので、サクサク進んだという事もあるかもしれませんが、とにかく早いです。

私なんかはたまに同じ構図ですごく粘った挙句そんな良い場所じゃなくて後から見たら全然良くなかった事とかありますし、ムキになったりここしかない!と思い込まず冷静に撮影を進めていく事がバリエーションを多く撮るコツなのかなと思いました。
選択肢を自分で狭めてしまわないで、柔軟な思考でバリエーションを多く撮影していきたいものです。

最後に

今回はバリエーションを多く撮る方法、という事にフォーカスしてレポートしましたが、バリエーションが多ければ良いという話ではなくクオリティが高いものをバリエーション多く撮影する事が大事だと思うので、コツコツ少しずつ質とともにバリエーションも増やしていけたらいいのかなあと思います!よーし、頑張るぞー!
撮影レポートにお邪魔させていただいた黒田さん、ありがとうございました!

ここまで読んで下さった皆様もありがとうございました!
それではまた♫

モデル : 近衛りこ
フォトグラファー : 黒田明臣

自宅ライティング撮影編

黒田さんの自宅で行ったライティング撮影時のレポートも以前に書かせていただいたので気になる方は見てみてくださいね♫
※参考になるかどうかは保証できません。

誰でも出来る?自宅スタジオでのライティング撮影レポート

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