撮影テクニックから現像レタッチの基本まで完全網羅!?初心者でも今すぐ始められるマクロ撮影セミナーに行ってきた話

マクロ撮影への興味が止まらない、すーちゃん(@iamnildotcom)です。そんな私が行かないはずがない、長瀬正太(@syouta0002)氏が講師の「6/17(日)マクロ撮影セミナー!優しくふんわりと表現する方法を実践セミナー【初・中級編】」に行ってきたのでレポートしていきたいと思います!

撮影テクニックから現像レタッチまで完全網羅!?初心者でも今すぐ始められるマクロ撮影セミナーに行ってきた話

待ちに待ったマクロセミナー!

長瀬正太氏のマクロ撮影会にこの間参加してきてから(レポート記事参照)というものマクロ熱が冷めず、マクロセミナーを心待ちにしてしていた私に、時が来ました。待ちに待ったマクロセミナーに動悸・息切れが止まらない中ヨロヨロと会場に向かいます。

セミナー開始してから撮影したせいか、会場からの並々ならぬオーラに影響され厳かな雰囲気になりましたが渋谷ヒカリエの11階会議室Cルームに到着!

会場に入ると、入ったすぐの場所にあるデスクの上にお花がありました。これをきっと後で長瀬正太氏がライブシューティングするのでしょうか。一応ライカQでぱしゃっと撮りましたが、種も仕掛けもないただのお花(花だから種はあるか…)です…。

これがどう撮影されるのか、楽しみです!

セミナー開始!

室内が消灯し、スクリーンに長瀬正太氏の作成した資料が投影されながら講義が始まりました。※表示されていた資料はセミナーに参加する人にも事前に配布されています。

マクロ知識編

最初に「マクロ撮影機材編」として、今までのおさらいのような感じで軽く撮影機材について紹介していました。ここで長瀬正太氏が普段使用機材の使用している理由を解説。その後、撮影時の基本カメラセッティングから自身の撮影スタイルや撮影時には「ピント、ブレ、構図」の3つが最も大事というお話をされてました。逆に言うとこの3つ以外の要素は後から現像・レタッチ時にカバー出来るそうです。便利な世の中ですね。

最短撮影距離の重要さ

その次に、最短撮影距離が短いと、近くに寄れるので日陰を作ったり邪魔なものを手で押さえたり出来る。という話をされていました!

あまり最短撮影距離について深く考えた事がなかったのですが、最短撮影距離が長いことはデメリットしかないと思っていたものの、前ボケが入れやすいという考え方もあるのだなと思いました。また、最短撮影距離が短いと逆に前ボケを入れるスペースが無いが被写体が近くにあるがゆえに木の枝とか邪魔なものを少し手で押さえたり出来る等、それぞれの特徴に合わせて使いこなす事で写真をイメージに近づけていくことができるんだと目から鰻でした!

ピント合わせ

続いて、ピント合わせについてお話いただきました。この内容は、「ピントはどこに合わせるのが正解!?室内でも使えるマクロ撮影テクニック」でも触れられているので気になる方はこちらをご参照ください♫

手持ちでも安心!長瀬流 マクロ撮影のコツ

ピント合わせを実践

ピントを合わせる時に、ピントリングだけで調節するのではなく、最短撮影距離に合わせてからカメラを体ごと前後に動かすという長瀬正太流のマクロ撮影術が面白かったです。と言いつつ、私は先日マクロ撮影会に参加した際に教えて頂いたので知ってはいましたがセミナー参加者の皆さまにとっては有用な情報だったのではないでしょうか^^

ピントの位置もいろんな角度を試して何が一番良いかたくさん撮って検証していたのも、私はすぐに撮るのを辞めていたので明日から早速取り入れようと思います!

撮影で使えるアイテム

印象に残ったのが、長瀬正太氏が自作したというこの棒。片面はアルミホイル、もう片面は白い紙となっていて、影を作ることも出来るしレフ板の効果も得られるという一石二鳥アイテム。何これ欲しい!確かに、最短焦点距離が遠かったら、手で影とか作れないですもんね…!ちなみに、レフとしては長瀬正太氏が普段開催している写真教室で生徒の写真撮影のアシストで主に使っているそうです。その他にも、長瀬正太氏が実際に使っている便利なアイテムを紹介されていました。

実際に撮影!

実際に撮影しながら、普段どういった方法で構図を編み出していくか、撮影しながら流れを説明していました。百聞は一見にしかずと言いますが、まさに実際に見ることでよく分かる撮影術でした!

現像・レタッチ実演

早速撮影した写真を取り込み、その場で現像・レタッチを実演!細かいコツやテクニックを紹介されていました。以前レタッチしたビフォーアフターなんかも公開していましたが、花が傷んだ箇所やゴミがついていたりする箇所の処理をとっても綺麗に施していて感動でした!

完成写真がこちら!

会場で撮影し、現像とレタッチを加え完成させた写真を頂いちゃいました!セミナーで教えていただいた、「ラインマクロ」と「アウトフォーカス マクロ」の2つ。室内でも工夫次第でこんな風に撮影できるんですね!

ラインマクロ
アウトフォーカス マクロ

記事冒頭でデスクに置いてあった花を紹介しましたが、全く違うものに見えます。これがマクロかあ〜!

今回のまとめ

長瀬正太氏のマクロセミナーが終了!怒涛の3時間でした。基礎編から撮影編にレタッチまで、必要な知識を1回で全て教えてもらえた超お得なセミナーだったように思います。

今回のセミナーでは、「マクロ」という小さな世界の中で、人間という巨大な動物が果敢に挑む姿を見る事ができたように思えます。アイテムを使って影を作ったり、長時間低い姿勢に耐えられるよう知恵を使ったり、強風や雨といった自然の脅威に立ち向かう訳ではなく風が強い日でも室内でマクロ撮影を楽しめる方法といったアイディアなど、沢山の可能性を与えてもらえました。

何にでも言えることではあると思いますが、ピントや良い構図がどれかという検証を繰り返していく作業と、完成イメージがとても大事でそれに向かっていく道中が撮影というものなのかなとぼんやりと感じたりもして、マクロ撮影のことのみならず姿勢からも勉強になるような内容でした!

おまけ

セミナー終わりに、ホッと一息ついている長瀬正太氏を会場前でパシャり。照明のせいか氏の持つオーラなのか、ラスボス感が否めない写真となりました。

長瀬正太先生、本日はありがとうございました!お疲れ様です!

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