フクゾー | MY PERSPECTIVE

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プロフィール

フクゾー

1978年生まれ。学生の頃より趣味で写真を始める。SNSをキッカケに本格的に活動を開始。2019年にフリーランスフォトグラファーに転身する。同時にスタジオ運営スタート。instagramやtwitterをメインに各企業撮影案件や写真教室やセミナーの講師など活動は多岐にわたる。

7つのキーワード

被写体

主にポートレートを撮影しています。仕事でもプライベートでもポートレートは切っても切り離せないものです。仕事では商品や料理なども撮りますし、プライベートでは、家族の写真や自分で作った料理などを撮影しています。また、スナップも好きなので街の雑踏や街並み、その場の空気感を閉じ込めたい一心で撮っています。

被写体というとつい身構えてしまう言葉のイメージですが、仕事にしろプライベートにしろ、自分が撮った写真が残るというのは嬉しいものです。 それは言わば自分が歩んできた軌跡のような、また自分やモデル、物、街、風景がそこに在ったという証明でもあると思っています。

機材

デジタルカメラでメインにしているのはNikon D810でかれこれ5年程でしょうか。今でもこのカメラを使う一番の理由は絵作りがしやすいからです。撮って出しの色も好きなのですが、編集する際にあまり苦労せずに理想的な写真に仕上げることができるので重宝しています。それと壊れにくいのもポイントですね。購入してから目立った故障もなく使えているので、相当タフなカメラだなという印象です。恐らく全く違うカメラを買ったとしても置いておきたい一台ですね。

フィルムカメラはNikon F3を使っていて、フィルムの現像はいつも決まったラボ(兵庫県のFRAMEさん)で出しています。KodakとLOMOのフィルムが好きで、夜撮影で好きなのはCinestill800です。このフィルムは独特の青みがかった描写が映画のワンシーンのような質感を出してくれます。最近は昔に比べて大分高くなってしまいましたが、今でもお気に入りのフィルムです。

そして、スナップや日常使いにサッと出して撮れるコンパクトカメラとしてRICOH GRⅢを使っています。頻繁に新しい機種を買う事はありませんが、欲しいと思ったカメラがあればつい買ってしまいます(笑)今も実は気になるカメラが一台あるんですが、それはまたの機会にお話できればと。

商品撮影や料理撮影ではストロボをはじめ周辺の機材が欠かせません。最近の傾向としては、自然光ではオールドレンズを使用。ストロボを使用する際はAFのレンズを使用、というような使い分けをすることが多いです。昔から家具やアンティーク雑貨、食器等が好きなので、撮影で使いたいなぁといろいろと集めています。映画や雑誌、写真集からインスパイアされることも多いですね。

理由

カメラを通す事で、自分が見ているはずの光景がより美しく映ったり、情景的に見えたり。写真のそういった面白さにハマっているのが、理由のひとつかもしれません。仕事でも日常でも写真にする事で特別感を味わえるのはやはりカメラの凄いところだなと常々感じています。この世界的な自粛ムードの中、好き勝手な撮影はできません。だからこそ今、本当に必要な写真とはなんだろう、今だから出来る撮影とは?と考えて行動に移すことが大事なのかなと思います。

考え悩むことは尽きませんが、だからこそ続いているのも事実です。満足してしまったら止まってしまうと思っているので、ずっと見えない誰かの背中を追いかけているような、そんな感覚があるから今でも撮り続けているのかもしれません。

理想

自分が思い描く理想の写真家への道のりはまだまだ険しいです(笑)

ただ近道も無いと思っているので、地道にコツコツとやっていくのが性に合っています。死の直前までカメラに触れていたいという願望があって、他人事のようですが死の直前に見える世界はどんなものかという興味もあります。

理想というか心掛けというか、普段から気を使っていることは後ろめたさを感じる撮影はしないということです。胸を張って撮影できないものはしないと決めています。好きな写真家さんは数多くいますが、やはり共通して好きな作風はあくまでメインは被写体でありながら、その人を感じる写真です。

発信

継続は力なりとはよく言ったもので、SNSの発信の重要度は特に感じる事が多いです。 だからといって、自分ができているのか?と問われると断言はできないのですが。 毎日しっかり更新している人は本当に凄いなと思っています。 SNSが無ければ自分の撮った写真が仕事に繋がることは中々無かったと思いますし、これからも発信し続けることは変わらないですね。

撮った写真を直ぐに作品として発信できるのはSNSの強みでもあるので、自分のことをより知って欲しい、作品を見て欲しいという意味では世の中に発信することと撮ることはイコールですね。ただ自分の中では作品ギャラリーの意味合いもあるので、発信することだけに重きを置いているわけではありません。

仕事

現在は商品撮影や料理撮影の仕事が多いのですが、今後はその土地で採れた食材を使って料理をしたり、その土地のPRも兼ねれたらいいなと。 中々今の時期旅には行けませんが、将来的には旅と食、その土地の生産者の方達や生産物に関わる仕事がしたいです。 それは国内外問わないので、世界各国の生産者の方達と一緒に仕事ができたら素敵ですよね。

未来

Stay Home の副産物として産まれたZoomやリモートでの遠隔撮影も、今後は撮影スタイルの候補の一つとして、スタンダードになるかもしれません。自分がそれをやるかどうかは別として、こんな時代だからこそ色々と意見を出し合ってより良い世界に、より生きやすい世界を創造していくことが大事だと思っています。

多様化していく働き方や生き方と同時に、撮影スタイルも多種多様になっていく。制限や規制の中で普段通りのことが出来なければ、自分達が変わるしかないんですよね。もちろん従来のスタイルも尊重しつつ。トライアンドエラーを繰り返してより良い未来に、次世代の人達や家族の為に自分達ができることは何だろうと考え、創造していく。自問自答をしながら作品を残していく。そして誰かの幸せに貢献できるような写真をこれからも撮り続けていきます。

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