こんにちは。朱門(@shumonphoto)です。今回はHaidaフィルターのM10システムが届いたので、その使用感とフィルターを使った作例をいくつか紹介したいと思います。
風景写真家にオススメ Haidaフィルター M10システム先取りレビュー!ドロップインフィルターが超便利
Haida Filter M10 ドロップインシステム
Haidaフィルターと聞いて、はじめて聞いたという人も多いように思います。国内ではまだあまり聞かないフィルターブランドですよね。欧米では既にメジャーなフィルターメーカーだったので個人的には以前から知っていて、フィルターホルダーを個人輸入して使用したりもしていました。
HaidaのNDフィルターやフィルターホルダー製品の詳細はこちら(http://www.haidaphoto.com/en/)にあるのですが、残念ながら今は英語と中国語しかないみたいです。(きっとそのうち日本語化される? )フィルターシステムとしては、100mmと150mm幅のフィルターがありますが、今回は100mmフィルターのセットであるM10システムを試しました。
Haida Filter M10 ドロップインシステムの特徴
HaidaフィルターM10システムとフィルターの特徴は以下のとおりです。
ざっと見ても通常フィルターを使う際に気になる欠点が克服できているように思います。
早速これらの特徴を一つずつ見ていきますね。
ドロップインフィルターが便利
M10システムの一番の特徴はなんと言ってもドロップインフィルターです。角型フィルターを最大3枚装着した状態で追加してPLやCPL+ND, ND, Clear-Night(光害カット)等のフィルターを簡単に脱着することができます。
一般のCPLフィルターが内蔵できる角型フィルターホルダーでもCPL+NDフィルターの組み合わせで使用することができる製品もありますが、HaidaのM10システムではドロップインフィルタータイプになっているので撮影中にNDフィルターの濃度を微調整したい時に特に便利です。
例えば、角型フィルターホルダーには既にNDフィルターとハーフNDフィルターを装着済みで位置調整もばっちりとなっている状態だと、もっと濃いNDフィルターに交換するのは、せっかく調整したハーフNDフィルターの位置がずれてしまって煩わしいですよね。
それがこのドロップインフィルターであれば簡単にNDフィルターを追加したり、CPL+NDフィルターに変更するなんてことも容易にできてしまうのです。
Haida Red-Diamond フィルター
Haidaフィルターの新製品で気になっていたのが、Red-Diamondフィルターです。強化ガラスを使用することで 耐衝撃性を向上させているフィルターで、岩の上などに落下させても割れにくいだけでなく傷もつきにくいみたいです。耐衝撃性を試してみたいのはやまやまですが、勿体ないのでそれはまた今度にします。(笑)
フィルター性能チェック
今回のレビューで使用したのは次のフィルターホルダーとフィルターの組み合わせです。
- Haida M10 Holder Kit with drop-in CPL+ND1.8 / CPL
- Haida Red-Diamond Reverse GND 0.9
- Haida Red-Diamond ND 0.6
色被り
フィルターなしとフィルターあり(Red-Diamond ND0.6)でWBを5500Kに固定した状態で、シャッタースピードを変えて露出をあわせて色被りを比較してみました。
見て分かるように、ほとんど色の変化がないので安心して使えます。


使用感
フィルターホルダーの脱着は赤いレバーで簡単に行うことができます。ドロップインフィルターは上部の2つのボタンを押せばスムーズに取り外すことが可能です。CPLフィルターの回転も上部ホイールで行うことができます。
作例
Haidaフィルターを使用して撮影した作例です。フィルター未使用時の写真も比較のために掲載します。


Haida Red-Diamond Reverse GND 0.9


Haida Red-Diamond Reverse GND 0.9
Haida Red-Diamond ND 0.6


Haida Red-Diamond Reverse GND 0.9
Haida Red-Diamond ND 0.6
まとめ
国内ではまだ馴染みのないHaidaフィルターですが、フィルター自体の性能も高く、特に今回発売されたM10 ドロップインシステムは本当に便利に感じました。また、ガラス製のフィルターは割れやすいのが欠点の一つでしたが、Red-Diamondフィルターは割れにくい強化ガラスなので安心して使えるのも嬉しいですね。今後、国内での販売も本格化するようなので家電量販店などでも購入できるようになれば、一気に人気が出そうな予感がしてます。 それでは。