感覚と直感の圧倒的パフォーマンス、私がルミナーにハマる理由

皆さん、はじめまして。フリーランスフォトグラファーの髙橋伸哉(@_st_1972)と申します。昨年のアイスランド一周の旅をきっかけにフリーランスとなり、この1年で11カ国の海外への旅や企業案件(キリンレモン、MINIの動画出演)など多数お声かけいただき忙しくさせていただいております。

普段はトラベル、スナップ、ポートレート、風景などジャンル問わず撮影し、InstagramやTwitterにアップしたり、とにかく写真を楽しんでいます。Luminar 3のことは以前から知っていましたが、今回はじめてじっくりと活用してたどりついた私にとってのルミナーをご紹介したいと思います。

感覚と直感の圧倒的パフォーマンス、私がルミナーにハマる理由

写真家と作風のつながりを強固にしてくれる

ルミナー

作風を表現するために

そもそも写真家と作風は、切っても切り離せない関係にあると思いませんか?皆さんはどうでしょう。私の場合は、作風を表現するために質感と色味。あとヌケ感を重視しています。

風景はダイナミックに、スナップは瞬間をありのままに、ポートレートはドラマチックに編集することを心がけてます。人物撮りなんかは室内外によって光も様々、答えなんてありません。

自分だけの正解を見つける

編集は自分だけの正解を見つける作業に近いです。もちろんしっかり構図も決めて撮影しておかないとダメなんですが。やはり質感をどれだけ意識的に撮影時に編集できるかで最終の仕上げに差もでてくると思います。風景写真もどれだけ明るくすればよいか、彩度をどこまで強調すれば落ち着くかなど考える必要があります。こればかりは試行錯誤を繰り返すしかありません。

ルミナー

例えば自分の撮影スタイルで言うと、ポートレートの場合、常にファインダーを覗きながら動いて声をかけながら撮影しています。この時点で既に「ファインダーの中の世界観をどこまで編集で昇華させることができるか」ということを頭の中でグルグル考えながら撮影しています。この最終アウトプットまでを撮影時に意識する撮影スタイルには、Luminar 3のような直感的に作業できるソフトは、まさに自分が待っていたソフトのように思います。

自分の世界観をLuminar 3で表現する

ルミナー

撮影時にファインダーを通して世界観を描いていれば、編集ソフトで再現するというのは難しいことではありません。今回は、自分が撮影する二つのジャンルにフォーカスして、Luminar 3を使用した表現方法を簡単に解説したいと思います。

ポートレートをドラマチックに

人物の場合、プリセットは「HIGHKEY」「Female」を選んで量を半分程度に減らしてからRAW現像をはじめることが多いです。ハイキーポートレートのプリセットは、ハイライトからシャドーを微調整してボトムを使い明暗差を出すように工夫すると、私が求めるドラマチックな情景に近いエフェクトになります。

ルミナー

ルミナー

最終的には微調整を繰り返して気に入った色味や抜け感を重視してコントロールしてますが、手始めに直感的に使う機能としては充分な効果です。Luminar 3のように調整できる箇所が多いソフトは編集も楽しくなります。

ルミナー

風景をダイナミックに仕上げる

ルミナー

風景は「Dramatic」を選びますが、こちらも量を減らしてから現像をはじめます。ただプリセットは多数あるのでいろんなものに当てはめてから自分好みのものを選んでいくのがベストです。あくまで私が描いた世界観にマッチしているというだけで、皆さんの描いた世界観を探してみることが大切という点は忘れないでください。

また、プリセットを選んでからちょっとイメージと違う場合は量を減らしていい塩梅のところからスタートするというのも、活用方法の例として参考にしてみてもらえると良いのではないでしょうか。

ルミナー

Luminar 3でドラマチックな瞬間をレタッチしよう

ルミナー

ドラマチックな瞬間を閉じ込める

ルミナー

日が暮れるあたりから暮れた後のマジックアワーは、世界全体がドラマチックな色になり、私の好きな時間帯の一つです。風景、人物、スナップのいずれも重厚感がでてきて写欲が増す時間ですよね。特に人物撮影が多い自分にとっては肌色が暖色に染まる瞬間はたまらなく一瞬も見逃さないぞとファインダーの中で一人違う世界にいます。ファインダーの狭い空間に閉じ込められたドラマチックな瞬間を、最終アウトプットまでイメージしてシャッターを押します。

Luminar

編集にとって大事なのはイメージです。何度でも言いますが、撮影している時からすでに編集ははじまっていると思っています。太陽が傾きすぎて逆光が強い場合は角度を変えれば後で編集がしやすいとか。人物の腕のあたりや首元や頭の上に太陽を半分隠すことによってドラマチックな演出ができるので、撮影時のテクニックとしても参考にしてみてください。

こうして、後で編集が楽しみだ。なんてことを瞬時に思いながらシャッターを切り続けています。

編集を直感的に行う私のようなタイプの写真家にとっては、Luminar 3のような直感的編集ソフトは合っているようです。一番重視してるのは全体の雰囲気。

ルミナー

映画のワンシーンのように陽の当たらない場所でも夕暮れは湿った色がでるのでそこをうまく利用してよりドラマチックに仕上げるというのも、ドラマチックな写真には欠かせません。

Luminar 3が素晴らしい点は、ゴールデンアワーやAIスカイエンハンサー、トーンカーブなど、ドラマチックな瞬間を思い通りに演出するための機能がすでに揃っているところです。写真を撮るということと編集するということは、似て非なるものです。私のように写真を長くやっていても編集に重きをおいていない人間にとって、Luminar 3のような直感的フィルターを多数用意している編集ソフトは大変相性が良いです。写真を撮ることにより集中できるのが好感触です。

自分の世界感に合わせて調整して、あとは細かい微調整によって自分の好みの雰囲気を探していきます。編集って手探りで自分が好きなものを探す宝探しのようなもので、そのツールが多ければ多いほど嬉しいものです。夕暮れ前の太陽の日差しが強い時間帯。日が沈んでからのマジックアワーの時間によって編集内容も変わってくるのも楽しいです。

Luminar 3で直感を形にする

ルミナー

私は、自分がもっとも重視している全体の雰囲気を演出するという点についても、細かいレタッチやデータの原理やソフトウェアの使用方法を把握しているわけではありません。直感で一枚一枚、自分が都度ベストだと思う編集を試していました。映画のワンシーンのように陽の当たらない場所でも夕暮れは湿った色がでるといったことは直感でわかっているものの、どのようにドラマチックに仕上げるかは、あえて明確なプロセスにはしていませんし、そのときの直感を大事にしています。夕暮れ前の太陽の日差しが強い時間帯。日が沈んでからのマジックアワーの時間によって編集内容も直感的に代わり、それを形にできるという点に写真の新しい楽しみを見出しています。

革新的な変化をもたらしたLuminar 3

ルミナー

様々なジャンルの編集を簡単操作で

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様々なジャンルを被写体として選んでいますが、簡単な操作という点では、どのようなジャンルであっても効果的なのがAIフィルターです。このフィルターをかけてから編集をはじめるだけで、写真に重みが出ます。

AIフィルターは、簡単に操作ができて風景でもポートレートでも簡単にクオリティーの高い編集が自動で行われます。先にそれを適用してから細かい部分を微調整するというのがワークフローとしてハマっています。とにかくAIフィルターがあれば最初の手間が省けるという点が強み。いい感じに勝手にコントラストをまとめてくれるので、人物の場合でも風景の場合でも、あとは自分色に寄せるための編集を行うことでオリジナルな一枚が出来上がります。

風景のように野外で空が多めなシーンにはAIスカイエンハンサーも多用します。そこからどう仕上げていくかはその人のセンスと技術だと思うので、ここでは多く語りませんが、私の場合は覆い焼きやトップ&ボトムのライティングを好みの分量追加することが多いです。

作品ギャラリー

まとめ

ルミナー

Luminar 3にハマった理由

自分は風景も撮りますが、日常の情景や人物写真が中心です。つまり、一つのジャンルにとらわれず活用できるソフトである点は必須事項。その点でLuminar 3は優れた汎用性を見せてくれました。

今回は取り上げませんでしたが、スマートトーンなどの繊細な露出調整はすごく助かりますし、室内で湿気のある雰囲気にしたい場合にマットルックフィルターなどを微調整することにより雰囲気を増すことができるなど、正直一つの記事では書ききれないほどの機能が用意されています。

自分はLuminar 3を使いはじめてまもないですが、たくさんの機能に辟易することもなく多くの発見を楽しむことができました。それほど操作は簡単だったのだと思います。ライトルームなど使ってる人にとっては違和感なく利用できると思いますし、ライトルームから起動することができるのも嬉しいですね。

ルミナー

初めて編集する人も項目ごとに、どのように変化するかなどの説明文があるので1枚の写真であれこれ調整して遊びながら覚えていけば良いでしょう。

これまでの自分はVSCOでプリセットを決めてからLightroomで微調整というパターンが多かったんですがLuminar 3を使うことによってポートレートのイメージがより自分の理想に近くなったので今後も直感的に使っていくでしょう。というか結構ハマってます。笑

Luminar 3はこちら

最も革新的な方法で写真を整理・編集します。
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