カメラやレンズなんてなんでも良いんだよと思いつつも、やっぱりこだわりをもって道具を使いたい。とカッコつけている、あきりん @crypingraphyです。
Nikon AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED
今回レビューするレンズは、ニコン AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED です。自分が唯一手にした 20mm のレンズ。広角レンズを使うことはあまりないのですが、ある撮影で必要となり購入してみたのがはじめの一歩でした。

広角レンズで生きる
APS-Cでいうと、20mm と言っても大体30mm近くになるのでそこまでではないですが、フルサイズにおける 20mm というのは中々です。いわゆるビギナー憧れの大三元レンズなどで標準ズームとして用意されているのは大体 F2.8通しの 24-70mm とかですよね。これの最も広角側よりも画角が広いので相当広いです。
はっきり言って、自分のようにポートレートを使う人間にとっては少し難しいレンズだとも思います。
しかしFINE ARTのように空間全てを使って利用する場合にはすごく重宝するのですね。
いくつか利用例を含めてご紹介します。
Nikon AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED
おすすめの用途
星を撮ろう
これは旅行中に星がキレイだったので、試しに撮ってみたものなのですが、星を撮る時なんかにはできるだけ明るいモノを使うと撮りやすいです。実際に、星を撮るのは初めてだったんですが、設定さえわかってしまえばあとはレンズの性能任せという力技で撮影できる凄さ。F1.8というのはやはり強いですね。
天体撮影は、カメラの高感度性能と、レンズの明るさが如実に効果をだしてくるのでこのあたりもこだわりたいですよね。
複数人数で撮影
複数人数をダイナミックに配置したい場合、特に背景やその場のロケーションと合わせて撮影したい場合などに効果を発揮します。
みんなあんまりやらないかな?汗、でもおもしろいもんですよ。
風景と人
これらの写真はいずれも、景観を撮るつもりで撮影し、そこに人物を配置しています。
もちろん普通のポートレートも大丈夫。
このように普段のポートレート撮影でも使用できるので便利ですね。
被写体距離ごとに見てみよう
近景
中景
遠景
気をつけるポイント
これ一本というのは勇気がいる。
これはその人それぞれのスタイルによると思いますが、自分の場合は撮影の目的によってレンズを使い分ける事が多いです。しかし中には撮影の目的が絵的なところになく、その場で臨機応変に素早く撮れることを大切にしています。そういった場合に 20mm 一本で出掛けるというのは少々自分にとってハードルが高いです。
そういう人は少なからずいると思うのですが、事前に「ここは広角が活きそうだな。」という感覚を持って、その時にレンズを交換するという判断力が必要になると思います。
距離感が大事。
20mm を使っていて思うのは、被写体との距離感によって大きく絵が変わるということ。歪みの問題もあるのですが、とにかく普段の標準域とおなじ感覚で被写体と距離を撮ってしまうと、退屈な絵になりがちだったり「あ、これ広角だね」というだけの写真になってしまいがちです。
なので被写体との距離感を意識すると良いですね!
20mmの世界
良い点
- 広角でしか撮れない写真。
- ポートレート / 風景 / スナップと万能
- 解像感がある。
- とにかく明るい。
- とにかく小さくて軽い。
- フィルターもつけられる。
気になる点
- 仕方のないことだけども広角特有の歪み。
- 環境光の状態によってレタッチのしづらいコントラストになることがある印象
- 収差は多少ある印象
まとめ
使いこなすのは難しいレンズですが、この性能で考えると金額的には凄くお得ですよね。
そして何よりも、20mmの写真は20mmでなければ撮れないなと思います。
24mmよりも広角がよいけど、15mmだと狭すぎるといった時にマストバイな一本です。