夜にカメラを持って出かけたくなる!お散歩スナップ写真の撮り方。

こんにちは、夜スナップの伝道師KenTanahashi(@kentanahashi)です。

夜のスナップ撮影は難しいと思われる方が多いと思います。都会の繁華街のように夜でも明るさを確保できる場所ならともかく、大抵の地域では光が少なく写真を撮ることが困難だったりします。

私が住む街も夜になると真っ暗で気軽に夜スナップを楽しめる環境ではありません。そんな環境の中で私は光を求めて彷徨い、街灯の灯りや建物から漏れる光などを頼りに夜スナップを楽しむための視点を探しました。

本記事では身近な場所でも気軽に夜のスナップ撮影を楽しむために、私の経験から夜スナップで使える様々なテクニックや着目点をご紹介したいと思います。

コツを掴めば難しくない!夜スナップのはじめかた

身近な場所を観察してみると意外と光で照らされている場所が見つかるはずです。まずは身近な場所にどんな光があるのかを探してみましょう。これからご説明する光の種類を知れば夜スナップで撮れる写真の幅が広がると思います。

街灯の光が撮影ポイント

最初にご紹介するのは街灯です。もっとも身近にある光ですが、一口に街灯と言っても、形や光の色、明るさなどさまざな種類があります。

どんな種類の街灯が身近にあるのか探してみることから始めてみるとよいでしょう。

街灯のみ

暖色系のどこにでもある街灯を撮影してみました。光が拡散している様子を上手く撮ることができればそれなりに絵になります。しかしこのままでは少し平凡ですよね。

街灯+背景

今度は暖色系の街灯の後ろに背景を足しました。いかかでしょうか?古い平屋の民家が照らされて先ほどの街灯のみを撮影したときよりも良い雰囲気がでています。

街灯+背景+前景

先ほどと同じ場所です。今度は前景をプラスします。少し離れたところに横断歩道が照らされていたので、しゃがんで下から煽るように撮影しました。先ほどとは違った雰囲気を楽しむことができます。近くに停められた車も良いアクセントになっていますよね。

これらの3枚の写真のように、要素を足し引きすることで撮れる写真の幅が広がります。街灯だけでなく、それ以外を使った写真にも応用できるテクニックなので覚えておくとよいでしょう。

横からの街灯

白色系の街灯を撮影しました。前の写真とは少し違うシチュエーションですが、先ほどと同じパターンで考えると、【背景+街灯+街灯に照らされた車】で構成されています。街灯に2つの要素がプラスされることで雰囲気のある写真になっています。

街灯を見つけたら照らされているものが周囲にあるか確認してください。今回の場合は街灯の前に停められている車が良いアクセントとなっています。自分の好みによって要素を足し引きしてみましょう。

連続した街灯

今度は少し特殊なパターンをご紹介します。坂道に沿って連続して街灯が立っています。このように1灯では絵にならなくても、連続した様子を写すことで魅力的な写真を撮ることもできます。

桜などの樹木と街灯の組み合わせ

季節限定にはなりますが、桜が咲いている時期の夜スナップでは、街灯に照らされている桜を探してみても面白いかもしれません。

日中とは雰囲気が変わり、街灯の色によっても変わるので夜スナップでは樹木に注目してみるのもおすすめです。

住宅などの建物から漏れる光

身近な場所を歩いていると建物の窓や入り口から光が漏れていることに気づくと思います。その光に照らされているものやできる影などに注目してみましょう。

こちらの写真は住宅の窓から漏れる光で照らされた植木鉢を撮影した写真です。外に漏れているのがわずかな光でも状況によっては写真として成立させることができます。

建物の窓際に吊るされた帽子がシルエットで浮かび上がって見えます。このように建物の窓に注目してみると面白い光景を発見できたりします。

車のライトによる光もおすすめ

夜歩いていてよく目に入ってくるのが車のライトによる光です。夜は車のライトによる光を上手く使うことでさまざまな写真を撮ることができます。

車のヘッドライトに着目して橋の上から俯瞰して撮ったもの。遠くから続くヘッドライトの無数の光が暗い空間の中で際立っています。

車のヘッドライトからの逆光で撮影した彼岸花です。明るくなければ撮れない被写体も車のライトを活用して瞬間的に明るくなるタイミングを狙うと撮影することができます。

夜スナップ撮影で着目するべき重要なポイント

光を見つけることができたら、その周辺に目を向けてみましょう。影や反射など日中との違いに気づくことができるはずです。

日中とは違った影に着目しよう

夜は街灯や車のライト、建物から漏れる光などによってさまざまな影が生み出されます。

夜スナップでは日中の影とは違った影を探してみると面白いです。

マンションのエントランスから漏れる光を撮影しました。エントランスの光が手前の扉の模様を通過して雰囲気のある影ができています。

多方向からの車のライトによってさまざまな方向に影ができています。これは日中には見ることができない、夜だからこその光景です。

光が反射する場所を探そう

光を見つけることができたら周囲に反射しているところがないか探してみましょう。夜スナップでは周囲が暗いため反射している部分がよく際立ち印象的な写真を撮ることができます。

ドラッグストアの看板が車のボディに反射しています。このような看板などの光や電飾は夜スナップでの反射写真に最適な被写体です。

街の電飾が金属の壁に反射している様子。何層にもなっていて虹のようにも見える一枚になっています。

車のヘッドライトや信号の光がフェンスに反射しています。このように周辺に反射した光も綺麗だったりするので着目してみましょう。

さらに夜スナップ撮影で試したいテクニック

夜の光によるシルエット写真

夜スナップで是非挑戦してもらいたいのがシルエット写真です。

夜の光を利用すれば比較的簡単に撮影することができるのでおすすめです。

建物の壁面にあるスポットライトを利用して撮影しました。発光している看板の光も合わさってインパクトのある写真になっています。

車のヘッドライトを利用して撮影しました。雨の日の撮影ということもあり、濡れた路面に反射してより人物のシルエットが際立つ写真になっています。

雨や雪の日の夜スナップ

雨や雪の降っている夜に撮影すると、普段の夜スナップとは違った写真を撮ることができます。

街灯の光が雪の粒によって拡散されて幻想的な写真になっています。

車のヘッドライトの逆光でビニール傘が浮かび上がり、さらにヘッドライトの光が雨粒によって拡散されることでドラマチックな写真になっています。

水溜まりに反射した電飾の写真も、雨の日の撮影では普段の反射写真とは違った雰囲気で撮ることができます。雨粒によって水溜まりの水面が揺れて反射した電飾が滲み、より格好よく演出してくれています。

夜スナップ撮影を「難しい」から「楽しい」へ

いかがでしたでしょうか?夜スナップはなかなか難しいと思いがちですが、街にある光を探したり光の周辺に目を向けてみればさまざまな写真を撮ることができると思います。

日中なかなか写真を撮る時間がないという方や今まで夜の時間帯の撮影は避けてきたという方は是非、この記事を参考にトライしてみてはいかがでしょうか。

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