こんにちは。札幌を拠点とし活動中のレタッチャーNORD WORKSの大谷キミト(@niepce356)です。今回はPhotoshop初心者の為のパス講座です。
レタッチや合成のベーステクニック!Photoshopでパスを使って切り取ろう!!
レタッチャーに切り抜きは欠かせない
レタッチ作業で欠かせないものと言えば「切り抜き」なんです。切り抜きができると、部分的な色補正もできるし、合成もできる。レタッチャーは毎日このパスを使います。何か手を加えるときに必ず必要になるのが切り抜きなんです。
パスとチャンネルの使い分け
Photoshopで切り抜きをする方法はいくつかありますが、一番自由度が高く狙ったとおりに切り抜くことができるのがパスとチャンネルを使用した切り抜きです。
この2つの主な使い分けは、簡単に言うと以下のようになります。
- パス
- 製品のようなカチッと切り抜きをしたいとき
- チャンネル
- 髪の毛や透明なグラスなどの半透明を活かした切り抜きをしたいとき
パスを使った切り抜きをしてみよう
初心者の方はまずパスを使って、このような簡単なものから切り抜きの練習をしてみましょう。
パスツールのショートカットキーは”P”です。

パスのポイントを打つコツはこのような感じ。
- 最初のポイントは角がよい
- 次のポイントは山(谷)のてっぺん
- また角にポイントをおく
実践!ポイントテクニック!
と、いうふうにこれを繰り返し、ポイントとハンドルをうまく使いながら外周をグルッと囲むわけです。

うまくなると2のポイントを飛ばして1か3でハンドル操作をすることもできます。
ポイント・ハンドル操作を使いこなそう
もちろん後でポイント追加したり削除したり、ハンドル操作も可能です。
- ポイント増加
- ポイントがないライン上でクリック
- ポイント削除
- ポイントの上でクリック
- ポイントの移動
- command(win:Ctrl)を押しながらクリックし移動させる
- ハンドル操作
- option(win:alt)を押しながらハンドルを掴み動かす
- 片方のハンドルにする
- option(win:alt)を押しながら終わりのポイントをクリック
簡単なものでたくさん練習をしてみると複雑なものでも切り抜きができるようになります。最初はポイントの数が多くなるのは仕方のないことです。
パスの使い方をマスターすると
パスの使い方が上手い人は、ものすごく少ないポイントでラインを作ることができます。少ないポイントのほうが、修正等がしやすく都合がいいことが多いのです。
しかしポイントを少なくするのが目的ではないので、多少多めでも切り抜ければ問題ありません。何度もやってコツをつかんでいくと、ポイントは自然と少なくなっていくと思います。
パスはレタッチをやる上での基礎的な機能といってもいいので、レタッチがうまくなりたいと思っている方は、是非おぼえてくださいね!
まとめ
- 切り抜きはレタッチテクニックの基本
- パスツールのショートカットキーは”P”
- 最初のポイントは角に置くべし
- ポイントとハンドル操作を使いこなそう!
- なんどもトライしてコツを掴んでいこう
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