酒井貴弘 | MY PERSPECTIVE
プロフィール

酒井貴弘
長野県生まれ。関東を拠点に活動。
ポートレート・スナップを中心に、広告案件やタレント撮影、ファッションの分野で活動している。また雑誌掲載やWEBメディアでの執筆などSNSを中心に写真文化向上のための活動も精力的に行っている。
SNSではフォロワーがのべ13万人を超えるなどインフルエンスにも強みがあり、マルチに活動しながらこれまでの形に囚われない新たなフォトグラファーキャリアを模索している。
7つのキーワード
被写体
自分がどういうコミュニケーションをとるかもその人の写り方にも影響しますし、その人自身のコンディションや状況によっても何が写真に写るかが変わってきます。そういった自分と相手の掛け合わせは一瞬一瞬変化していくものであり、そのライブ感が撮影をしていて楽しくて好きです。
機材
いつもの撮影で絶対に使うというものではありませんが、少し幻想的な写真にしたい場合はクロスフィルターやソフトフィルター、アクリル板なども使用することがあります。
理由
あと、常に自分の中である種の物足りなさがあって、自分の写真の現状に満足していることがあまりなく、もっとこういう写真が撮れたら、こんな写真が撮りたい、という思いが尽きないので撮り続けているのもあると思います。
理想
自分のスタイルとして依頼されたものを撮るだけというのはモチベーションに繋がりにくいと思っています。なので、理想の写真家というのがどういう姿なのかはまだわからないのですが、写真家というある程度作家性のある個性を持ったスタイルで商業ベースでも活動していきたいので、今の段階では写真家として軸を持っていくことを理想としているかもしれません。
そのために「なぜ写真を撮るのか」「写真をどんな視点で撮っているのか」など写真対する想いの部分も意識するようにしています。
まだ自分の理想がどういうものなのかハッキリわかっておらず、模索しながら進んでいる状況です。上でも述べましたように明確な姿はなく曖昧ですが、まずは写真家としての軸を持って写真活動をしていけるようになること自体が一つの理想や目標になっています。
その上でもう少しその先を想像してみると、仕事で写真を撮るだけでなく、自分の写真家の活動として展示や作品を楽しんでもらえるような活動ができたらいいです。
発信
また、撮影することと、世の中に発信することは今の時点では基本的にはイコールです。家族の日常などただ記録として撮る写真もありますが、それ以外で僕の場合は発信までを無意識にでも意識して撮影をしていると感じています。写真を撮る理由でも話しましたが、写真を通して人や社会と繋がることが自分にとっては写真をやっている一つの大きな理由だと思うので、発信することも写真活動において重要なことだと思います。
逆にいうと自分の中では撮影と発信が強く結びついているので、それはいい部分もあれば自分にとって写真と向かう課題の部分でもあると考えています。
仕事
また、写真家としての個性を求められるような、「酒井の写真を見てみたい」と思って依頼してもらえるような仕事をもっとしていけるようになったらいいなと思っています。
未来
今は写真家の活動というより商業フォトグラファーとしての側面が大きいので、写真家として作品を世に出していけるような活動もしたいと思います。そして、写真家として何か自分自身の代表作と言えるような作品や活動も作れたらと思っています。