「憧れ」から「共感」へ。SNS全盛期は「自分ごと化」がキーワード。

こんにちは、週末トラベルフォトグラファーのもろんのん(@moron_non)です。先日発売され、私も執筆させていただいている「SNS時代のフォトグラファーガイドブック」(以下、著書)が、なんと!「amazonのカテゴリー別ランキングでベストセラーになってた!!!」や、日本で一番本が売れるとされる「紀伊国屋本店さんの一階に置いてるのを見つけたよ!!!」など、InstagramのストーリーズやTwitterのタイムラインでご購入いただいた皆さまからの嬉しいお便りが続々と耳に入ってきています。

そこで、まだ手にしていない方にも手に取ってもらえるよう特別に、私の執筆した2章の一部をお見せしちゃいます!

「憧れ」から「共感」へ。SNS全盛期は「自分ごと化」がキーワード。

まずは自己分析

SNSをうまく活用するために、最初にしておきたいのが自己分析です。自らの強みと軸となるコンテンツを、あらかじめ明確にしていく必要があります。何を撮影しているのか、どんなものが好きなのか、身の周りにあるものからキーワードを出してみましょう。

自分の世界観を言語化する

アイコンやIDを見ずとも、「〇〇さんの作品だ」と分かることってありますよね。それは、その人が自分らしい世界観を持っているからだと思います。これは言語化して意識していくことで写真に反映されます。私の場合は、「明るくてポップで楽しい」世界観を意識して、旅行やお出かけ先、レストランなどの撮影をしています。自分の作品の雰囲気や世界観を客観視するのはなかなか難しいものです。そんな時には、周りの人に自分の特徴を聞いてみてください。新たな「自分らしさ」が発見できるかもしれません。

写真×〇〇で起きる相乗効果

誰に何を発信したいか

「SNSで有名になりたい」よくそんな相談を受けます。しかし、SNSでのフォロワー数や影響力は一朝一夕で得られるものではありません。フォロワーが増えるのは、特定のコンテンツや情報を発信し続けたことで、その情報に興味を持った人、あるいはその人自身のパーソナリティにファンがついた結果と言えます。フォロワーやファンもコンテンツがあってこそ。「誰に何を発信して、どうなってほしいか」を決めるとより具体的になります。私の場合は、実際に訪れた場所を、写真やお出かけが好きな人に、「行ってみたい」と思ってもらえるようにすることだと考えています。

複数スキルの掛け算が自分の強みになる

自分の活動するフィールドを決めることは大きな効果があって、トラベル系の撮影依頼が入るようになりました。さらに撮影の仕事が増えるのに比例して、旅先の情報を自身の言葉で発信する、ライターとしての能力も求められるようになったのです。文章が書けるようになると、仕事の幅がぐんと広がり、写真と文章をコンテンツに、企業のウェブ、SNS運営の相談をもらう機会が増えたのです。1つの仕事に固執せず、いろんな経験をするのが好きな方は、臆せずにいろいろ挑戦してみるのもいいのかもしれません。

バズを生むエッセンス

バズが起こるかどうかは一概に言いづらい部分がありますが、投稿するSNSの特徴を掴むことでより多くの人に見てもらいやすくなります。

複数枚投稿の見え方を考える

下記の写真の投稿では平均的な「いいね!」数に比べて約4倍、保存数は約16倍となりました。

https://www.instagram.com/p/BuTbgIeBLRE/?utm_source=ig_web_copy_link

この投稿は5枚の写真を、1つの投稿に入れています。ポイントは写真の流れに気を配っていること。つまり、各写真に役割をもたせて展開したのです。各写真の役割は次の通りです。

1枚目:注意を惹きつける。

2〜4枚目:没入感を与える。

5枚目:余韻を残す。

InstagramはTwitterとは異なり4枚以上の写真を一度に投稿でき、また1枚ずつ表示されるため、本をめくるようにストーリーを感じさせることが可能です。その特徴を生かしたのが、この投稿でした。

1枚のみ投稿するより複数枚投稿するほうが、反応が多く得られる傾向にあります。

最初の1文が勝負

写真に添える文章には「わかりやすさ」が大切です。一瞬の印象が、読まれるか読まれないかを左右しているのです。例えば、あなたがなんらかのウェブ記事をクリックした場合、それはタイトルや画像、もしくは引用された文章に興味があっての行動でしょう。しかし、本文冒頭に興味がわかない場合は、読むのをやめるはずです。「短いから全部読んでもらえる」のではなく、短いからこそ、最初の3文字程度で文章内容が判断されるのです。

まとめ

自分らしく、楽しむ。それを続けた先にあるあなただけのスタイル

SNSを活動の場にする者にとって大切なのは、自分を深く知り、伝えたい情報を届けたい人に届けるということ。ただ、いいね稼ぎに捉われるとストレスが溜まって楽しくなくなってしまうので、フォロワー視点は大事にしながら、自分が楽しんで続けられるスタイルでSNSと向き合っていきましょう。

私の写真とSNS

#私の写真とSNSの関係は、これが無かったらヒーコが無いと言えるほど重要なものです。どちらもあったからこそ、面白いところがあり、追求できた。周りとつながることができた。そう確信できます。

この記事を読んだ方も、ぜひSNSで「#私の写真とSNS」を自分の体験談・見解などつけて呟いてみてくださいね。もちろん読んでない方も大歓迎です。

十人十色のSNS。いろんな使い方を教えてください。

もしかしたら、私やヒーコアカウントから反応がくるかもしれません。ハッシュタグでつながるのも、またSNSの醍醐味の一つではないでしょうか。

著書の続きが気になるあなたへ

第2章の本編はこちらで紹介したものに加え、『現在のSNSごとに適した投稿の仕方』『写真の見せ方でバズを生む』といった、より深掘りしたコンテンツが書かれています。

これらが掲載されている『SNS時代のフォトグラファーガイドブック』は玄光社より11月20日(水)に発売しました。

Amazonなどでご購入された方は、ぜひレビューにもご感想を書いていただけると嬉しいです!

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SNS時代のフォトグラファーガイドブックとは?

なりたい、からの第一歩。SNSで眺めていた「スペシャリスト」になるには。

「呪われた魔法の杖」の本質を見極める。SNSと写真の関係性について

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