スナップ写真の現像ポイントまで学べる至高のLightroomプリセット!一眼レフ・iPhone撮影写真の魅力を引き出す方法とは

こんにちは、ヒーコのカメラ女子担当すー(@iamnildotcom)です。「最近、PCが重いな〜」と思っていたら、未現像のデータが溜まっているせいで重くなっていました。食べ物写真を撮ってInstagramにアップしたりするのはできていますが、何気ない「なんとなくいいな」と思った瞬間を撮っていたりする写真は、何だか溜まりがちな傾向にあるようです。

その傾向を紐解いていくとぶつかる壁があるのですが、その壁が打ち砕かれた、そんな話をしていきたいと思います。

スナップ写真の現像ポイントまで学べる至高のLightroomプリセット!一眼レフ・iPhone撮影写真の魅力を引き出す方法とは

スナップ写真を現像する時の悩み

良い感じの好きな光があったりしたらつい撮るけど、どう編集したらいいの自分の中で答えが出ず、試しても何をどうしたら良い感じになるのかわからない。

気軽に撮影するものの、良い感じの現像に辿り着けず放置されて溜まっていく大量のスナップ写真。なぜこんなにも難しく感じてしまうのだろう?っと原因を考えた結果、スナップ写真の「良いポイント」に気が付いていないからスムーズに写真編集や現像ができず、ついつい後回しになっていくのではないか、という結論に辿り着きました。

その原因に気づかせてくれたのは、とあるプリセットでした。

無限の可能性を引き出すプリセット

X2

私を導いてくれたプリセットは、フォトグラファー岩田量自(@johnny777)さんの「無限の可能性を引き出すプリセット」というものです。

東京で都市風景をミニマルスタイルで撮影している同氏が、10年間、場所や天気を問わず、また昼夜も問わずありとあらゆる写真を撮り続けてきた結果、生み出された賜物。実際に使用してみると、「無限の可能性を引き出す」の意味を理解することができました。

自分が一人でうんうんと悩むより、玄人の方が生み出した編集方法を使える幸せ、現代の進歩を噛み締めました。

今回は自分の使用例を用いつつ、プリセットを試してみた感覚やそこから学べたことを書いていきたいと思います。

プリセット概要

建築図面を描く際に最初に引く線である通り芯の”X”と”Y”。その基準線の様にLightroom編集の基準となるように名づけらたXseries、Yseries、infinitySetの全3セット。

X series(X1~X4)

コントラストを強め、メリハリのある写真に。ベーシックさを求め続けて完成したシリーズ

Y series(Y1~Y4)

Xシリーズをベースにアレンジを加えて発展させたセット。見せたい世界観が明確な時に更なる効果を発揮する

Infinity Set

X seriesとY seriesの内容を1つにした完全版

写真の現像ポイントがわかる

この写真のような局所的に光が当たっている写真が結構好きで、シャッターを押すことが多いです。

なんとなく光の感じとか、空の色とかが良いなあ、と思うんですが、じゃあどうしたらこの写真を現像してもっと「良さ」を際立たせて、これだ!と自分が納得できるものにできるのか、と考えても自分は具体的な答えを持っておらず、どうしようかと悩むばかり。

ビルに当たっている真ん中のオレンジの光だけを強くしても、周りの影との差が目立ったり、編集による不自然なコントラストが気になったり、ハイライトを強くしすぎることでオレンジが白くなってしまい色を活かせなかったり…。元々の写真は好きだけどより魅力的にするためにはどうしたらいいのか?と、壁に当たります。

プリセット適用Before After

そこでプリセットを当ててみると…。

X1

ワンクリックで完成してしまった…!

これこそ良いポイントをそのまま全部引き上げてくれた!!!という感じで、編集で隠れていた魅力が引き出されました。具体的なポイントは以下にまとめます。

  • シャドウを上げつつも、写真本来のコントラストのバランスが損なわれずハイライトに独特の表情が追加された
  • 光は際立ち、光の色もより引き出した

LightroomのHSLの設定を見ると、すごく細やかに調整されていて、ただ基本調整をしただけではここへたどり着けないことがわかります。

実際に変更点をみて自分で動かしてみると、機能一つ一つの意味がわかり、ゴールから逆算して編集すべきポイントを垣間見ることができます。

この写真の「良さ」は、自分が中心の光と空と思っていましたが、そこにだけ変化を加えれば良くなるのではなく「ビルの影の色」を引き出すことでより光のオレンジが強調されること、かつ空の色も全体的にオレンジみが強かったものが「青・オレンジ」と明暗差で色が変わることによるメリハリのついた仕上がりになることに気付きました。

それらを踏まえて、他の写真にもプリセットを適用したところ、こんな感じで写真が仕上がりました!ものすご〜く濃く編集されるのではなく、ちょうどよく的確に編集されるのが気持ちいいです。

X1

X3

写真を力強くドラマチックに変化させる

先ほどのプリセットはナチュラルかつ、魅力を引き出してくれるものでしたが、もっと光も何気なく、正直「撮ったけど現像はしなくてもいいかも」と思っていた写真を、ドラマチックに変化させてくれるものもありました。

プリセット適用Before After

車の後部座席から空を撮った写真。色は綺麗だったんです車内からというのもありそこまで気に入っておらず放置していたもの。X4を適用したところ、ぎゅぎゅっと濃縮されてドラマチックに仕上げられました。

X4

他にもこんな感じで写真にぐっと雰囲気をプラスしてくれました。

Y3

Y4

この現像やパラメーターから見るに、以下の様なことが学べます。

  • 色の彩度をただあげるのではなく明暗差で色を引き立たせる
  • ただむやみにコントラストや色を変化させるのではなく、元々の写真にある色を引き出しより印象的な色味に変化させる
  • 基本的に明るい部分・暗い部分は大きく変更せずバランスを保つ

ドラマチックにしたい!と思うと大味な変化を加えたくなりますが、大味ほど雑な編集になりがち…という課題感もありました。

このプリセットにより、必要な量を的確に調整することで、大袈裟ではない現像でもドラマチックにすることは可能、ということが証明されました。千里の道も一歩から。試行錯誤から生まれたプリセットだということを強く感じます…!

夜スナップ写真の心強い味方

私がスナップ写真の中でも難しいと感じる、夜スナップ写真の現像。

本当にお蔵入りになったり、ともすれば現像を放棄して撮って出しのまま人に渡すことの多さたるや。

日中の自然光と違って街灯や室内灯の光が入り混じったミックス光は、色の調整もしづらく、影が濃くなりがちでかつ持ち上げると写真が荒れ狂ったりと悩みのタネが尽きません。

そう思っていた自分に「さようなら」を告げる時がやってきたようです。

プリセット適用Before After

Y2を適用してみると、黒々しい印象だった夜景スナップもこの通り。全体の明るさも大きく変えずに、少しの爽やかさと、光と影の調和、統一感が生まれました。

Y2

夜景写真も好きなのですが、どうしても黒の濃さ・主張が気になって、もっと光が強調できないもんか…と思っていました。ですが、このプリセットを当ててみてわかったことがあります。

それは自分が「明るい部分をどう変えるか。だけを考えていた」ということ。

ISO感度を高く設定して撮っているのでシャドウを持ち上げると画像が荒れてしまうだろう、という考えから影(黒)を触らなかった自分がいました。しかし、プリセットを当ててみて、影に寄り添い、全体のカラーバランスを捉えて調整することが大事ということに気がつきました。

それは単純に色温度を変えるという話はなく、影を黒と認識して「濃いなあ」と感じるなら、黒ではない色に微調整させること。そして強い明暗差をやわらげて光と影の落差を小さくすることで、調和させるということ。

ビフォーアフターを見るだけでもかなり学びになります。

現像に困って手をつけていなかったたくさんの夜スナップ写真もプリセットによって簡単に整えることができました。

Y2

Y4

ポートレート写真が映画のような雰囲気に

プリセット適用Before After

これまでスナップ写真にいかにハマるかを書いてきましたが、なんとポートレート写真にも抜群な雰囲気をプラスしてくれます。

Y3

夜というのもあるのか、私の性格が出てるのか、両方か分かりかねますが、闇が強いこの写真。その闇をそのままに、明暗差を強調し、青が効いて眠たい雰囲気から目の覚めるような一枚に変化しました。

プリセットを当て続けていく中で、「全体の色味が同じ」だと少し退屈な写真と感じやすく、明暗差だけでなく色のメリハリや反対色をまぜることで、雰囲気がグッと良くなる、というポイントも見えてきました!

他の写真にも当ててみましょう。日中ももちろんなのですが、夜との相性が抜群すぎて、苦手な夜写真現像がはかどりすぎる…!

Y2

Y2

スイーツ写真をオシャレに仕上げる

暗めな写真を中心にお送りしてきましたが、ここでガラッと被写体をチェンジです。

なんとこのプリセットはスイーツ写真までもお洒落に仕上げることができる事が判明しました。今まで私が撮っていた食べ物写真とは、がらっと雰囲気が変わってとても新鮮でした!

プリセット適用Before After

Y3

普段の自分には出せない爽やかさと、赤の映えるカラーリングに脱帽です。

X1で料理写真の魅力をナチュラルに引き出して使用することもできるのですが、自分にとっては、Y3のような変化の強いプリセットを適用させる方が向いていました。この辺りは好みで楽しめる差だと思います。

全体的に青に仕上がるのではなく、明暗によってそれぞれ異なる色を乗せることで、深みと爽やかさを兼ね備えた色味になる点がなるほど!と納得したポイントです。

添付されるマニュアルなどに、「日中の青空を写した写真では青がやや強く出てしまうので、HSLで青の彩度を下げたり、輝度を上げたりして調整して下さい」と書いてある親切な設計になっています。

気になる方はこのように、もう少し青をおさえたりして、自分のイメージに近づけられます。調整の幅を多く残し、かつどう調整すればいいのか教えてくれているところがLightroom初心者としてはとってもありがたい…!

他にもオシャレに生まれ変わったものたちを是非見てください。

Y3

Y2

スマホ写真とも相性抜群プリセット

もはや現像するという選択肢にすら入れていなかったスマホ写真。何かのついでにスマホでぱしゃっと撮りつつ、人に共有する際はそのまま渡してSNSには載せない、というのが常です。写真はどう撮っても、のぺーっとした仕上がりになってしまいテンション上がらず、またいい感じに調整する方法も知りませんでした。

ですが今回は「iPhoneで写真を撮り始めて10年」という実績を持つフォトグラファーが作ったプリセットということもあり、せっかくなのでスマホ写真も現像してみました。

プリセット適用Before After

Y3

Y4

風景は、はっきりかつ色がキリッと引き締まり、ご飯写真は全体的に色が引き出されたことにより美味しそう、かつ生き生きとした仕上がりに!

自分のスマホ写真が好きになりそう。今まで思い出すこともなかったスマホ写真にスポットライトが当たった瞬間です。これは自分の中でスマホ革命が起きる予感。

一番の学びは「スマホ写真も現像することでドラマチックに演出できる」ということでした。スマホを舐めていたようです。すみませんでした。

ちなみに暗いところで撮ったスマホ写真もこの通りでした!万歳!

X4

今回のプリセット現像まとめ

写真ジャンルを問わない汎用性の高さ

Y1

終始、感動しながらレビューを書き進めてきましたが、いかがだったでしょうか。

汎用性が高すぎて、いろんなジャンルにハマることがありがたすぎて未来が明るい気持ちでいっぱいですが、少しでもこのプリセットの魅力がお伝えできていれば幸いです。

実際に使ってみたよ!という方は、写真に #ヒーコチャレンジ をつけて感想とともに投稿し、現像の楽しさをみんなにシェアしていきましょう♫

この感動は使ってみないとわからないものなので、まだ持っていない・気になる!という方はぜひ下のボタンをポチッとすることをおすすめします。

それでは、良い写真現像を!

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