こんにちは! 朱門 (@shumonphoto)です。
今回はsleeklensさんから、風景写真用のPhotoshopアクションセットをご提供して頂けたので、このアクションセットを使ってお手軽にRAWデータを現像・レタッチする方法を紹介します!
- 1 簡単3ステップで写真が劇的に変わる!?sleeklensアクションを使った風景写真レタッチテクニック
- 2 さっそくRAW現像レタッチをやってみる
- 3 バックナンバー
- 3.1 Photoshop 風景写真レタッチ Orton効果で絵画風に仕上げるテクニック
- 3.2 たった4つの工程で海外風の風景写真に!?Photoshopで簡単レタッチ!
- 3.3 コントラスト・マスクで簡単露出補正!Photoshopで風景写真をレタッチしよう
- 3.4 意外と知らない Lightroom RAW現像の秘密
- 3.5 これが知りたかった!PhotoshopでLightroomの機能を最大限活用するテクニック
- 3.6 無料なのに高機能!Nik プラグインで簡単 風景写真RAW現像テクニック
- 3.7 ズームエフェクトでひと味違った天の川を撮影するテクニック
- 3.8 しつこいノイズもこれで安心!Photoshop 複数写真を使った簡単ノイズ除去TIPS
- 3.9 ハイパスフィルターでシャープな写真に変身!風景写真レタッチ Photoshop Tips
- 3.10 風景写真レタッチ Photoshopを使って星の軌跡写真を美しく仕上げるTIPS
- 3.11 繊細な一手間でダイナミックな風景写真に!PhotoshopでHaloを除去する方法
- 3.12 Photoshopで露出ブレンディングしてますか?写真のクオリティを高める風景レタッチテクニック
- 3.13 SNSで映える風景写真レタッチ術!!Photoshopでパキッとシャープにする方法
簡単3ステップで写真が劇的に変わる!?sleeklensアクションを使った風景写真レタッチテクニック
sleeklensって?
sleeklensは様々な写真ジャンル用のLightroomのプリセットやPhotoshopのアクションを提供している会社です。
有料ではありますが、それに見合う膨大な量のプリセット・アクションが含まれています。
気になる方は、こちらのWebサイト (https://sleeklens.com/)からチェックしてみて下さいね。
※現在、絶賛セール中みたいです。(2017/8現在)
sleeklens PSアクションのインストール方法
PSアクションの場合、基本的にはsleeklensの.atnファイルをダブルクリックするだけでインストールは完了です。
インストール後は他のアクションと同様にPhotoshopから使用できます。
さっそくRAW現像レタッチをやってみる
準備編: PhotoshopにRAWデータを読み込む
sleeklensのアクションを使うと、LightroomやCamerarawで行うような基本的な調整も1アクションで実行可能です。
そのため、今回はPhotoshopに読み込む際にはCameraRawなどでは特に何も調整しないでおきます。
このまま”画像を開く”ボタンを押します。
PhotoshopでRAWデータを開いた状態です。
sleeklensアクション
既にsleeklensアクションをインストール済みの状態であれば、アクションパネル内にsleeklensフォルダが出来ています。
sleeklensフォルダには沢山のアクションが含まれていますが、わかりやすくカテゴリ分けされており、実行したいアクション処理を比較的簡単に見つけることが出来ます。
今回インストールした”Landscape Adventure Collection”の場合、次の8種のアクションが含まれています。
- Exposure (露出)
- Base (基本)
- Tone (トーン)
- All In One (オールインワン)
- Enhance (強調)
- Speciality (スペシャル)
- Temperature (温度)
- Web File Preparation (Web用)
Step-1: 基本調整
まずは基本調整としてコントラストやダイナミックレンジを調整したいので、Baseから“Expanded Dynamic Range”を選択し、アクションを実行します。
各アクションを実行すると、実行結果は新しいレイヤーとして反映されています。
この実行結果のレイヤーの不透明度を使って、効果の度合いを調整しておきます。
透明度の調整後は画像を統合しておきます。
Step-2:トーン調整
この写真の撮影時はもっと空が赤く染まっていたので、ハイライト部分の温かみを増してみます。
Toneカテゴリにある “Warm Highlights”を選択して実行します。
レイヤーの不透明度は80%にしています。
次のアクションを実行する前に、同様に画像を統合しておきます。
Step-3:Speciality
霧が出ていましたので、もう少し全体的にふわっとした感じを出したいと思います。
Specialityから“Dark Dreams”を選択し、アクション実行します。
ここまでで、ほぼ完成です。
比較
左が未処理持のRAWデータで、右がsleeklensのPhotoshopアクションを使って3ステップでRAW現像・レタッチを行なったものです。
通常、Photoshopで今回の処理をするには、もっと多くの調整レイヤー等や手順が必要になりますが、sleeklensのアクションを使えば、簡単に数ステップで同様の処理を行うことが出来ます。


まとめ
sleeklensが提供する風景写真用のアクションを使用して、たった3ステップでイメージに近い現像・レタッチ処理が可能です。
今回使用したアクションは3つだけですが、かなり写真の印象が変わったのではないでしょうか?
sleeklensは手軽にPhotoshopの強力なRAW現像・レタッチテクニックを活用できるアクションが多く提供されているので、特にPhotoshopでのRAW現像・レタッチに慣れてない初心者の方にオススメです!
おまけ
今回ご紹介した風景写真用のアクション以外にも、様々なアクションやテンプレートが用意されています。
気になる方は、こちらのリンクからチェックしてみて下さい。
Landscape Adventure Photoshop Actions
Gift Certificate Templates
Photoshop Actions
それではまた。